ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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5541.2022年10月22日(土) 円相場、慌ただしいアップダウン

 どうも分かりにくい外為市場のカラクリである。円安が急速に進行し、遂にニューヨークでは日本時間の昨日9時半ごろ1㌦=151.94円まで下がった。ところが、今日午前1時50分ごろには、144.50円まで円が回復し、7.34円も円高になった。この過程については今日の朝刊には大きな円安の記事の中の一部に円高と書かれているが、今日のテレビ報道を観ている限り、あまりこの円高については触れていない。日本政府も何らの発表もしていない。日銀が覆面介入したような複雑な事情が秘められているのではないだろうか。ニューヨーク市場の取引参加者は、「金利など他の指標は動かない中で円だけ急騰した。日本政府が為替介入した可能性がある」と話している。どうも気がかりなのは、多くの関係者が、日本が9月に続き再び為替介入を行ったとの予測が流れる中で、日本政府・日銀はこの点について何のコメントも出さないことである。それでいて、アメリカが利上げを加速させる一方で、日本は相変わらず金融緩和策に固執している。夕刊には、朝刊に続いて「政府・日銀、再び為替介入 7円超急騰、一時144円台」との見出しで伝えられたが、政府・日銀から説明はなく、鈴木俊一財務相は「投機による過度な変動は容認できない」と牽制球を投げるだけで公に為替介入をするような円安防止対策を全く打とうとしないことである。どうも責任感がなく国民への説明責任を果たしていない。

 「円高は遠きにありて思うもの」だろうか。思い起こすと、東日本大震災が発生したほぼ半年後の2011年10月には1㌦=75.32円だった。現在の約2倍の円高だった。

 さて、国内の苦しい問題は政治家が直ぐには解決出来ないことばかりだが、今世界中から注目を集めているイギリスのトラス首相の辞任も自らの言動が招いた無思慮、かつ拙速な行動にある。1か月半前に首相就任の折には、存命のエリザベス女王から承認され、国葬にも出席するという光栄な立場にいたが、政治的手腕については、苦しい国内の経済的事情の中で大型減税をぶち上げ、国債増発による金融市場の混乱を招き、あまつさえ財政悪化を懸念させた。政権は金融市場から全面否定という反応で、ポンド急落、金利急騰、株価急落を招来させ、財務相を更迭した。これが責任を部下に押し付けて自らは責任を取らない冷酷な対応として党内外の批判が高まり、更に支持率が7%にまで下がり、首相の地位に留まっていることは難しいと判断し、自ら史上最短首相という芳しくない負の「称号」を手に首相の座を去ることになった。

 その傍ら、トラス首相と同様、イタリアでも史上初の女性首相が誕生しようとしている。先月行われた上下両院選挙で極右政党「イタリアの同胞(FDI)」党首のジョルジャ・メローニ氏が勝利宣言をした。LGBTに反対し、ジェンダー思想に反対、イスラム主義暴力に反対、集団移民に反対などかなり過激な保守思想を堅持しているようであり、前途は必ずしも平穏ではないと予想される。この国の政治も難しいところがあり、大分昔にわがままな政権運営をしてとかくの噂が付きまとっていた鵺(ヌエ)のようなベルルスコーニ氏が、今も蔭で暗躍しているようで、その辺りももう少しすっきりさせないとクリーンな政治は望めない。イタリアでは、大統領が首相指名をするので、まだ若干首相指名には時間がかかるかも知れない。

2022年10月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5540.2022年10月21日(金) 日本が今抱える悩みと未解決問題

 日本には今明るいニュースがほとんどない。経済的にはあまりにも激しい円安のせいで、2022年度の貿易収支も厳しいものとなった。

 財務省が昨日発表した今年度上半期の貿易統計によると、案じていた通り貿易収支は11兆75億円の大赤字だった。年度半期の赤字額としては過去最大で13年度下半期の8兆7千億円を大きく上回った。この原因としては、大きく2つが考えられるが、ひとつはウクライナ危機による資源価格の高騰であり、もうひとつは急速に進む円安が輸入額を押し上げ物価の上昇を招いたことである。昨日1㌦=150円台にまで下がった円は、実に32年ぶりの円安である。今日は1㌦=150.98円となったが、政府・日銀がいつものように「市場の動向を注意深く見守る」を暗示するかのようにのんびり手をこまねいている現状では、早晩円安加速は収まらないだろう。9月の消費者物価指数も前年9月に比べて3%も上昇した。31年ぶりである。

