ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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5586.2022年12月6日(火) 熱狂的なサッカー熱の陰で、防衛費予算過大に

 昨夜行われたサッカーWC決勝トーナメント1回戦で日本は、前回準優勝の強敵クロアチアと対戦して先取点を得たが、惜しくも1―1で引き分けとなりPK戦の末敗れた。テレビ視聴率は、深夜にもかかわらず34.6%だったというから、サッカー人気には驚いている。残念ながら念願のベスト8進出はならなかったが、過去のWCに比べてもその盛り上がりは、サッカー・ファンのみならず日本中を巻き込んだと思う。前大会に続き、ベスト16へ4度目の進出であり、優勝候補だったドイツとスペインにも勝った。メディアの取り上げ方も異常なくらいで、勝った日のテレビ各社は朝から晩まで日本のゴール場面を繰り返し放映していた。

 もともとサッカーは今や世界で最も大衆的で人気のあるスポーツであるが、4年に1度開催されるWCに世界中がこれほど興奮し、盛り上がるとはその人気の原因は何だろうかと改めて考えている。他の野球、バスケット、ラグビー、アメフト、ゴルフなどのスポーツは、そのプレイ側の人間と参加しない一般庶民がともに一緒に夢中になる度合いは、とても及びもつかない。しばらく興奮の余韻は収まらないと思うが、今回の日本代表チームは実によく戦ったと思う。森保監督の適切な采配なども素晴らしかったと思う。次回への期待も益々高まることと思うが、間違いなく実力を付けた日本チームの今後の活躍が楽しみである。

 さて、そのサッカーの興奮の陰で、昨日岸田首相は、防衛力の抜本強化と言いながら、2023~27年度5年間の防衛費を総額約43兆円という馬鹿げたほどの巨額の支出を鈴木財務相と浜田防衛相に指示したという。従来の予算に比べて毎年1.5倍以上の増額である。どうも自民、公明両党が反撃能力のある長距離ミサイルの開発計画が盛り込まれていることに納得し大幅増額となったようだ。しかし、その前に首相をはじめ、政府は基本的にやるべきことがある。これはまだ計画であり、今後国会で議論すべき課題であり、国民にも納得のいくよう説明する責任と義務がある。防衛費は自衛隊にかかる費用であり、現在自衛隊の存在が憲法に抵触している点が問題として残っている。にも拘わらず、出費ばかりを急いでいる。しかも苦しい国家財政の中から増額する費用を捻出するのは、極めて厳しい。岸田首相は財源については具体的に述べていない。国家財政は国債発行額が年々増額するために国の借金で賄っているわけだ。歳出改革、剰余金や税外収入の活用、税制措置などと可能性のある財源には首相は触れていない。子ども手当が約束通りに実施されていないし、高齢者への支援も捗々しくない。国民への増税は避けられないだろう。そんな中で政府が一方的に防衛費だけに突出する法外な出資をするのは、国政を預かる立場から、あまりにも国民を軽視し、舐めているのではないか。

 苦しい財政下においてこれだけ巨額の無駄遣いに対して、大きな反対の声が上がってこないのが不思議であるし、こんなことで日本の将来は果たして大丈夫だろうかと心配である。若い人たちが立ち上がり、学生団体、労働者団体を中心に反対の狼煙を上げるようでなければ、いずれ日本は軍事大国になるだろう。

2022年12月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5585.2022年12月5日(月) 幼児教育の原点と意味とは?

 このところ幼児教育の場で、無責任で教育者としていかがかと思うような、幼児への愛情が感じられない残酷な事件が頻発している。車の中に幼児を残したまま鍵をかけて、放置したために子どもが亡くなる痛ましい事件が連続して発覚した。7月に福岡県中間市の保育園の送迎バス内で園児が放置され、熱中症で亡くなった。10月には静岡県牧之原市の認定こども園で3歳児が送迎バス内で5時間も放置され、車内通路で倒れているところが発見されたが、すでに亡くなっていた。そこへ今度は、静岡県裾野市の私立保育園で幼児に対する3人の女性保育士による意図的な両足をもって逆さまに吊るすような虐待が明るみに出され、3人は暴行罪で逮捕され、今日市は園長を犯人隠蔽の疑いで刑事告訴した。この事件はいろいろ複雑な事情があり、別の保育士のひとりが園長に事実を伝えたが、口外することを禁じられ、それを市が知ることになったが、長らく市が黙認していたことまで分かっている。その過程で、園長が3人の保育士に絶対口外禁止の誓約書まで書かせていたというおまけまでついていた。遅ればせながら裾野市では、市長が自らに処分を課すとともに、担当部長を更迭する。今日偶々前記の牧之原市のケースでもバスを運転していた前理事長らを静岡県警は書類送検した。

