ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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5595.2022年12月15日(木) インドネシアのイスラム的法律改正

 インドネシアと言えば、経済的にはまだ発展途上国と見られているイスラム教徒の多いイスラム国である。1万7千余の島々から成り、人口も2億7千万人を抱える世界でも中国、インド、アメリカに次いで4番目に多い。戒律の厳しいイスラム教の国であるだけに、普通の市民生活でも日没までいかなる食物も口に入れない厳しい戒律に慣れないと日中は随分戸惑う。普通ではアルコールも飲めない。アラブのイスラム教国ほど女性用スカーフ・ヒジャブについて厳しくはないようだが、インドネシアの女性は、見知らぬ男性には素肌を見せないとされている。

 初めてこの国を訪れたのは、1967年の元旦で、以後4回ほど訪れている。最初は背後から強盗に襲われて戸惑ったようなこともあったが、インドネシアという国を知って慣れるに従い親しみを覚えた。特に意外だと思うことは、戦時中旧日本軍が侵略してインドネシアを支配していたにも拘わらず、国民の間に親日感情が強いことである。日本軍が駐留していた地域では、普通なら反日感情が特に強いと思われがちだが、そうではなくむしろ親日的であることである。駐留していた日本の兵隊さんが戦時中から現地の人たちに厳しい態度ではなく、隣組感覚で接していたからだろうと想像している。私自身初めてジャカルタを訪れた時にボゴールとの中間地点で、現地の警察署長さん家族と集落の人たちに歓迎され、インドネシア民謡の♪ブンガワンソロ♪や、スカルノ元大統領の十八番である♪愛国の花♪をはじめ、いくつもの軍歌を一緒になって歌ったことがある。もう半世紀以上も昔のことになるが、今でも懐かしく思い出す。

 ついては、このインドネシアで今月6日に刑法改正案が可決された。正副大統領や国家機関への侮辱を禁止する規定などが盛り込まれ、後段の話も含めて民主化や信教・言論の自由を後退させ、差別を助長させると早くも国内外で指摘されている。ところが、この改正案には他に大きな目的があった。何と結婚していないカップルの性交渉の禁止である。婚外の性交渉は「犯罪」と決められたのである。婚前の同棲や性交渉も禁止され、不倫なんてとても許されない。ただ、今の世の中では、男女間の交渉はかなり自由で開けっぴろげになっているので、欧米や日本などでも今どきの男女にはこの法律はとても理解を得られないだろう。その刑法改正の目的は、政治家が自分たちの思い通りに国政を運営すべく国民を抑圧して、イスラム教の教義を巧みに利用しただけではないかと思える。この法律改正によりしわ寄せは、外国人にも及ぶ。外国人がインドネシア人女性と交渉を持ったら、その外国人も罰せられるそうだから、ホテル業界などでは早くも頭を痛めているようだ。LGBTなど性的少数者などへの差別も当然厳しくなるだろう。

 イスラム教の教えは理解出来るにしても、また風紀上の取り締まりに効果的であるにせよ、あまりにも今の自由と民主化から踏み外れたやり方ではないかと、私にはインドネシアは好きな国であるだけに、ちょっとがっかりである。

2022年12月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5594.2022年12月14日(水) お粗末な自民党防衛費支出議論と寂しい友人の死

 最近政府、及び自民党内で行われている話し合いが、意図と順序、話し合いの過程、社会通念の点でお話にならない。第1に防衛費増額について政府が独断で一方的に決めたことである。この点については野党もほとんど追及していない。そもそも防衛費が増える根拠は、自衛隊の拡充であり、防衛設備の拡大、充実である。それが故に先制攻撃につながりかねない敵基地攻撃の能力などを謳い出し、日米協力を都合よく解釈しアメリカから兵器を購入するという寸法である。日本国憲法に基づき国会で議論の末決めた専守防衛などはどこかへ忘れ去ってしまったようである。5年間に43兆円もの防衛予算を決めたようだが、まだ国会で承認をされたわけではない。防衛費増額に対する一連の動きに対して、共産党をはじめ野党の反対の声があまり聞かれないのが不満である。

 第2に、そのための財源の問題として岸田首相は安易に増税はしないと言いながら、自民党税制調査会が防衛費増額分については2027年度まで段階的に1兆円を増税する方向で検討している。その結果税調は防衛費の増額に伴う財源に、法人税、所得税、たばこ税の増税分を充てるとの結論を出した。所得税には、「復興特別所得税」の転用を考えているようだが、東日本大震災の復興資金を防衛費に転用しようというのだから、何を考えているのか非常識も甚だしい。震災被災者にどう説明するのだろうか。その話題が出た時に一部自民党員の間から反発が出ていたし、秋葉復興相から疑問を呈されている。呆れかえるばかりである。本意を理解せず、よく根回しもせずに簡単に決めてしまうから、自民党内で岸田首相の拙速な手法に益々不満と反発が強まっている。このままだと一段落したところで政争になりかねない。大体政治家のやることなんて「その場しのぎ」や、「のど元過ぎれば熱さを忘れる」類の感覚とパフォーマンスばかりである。