 もうひとつ嫌な情報として連日報道されているのが、旧統一教会問題である。当初安倍元首相が射殺され、しばらくメディアからは話題されなかった旧統一教会が、その後あらゆる場面で取り上げられ、最近では宗教法人としてライセンスを取り消すことや、旧統一教会との結びつきの強い国会議員から潔白である証拠を示させるような動きが注目されている。この数日は、テレビを通して元信者の発言と旧統一教会の激しいやりとりが、関心を呼んでいる。

 偶然にして安倍元首相が殺害されたことで世上に浮上し、再び話題となった旧統一教会であるが、そもそも元首相の祖父・岸信介元首相が早くからこの教会と接触し、強い結びつきが始まり、それが3代目の安倍元首相にまで続いていたことであり、その意味では岸・安倍一族と旧統一教会の懇ろで闇の関係をはっきりさせないといけない。その元首相の国葬を国民の過半数の反対を押し切って実施した、岸田政権の責任も重大である。今国会でも国葬問題について議論が交わされることになっているが、現状はそれどころではなく、後から後から明るみに出される自民党国会議員と統一教会の選挙がらみの協力がすっきりせず、安倍家と旧統一教会の関係まではとても追及出来るような状態ではない。

 それでも今日自民党は党改革実行本部総会で旧統一教会とは関係を持たないとする方針を決定するようだ。これだけ世間を騒がせ、多くの被害者を生んだ組織と不明瞭な関係を維持することが、どれほど長い目で見て党にとってマイナスであるかということにやっと気が付いたようである。ただ、この方針が党の末端まで永続的に守られるかどうか、いつも朝令暮改の自民党にとってそれこそが問題である。

 暗いニュースばかりの中で、今日ホッとする話題がひとつあった。秋篠宮家の長女真子さんと結婚された小室圭さんが、3度目の挑戦でニューヨーク州の司法試験に合格されたとテレビで報道された。これまであまり楽観的な情報がなかっただけに、俄かに和んだ感じであるが、秋篠宮ご夫妻も喜ばれ安堵されたのではないかと思う。偶々23日明後日は真子さんの31歳の誕生日で、26日はご結婚1周年記念日だという。メデタシ メデタシ。

2022年10月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5539.2022年10月20日(木) 仲本工事死去とトラス英首相の辞任表明

 タレントの仲本工事が昨晩亡くなったとのニュースに少々驚いた。一昨日朝横浜市内の横断禁止道路を横切って車にはねられ、病院に搬送されて緊急手術を受け、重症だったと聞いていた。半世紀近く前に「8時だよ!全員集合」の生番組を妻と幼かった長男とともに鑑賞に行ったことがある。何度か自由が丘駅前広場で顔を見たこともあるので、近くに住んでいるのではないかと思ってはいた。それにしても一昨年コロナで同じザ・ドリフターズの仲間だった「ばか殿様」の志村けんが亡くなり、今また仲本が逝って昭和を代表するタレントが、またひとり消え2人消えて寂しい限りである。先月30日には落語家の三遊亭円楽師匠が72歳で、翌今月1日にはプロレスラーのアントニオ猪木が79歳で亡くなったばかりである。

 この交通事故死でちょっと気になったのは、あの事故現場は横断禁止でそれを無視して渡った被害者に責任はあるとは思うが、テレビの映像を観る限り、大勢の人びとが横断禁止標識を無視して道路を横断していた。もう少し毅然とした防止対策が取れなかったものだろうかと疑問に感じている。