 この件について、専門家や有識者が事象の発生を未然に防止するために、監視カメラを設置することを強く訴えていたが、そういう問題ではないと思う。幼児たちを見守る関係者に注意力と愛情さえあれば防止出来ることである。カメラより大人の目で愛情を持って、しっかりなすべきことを行って異変がないかチェックすることがより大切であると思う。例え監視カメラを設置しても丁寧にずっと監視し続ける気持ちがなければ、異変に気が付かないだろうし、むしろ愛情をもって細かく見守る気持ちが異変を気づかせてくれると思う。

 特に今日のエンタメ番組でリモート参加していた某国立大教授で、大学内の保育園園長が園内にカメラを設置してそのような事件が発生するのを未然に防いだと話しておられたが、これは子どもに対する愛情の籠った見守り方ではないと思う。どうして、人の目を信用せずに、機械にすべて頼ることになってしまったのか。

 かつてサラリーマン時代に旧文部省教員海外派遣団事業に20年間携わり、21回派遣団にお供したことがある。その中で特にアメリカの小学校の学校開門、閉校時の先生方の子どもたちに対する優しい対応を見て、これが幼児教育の原点だと感じたことがある。それは、児童が登校した時に、先生たちが校門近くで生徒たちを待ち構えて、彼らが姿を見せるや先生に駆け寄り、先生は両手を広く開けて胸に抱きかかえるのだ。先生と生徒たちの会いたかったという愛情あふれる気持ちが表れ、先生はよほど子どもたちが好きなのだと実感させられたものである。下校時も同じようなパフォーマンスが見られる。そこには、先生と生徒たちの愛情と離れがたい気持ちがよく表れていた。

 本来幼児教育とは、物事を教えることより先生に子どもが好きだという子どもたちへの愛情と、子どもたちには先生に対する信頼と思慕の気持ちがあって、それらがお互いに通い合っている幼児教育の場が成り立っているのだと考えている。物事をなんでもかんでもIT技術や、計算で済ませるのではなく、教育の原点には、愛情が一番大切だということを教育関係者は思い知るべきであると思う。

2022年12月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5584.2022年12月4日(日) 戦争知らず戦争大好き人間が溢れる世の中

 先月30日午前、日本周辺の海域に中国の爆撃機2機と、ロシア軍機2機が飛んできたことがその機影から判明した。最近中国とロシアが競うように日本近海に飛来して恰も日本を威嚇するかの如き行動をしている。その後同日午後になって中国爆撃機2機とロシア爆撃機2機が編隊を組んで竹島上空に現れたという。更に4機は東シナ海、太平洋まで飛行したようだが、その途中で中国の戦闘機も加わったという。こうした威嚇飛行は、3年前に確認されてから5度目だというから好い加減にしろと言いたい。

 今年2月にロシアがウクライナに侵攻して以後、欧米のロシア非難は強まるばかりだが、争いごとが好きな中国はロシアを支援するばかりで、戦闘が激化することに対して肯定的な態度を取っている。欧米との軋轢が強まるにつれて、中ロ両国は接近し、軍事的連携を進めつつあるようだ。ロシア国内ではこのウクライナ戦争に対して、兵士らの家族や、遺族らの間からも反対の声が高まっているようだが、近視眼的なプーチン大統領は、彼らの前で「人はいつか死ぬ。問題はどう生きるかだ。あなたの息子は目的を果たした」と彼らの気持ちを考えることもなく、戦争賛美、戦死肯定論を説いているというから呆れるばかりである。

 戦争についてふっと思うことがある。これまでに映画やドキュメント番組、ニュースなどで戦争の現場写真などを見せられる機会が、少なからずあった。ただ、これは現場に居合わせて銃弾が飛び交う危険な、死と背中合わせの現場ではない。あくまで耳目で知るだけである。戦場というのは、類ない恐怖感を伴うものである。外地の戦争の現場を取材したジャーナリストらはともかくとして、日本人では77歳以下の戦後生まれ世代は、生の戦争体験がない。従って戦争の怖さは、言葉では知っていても目で見たり、感覚的な臨場感から身体全体でそれを知っているわけではない。