 今日ネットを見ていてちょっと気になったことがあった。見出しに「Cロナ早退に批判」とあって「コロナ禍に学校の生徒が早退して批判を浴びている」と早飲み込みしてしまい、どういうことなのだろうと疑問に思い記事をよく読んでみた。他愛ない誤解で、記事はコロナとはまったく無関係で、実はサッカーのイングランド・プレミアリーグの試合でマンチェスター・ユナイテッドに所属するポルトガル代表クリスチアーノ・ロナウド選手が、試合終了2分前にベンチから姿を消したことに対して解説者やファンから批判が集まっているという内容だった。「Cロナ」選手はその試合には出場しなかったが、チームの雰囲気を乱す行為であると厳しい声が上がっているようだ。その早退の件は別にして、クリスチアーノ・ロナウドを「Cロナ」などと書かずに、せめて頭文字「C」の代わりに後ろに「ウド」を加えて「ロナウド」とすれば、すぐ理解出来たし、混乱することもなかったのに随分粗雑で軽率に略するものだなぁというのが実感である。
 いま夜10時前であるが、このブログを書いている時に、外電の速報が入って来た。イギリスのトラス首相が今日辞任を表明したという驚くべきショッキングなニュースである。首相就任後、まだ2か月も経っていない。そこには、複雑な党内外の事情があるようだ。トラス首相が就任1か月強内に、重要閣僚である財務相と内務相が辞めたことも驚きだった。クワーテング財務相は、法人税増税の凍結や国民保険料の再引き上げなどをアピールしたが、首相はいずれも撤回し、財務相に責任を取らせ更迭することに決めたようだった。ブレイバーマン内相は、責任を取ろうとしない首相への批判的行動として辞任したと受け取られている。野党のみならず、与党の一部からも首相として問題視され、辞任を求める声が上がってはいた。それにしても随分簡単に首相という国のリーダー職をこうも簡単に放り出すとは、責任感がなさ過ぎると思う。首相がこんな軽々に行動するので、閣僚も同じように行動するのだろうか。

 一方国内では、高校の後輩である山際大志郎・経済再生担当大臣が、旧統一教会との度重なる接触が明かされる都度言い訳を述べることに対して、メディアからもかなりの批判が出ており、一昨日には衆議院予算委員会で首相に山際大臣を更迭させるよう要求があったくらいである。しかし、山際大臣は辞めない。それが日本の政治家の流儀だからである。

2022年10月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5538.2022年10月19日(水) 政府が傍観する円安進行

 円安が止まらない。ついに昨日の東京外為市場では、1㌦=150円台目前まで下落した。政府、及び日銀は先月22日24年ぶりのドル売り円買いの為替介入に踏み切ってから1か月近く経過するが、それでも介入した当時の水準から4円以上円安が進んだ。振り返ってみると昨2021年冒頭は今から考えると円高基調が維持されていた。実際、2020年は1㌦=103.5円で閉め、翌21年はそのままスタートした。7月に111円となってから年末は113.26円で終わり、明けて22年に入ってから115円台に、4~6月には120円台に、そして7~9月に130円台となり、10月1日に144.81円と円安は大きく進み、昨日は149.22円にまで下がった。この1年間で実に35.02円も円高が進んだ。ここまで円安が進むと物価が上がり一般家庭への経済的影響もかなり厳しいものがある。電気、ガス、水道料金をはじめ、ガソリン代金も大幅に値上げされ、家庭は悲鳴を上げている。この3年ほどコメの新米価格が下がり続けていたが、何と今年は安値が一転してそのコメまで値上がりしたのである。

 ただ、最近の円安動向はアメリカがインフレを抑制するためとの名目で高金利を続け、それは日本円ばかりでなく各国通貨の下落へ導いている「ドル独歩高」に繋がり、各国とも日本ほど極端ではないが、ドル高に悩んでいる背景がある。

 この円安について、衆議院予算委員会では与野党の激しい論戦が繰り広げられた。野党は円安が進むのを放置しながら物価高対策をしても砂漠に水をまくようなものだと追及し、ゼロ金利政策の変更を求めた。また、この円安を招いた黒田日銀総裁がまだ来年3月まで残っている任期完了を待つことなく更迭を求めた。当然黒田総裁は反論し、「金融緩和がまったく失敗したと言うのは事実に反する。金融緩和はデフレを解消することを目指している。辞めるつもりはない」と強く拒絶した。また、岸田首相は原材料などが高騰しても価格転嫁を進められれば賃上げに繋がり、物価高を乗り越えられると安易に考えているようだが、この考えは、給与所得者にはある程度当たっているが、そうでない職種の人たちにとっては空念仏に過ぎない。

 ここで毎度厳しい局面に至ると最高の責任者である財務大臣の発言が注目されるが、いつもながら前向きなコメントは語らない。昨日も鈴木俊一財務相は、「今日もしっかりと市場の動向を注視する」とお決まりの一言を遺しただけで、前向きな対応を呈示しなかった。喜んでいるのは、インバウンド解禁で訪日しショッピングで買い漁っている外国人観光客と、日本の輸出産業だけであろう。

 実は、手元に200㌦ほど持っている。いつも海外へ出かけるための僅かな準備金のようなものである。慌てて両替しなくても直ぐ対応出来るように、常に身近に保有している。ところが、コロナ禍により海外へ出かけるチャンスがほとんどなくなった現状と、例えコロナが終息しても健康面で以前のように自らの健康に太鼓判を押せる状態ではないので、海外旅行の機会が少なくなると考えている。いくらでこれらのドルを購入したのか、記憶にはないが、仮に110円程度だとしたら8千円程度の為替差益を得たということになるが、どうも実感がない。

2022年10月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5537.2022年10月18日(火) 気軽な気分で昭和歌謡コンサート鑑賞

 今日は玉川区民会館内にある「せせらぎホール」で歌手木山裕策と「歌声カルテット」という若い4人組のコンサートが行われ、妻とともに鑑賞に出かけた。大改築された世田谷区玉川総合支所内にあるコンサートホールで気軽に聞くことが出来た。木山は2008年唐突にNHK紅白歌合戦にデビュー曲♪home♪で初出場した時、サラリーマンとして務めながら4人の子どもがいるとの紹介に、普通の歌手から見ればやや異色だと思っていた。一昨年定年を機に歌手に専念したというが、大阪外国語大学(現大阪大学)イスパニア語学科でスペイン語を学んでいたというから、やはり歌謡界では異才である。今日はヒット曲♪home♪の他に、昭和の名曲、童謡などを披露してくれた。会場はほとんど高齢者ばかりで、車いすの人も多かった。この辺りは普通のコンサートとは違う。木山の他に第1部として若い「歌声カルテット」が、やはり昭和の名曲を歌ってくれた。4人の内2人が桐朋学園大出でピアノとヴァイオリンを演奏し、歌ったのはテノールとバリトンの2人で、いずれも東京芸大声楽科出身で流石に歌謡力は素晴らしかった。

 8月末に渋谷オーチャードホールでブロードウェイの♪CHORUS LINE♪を鑑賞したが、その時は本場から来たグループが演技する歌とダンスの迫力に圧倒された。それに比べれば、今日のコンサートはぐっと地味なもので入場料もお手軽だった。世田谷のお年寄りのためのコンサートという感じだったが、それだけに皆それなりに楽しんでいるようだった。デラックスな音楽会はもちろん素晴らしいが、こういう地味でありながら、実力派歌手が歌う地元対象のコンサートも中々肩が凝らない楽しいものである。また、同じような企画があれば、是非とも鑑賞してみたいものである。パンフレットにはこう書いてあった。「音楽は記憶の扉を開けるカギと言われて、懐かしい音楽を聴くことは、脳を活性化します」。

 ところで、ステージで木山氏はコロナ禍で随分企画がポシャッたようなことを述べていたが、コロナの流行も第7波に入って去る8月19日には第7波のピークに達し全国で26万1千人の新規感染者が出たほどだったが、その後徐々に下火になり、10月10日には1万3千人にまで減少した。それが2日後の12日には4万5千人にまで増え、その日を頂点に再び減り出し昨日は1万5千人に落ちた。それが、今日になってまた4万2千人にぶり返している。長いスパンで見れば傾向としては減少しているが、期待を抱かせてくれるような減少傾向には一向にならない。これまで国内の累計感染者数は、実に2,181万5千人になり、これは国民の6人にひとりが感染したことになる。世界でも9番目の多さである。死者も累計で4万6千人である。あと半月で木山氏の父親と同じ84歳の誕生日を迎えるが、最近3年間は人生を無駄遣いしているような気がしてどうも意気が上がらない。先の見通しが立たないというのが一番の悩みである。

 コロナを撲滅出来ず、地球温暖化を止められず、それでも愚かにも核やミサイル開発だけには熱心で、今の世界は人類のために折角開発した科学を、人類の発展のために使用せず、人類を滅ぼすために使っているように思えてならない。

2022年10月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com