 翻って自分自身について言えば、僭越であるが、小学校入学の年に終戦となり、それ以前にしばしば米軍機来襲の都度、近くの防空壕に逃げ込んだり、焼夷弾の落ちる様子も見て身震いしたものだ。ベトナム戦争下に実戦現場でも銃を向けられ怖い経験をした。戒厳令下の地で軍隊に身柄を拘束されたこともある。身体に銃を突きつけられて体がゾクゾクした経験もある。生身で戦争を知っているつもりである。だから絶対に戦争は止めるべきだとの信念が強い。プーチンにしろ、習近平にしろ、戦後生まれで戦争を知らず、戦争の怖さを知らずに国家の軍事部門の最高職にいる。プーチンの如きは、いざとなれば核のボタンを押すぞと世界を恫喝し、まるでゲーム感覚である。日本の国会議員や防衛省幹部とて同じことが言える。彼らはほぼ全員戦争体験がない。机上の戦争論、防衛論を繰り返すだけである。それ故財政が厳しくなる中で過大な防衛予算を分捕ろうとしている。上記のように中ロの空軍機が姿を見せることに対して過剰反応し、来年度予算概算請求の中で敵基地攻撃能力を保有することで自民、公明両党が合意し、政府は国家安全保障政策の文書に盛り込まれることになった。国会議論もなしに、憲法にも触れる先制攻撃を許容しようというのだ。

 ♪戦争が終わって僕等は生まれた 戦争を知らずに僕等は育った~♪

 とうとう彼らが育って戦争を知らない大人たちばっかりになってしまった。

2022年12月4日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5583.2022年12月3日(土) 不便で使い難いキャッシュ・カード 

 日ごろより買い物はほとんど現金支払いである。だが、高額な支払いは安全上カードで支払っている。ところが、この数年カード決済で幾度となくトラブルが生じて、今のところ実害はないが、当惑している。そこで昨日カード会社宛に苦情を込めて実態を報告し、その解決策のアドバイスをお願いする手紙を送ったところである。

 トラブルとは、カードの有効期限は7月31日であるが、私の銀行口座から自動的にカード会社へ自動的に振り込まれるので、問題がない筈なのに翌8月1日に支払いが出来なかったケースである。これは明らかにカード会社のミスで、切り替えに僅かな時間的隙間が出来てしまったことによるようだ。他に、カードが何者かに利用されていることが察知されたので、カード会社が支払いを停止し、その後、カードを期限前であったが、安全上カード会社が新カードに切り替えた。ところがそれがまた支払いが出来なかった。昨年8月1日に病院で支払いに新カードを使用した際、支払いが出来なかった。この件につきカード会社側へコンプレインを申し出て、支払い不能の経緯と事情を説明したところ、カードを再発給してくれた。ところが、今年の8月1日にその新カードがまた機能不全に陥ってしまい、また支払いが出来なかった。

 これではカードはもう使えないなと思っていたところ、とんでもない些少の支払い額でまたまた新たにトラブってしまったのだ。何と地下鉄駅で改札口を出ようとしたところPASMOで引っかかってしまった。こんなことは初めてである。駅で尋ねてみるとPASMOの残金が少ないということだが、当然カード会社からPASMOへ送金されている筈が、そうではなく使用不能になっていたのである。これには驚いた。カード会社のカード自体が機能不全に陥ってしまったからである。どうしてこのような想定外のことが立て続けに起きるのだろうか。私の手元には、3枚はパンチしてあるが、今同じ有効期限のカードが4枚もある。これ自体少々異常だと思っている。これでは、今後カードの使用が出来ず、高額な支払いにも現金振り込みをせざるを得ない。それでは不便であるので、昨年カード会社に手紙で事情を説明したところ、社員からお詫びと説明をしてもらったが、会社側としては、顧客に迷惑をかけたこともあり、直ぐ謝罪をしたが、問題なのは、なぜこのような事故が度々繰り返されるのかということである。カード会社から果たしてどんな言い訳の内容を知らせてくるだろうか。

 さて、昨日在日ミクロネシア連邦大使館から、素晴らしい自然溢れる島嶼の国ミクロネシアらしい2023年版カレンダーを送っていただいた。封筒の表面に「新ミクロネシア大使館」と書かれていたので、一瞬首を傾げた。ネットで調べたところ目黒区の油面地蔵通り商店街辺りに来年移転するようだ。

 ミクロネシア連邦は、奇しくも来年私の誕生日にあたる11月3日に37回目の独立記念日を迎える。ジョン・フリッツ大使とは、拙著「南太平洋の剛腕投手」執筆に際して、森喜朗元首相のご紹介でお近づきになり、以後ご厚誼を賜っている。近年コロナ渦のために実施されないが、毎年独立日直前に日本との国交樹立記念日と合わせて、独立記念祝賀パーティをホテルニュー・オータニで開催し、ご招待に与っている。偶然にもこの会場も我々夫婦が結婚披露宴を行った場所である。ミクロネシアとは拙著主人公のススム・アイザワ大酋長との交流から親戚筋のジョン・フリッツ大使には、大変ご懇意にしていただいている。今8年前に発行した拙著の準備に使用した資料を整理しているので、近日中にまとめてお届けしたいと思っている。

2022年12月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5582.2022年12月2日(金) 再び「ドーハの奇跡」に日本中が興奮

 今朝起きると同時に、またも驚嘆するWCサッカー日本代表チームの2-1の逆転勝ちを知った。何せ勝った相手チームは、24位の日本に対して世界7位の強豪スペインである。戦前の予想は圧倒的に不利だった。テレビを観ていたファンも日本の逆転勝ちに興奮したようだ。日本時間の今朝4時にキックオフだったので、朝刊には間に合わない。サポーターは、朝から先日のドイツ戦の勝利を上回る感動と興奮でテレビ観戦していたようだ。通勤途上のサラリーマンは駅前で号外を受け取っていた。夕刊では1面トップに大きな見出しで「日本 決勝T進出―スペインに逆転2-1」と2枚の写真付きで取り上げている。流石にスペインの地元では、あまりにも信じられない敗戦に多くの国民がショックを受けたようだ。それはそうだろう。スペインは1回戦でコスタリカにサッカーらしからぬ7-0のスコアで圧勝した。にも拘わらず、そのコスタリカに敗れた日本を相手に、まさかの逆転負けである。

 ドーハには2匹目のどじょうがいたことになる。先日の世界11位のドイツ戦も予想外の同スコア2-1の逆転勝ちで、日本中が興奮の坩堝と化した。今日も興奮とともに2度目の「ドーハの奇跡」が現実となった。どうしてこう予想を覆すような番狂わせが起きるのだろうか。当事者らは勝つことを目標に適材適所の選手を試合の流れに応じて使い、日本チーム独自の作戦によって正面から堂々と戦った。やはり森保監督のチーム力の把握と試合分析、そして鋭い勘が勝負を決めたように思える。例えば、試合は劣勢だったが、勝負どころと捉えたのか、タイミングよく選手を入れ替え、後から投入された選手がここ一番の活躍をしてゴールを決めた出来過ぎの試合展開になった。

 これで日本はEグループの首位で決勝トーナメントへ駒を進めた。ベスト16である。あとひとつ勝てば念願のベスト8になれる。その相手とは前回大会で準優勝を飾った世界12位のクロアチアである。しかし、これまで強豪のドイツとスペインを破った隠れた日本の実力からすれば、勝てない相手とは思えない。監督の神通力を期待している。

 この歓喜の最中の午前中に小中陽太郎さんの奥様からお電話をいただいた。何と小中さんが昨晩ご自宅で倒れて頭部を打撲し、急遽救急車で大森日赤病院へ入院したという辛いお話だった。何日か前に、コロナ陽性になられたが、入院する病室の予約が取れず保健所の指示で自宅待機をしていたという。幸い入院することが出来たが、現在ほとんど会話が出来ない体調だそうだから、相当重症のようである。小中さんを知っている心当たりの知人には、早速メールでお知らせしたが、9月に米寿を迎えたご高齢でもあり、これから先が心配である。

 小中さんは私にとっては会社を辞めてからの人生の師匠のような方で、ちょうど20年前に日本ペンクラブ会員になったのも小中さんにご推薦いただいたおかげであり、私の出版記念会には毎度ご出席いただき、スピーチをしていただいた。比較的ご近所にお住まいのため、何事につけご相談してアドバイスをいただいた。お酒の場が好きでよくご一緒したものである。何とかご健康を回復され、その暁にはまたいろいろお話を伺いたいと思っている。

2022年12月2日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com