 さて、今日高校時代の友人から同じクラスのKくんが亡くなったと連絡があった。先日やはりクラスメートのひとりが亡くなったと奥様から知らされたばかりである。Kくんは大手化学会社の駐在員として長くブラジルに勤務していたことがある。その彼が7年ほど前に偶々ブラジルへ旅行すると知り、カイロで知り合って以来半世紀近くに亘って交流し、我が家にも来たことのあるブラジル人の友人と最近連絡が途絶えたことが気がかりだったので、無理をお願いしてブラジル人の友人の消息を確認して欲しいと頼み、ブラジル人宅を訪ねてもらったことがある。その結果体調が優れなかったことが分かり、間もなくそのブラジル人の友人は亡くなった。その経緯を拙著「八十冒険爺の言いたい放題」の1章に取り上げたこともある。Kくんは割合近くに住んでおりお互いに第2の人生を迎えてから急速に親しくなったが、父親は、古代ギリシャ文学の権威である元東大教授で、小田実の恩師でもあった。つい最近もコロナが収束したらまたクラス会で会おうと語り合ったばかりだった。またひとり親しかった同級生が逝ってしまった。残念であり寂しい。心よりご冥福をお祈りしたい。

2022年12月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5593.2022年12月13日(火) 頻尿かな? 自らの健康管理について

 健康について、尾籠な話で恐縮であるが、トイレ利用回数を主に話をしてみよう。年齢を重ねるに従いトイレへ行く回数が増えるそうだが、私自身もそう実感している。いわゆる頻尿である。日中に限らず夜間就寝中にも尿意を催し、嫌々ながら起きて用を足しに行く。日中外出した際に、3時間は大丈夫だが、これが2時間ほどになれば、映画やショーも観られなくなる。実は、若いころは夜間の睡眠は早く途中で目を覚ますことはほとんどなかった。海外へ出かけても夜間に、また航空機内でも眠れないことはなかった。だが、加齢とともに夜中にトイレへ行くことが多くなった。昨朝偶々テレビで尿意について取り上げていたが、それによると夜間の2回はまだましのようだが、3回以上になると頻尿ということになるようだ。そして死亡率も高まると言っていた。私はこのところ夜間にトイレのために起きるのは大体2回で、時折3回になることもある。頻尿派の入り口にいるわけだ。それが不思議なことに、この3日間夜間に排尿したのは1回きりである。まだ、3日間なので頻尿派から遠くなったわけではないが、良い傾向だと思っている。1回の排尿なら安眠出来ていると言えると思うので、今日以降も1回の排尿で済ませられるよう願っている。

 頻尿になるのは、①水分(特にアルコール類)の摂り過ぎ、②塩分の摂り過ぎ、そして③運動不足が大きいという。もちろん体質的に泌尿器に原因があるが、毎年行う人間ドックの受診では、腫瘍マーカーとしてPSA数値がやや高く、その直後に泌尿器科医師の診断を受け一応セーフとなっている。上記3つの要因の内、アルコールは今ではほとんど飲んでいないし、塩分も糖尿病検査で引っかかった時に、医師から塩分を控えるように言われ、注意するようにした結果、糖尿病もほぼ症状は以前に戻った。そして運動不足については毎日自宅近くをウォーキングして1日5千歩を最低目標に歩いている。取り敢えず、現時点では頻尿の一歩手前ではあるが、まだ未踏の域にいると信じている。現在夜ベッドで横になれば割合早くスヤスヤと眠りに入ることが出来るし、朝7時の目覚ましで起こされるまでコンスタントに7時間は熟睡しているので、比較的健康体だと思っている。

 かかりつけの医師にいつも診ていただく都度、毎日の血圧、脈拍、体重、体温を一覧表にしてお見せしてアドバイスをいただいている。そして、1年に1度慶応病院予防医学センターで人間ドック検査を受け、健康管理についてご指導いただいている。幸い近くに国立東京医療センターがあるので、かかりつけの医院で医療装置が備わっていない場合はここでお世話になっており、現在も変形性関節症の後遺症のために膠原病内科で、また9月に右目の白内障手術をしてもらった事後の検査のために定期的に通って、健康管理の点では精一杯時間を注ぎ込み気を遣っている。これからも自分自身の健康については、自分で管理し、異常があれば早めに医師に相談してその処方を仰ぎ、末永く健康体でいられるよう努めるつもりである。

2022年12月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5592.2022年12月12日(月) 使い難いカードと年賀状に感じたこと

 去る3日に「不便で使い難いキャッシュ・カード」なるブログを書いた。現在使用している2つのキャッシュ・カードの内ひとつが有効期限内であるにも関わらず、使用出来なかったのである。しかも昨年も使用出来ず、その直後カードを再発行してもらったが、それがまたもや機能不全で少々おかしいのではないかとカード会社へ抗議した。他にも問題があったが、最大の問題は有効期限内であるにも拘わらず、肝心のカードが使用出来なかったことである。今日カード会社より最終的な解決方法について連絡があった。残念ながら利用者としては到底納得出来るものではない。だが、カードを誤魔化したり、悪用する悪質な業者などが多いことから、それぞれのカード会社ではその防止対策に頭を痛めているようだ。そこで当該のカード会社の申し出とは、原則としてすべてのカードにセキュリティをかけ、直前にカード会社に電話をしてセキュリティを解くことによって使用可能とするということだった。いくらまでかは知らないが、金額が少額の場合はセキュリティをセットしないという。従って毎年カードで支払えなかった幾分高額の人間ドックの受診料については、電話番号も教えてもらったので、その前日にカード会社に電話をしてセキュリティを外してもらうことにした。カードがこれほど厄介で使い物にならないとは思いも寄らないことだった。

 すっきり解決したとはとても言えないが、現状ではカード会社の言う通りにするより方法がないので、面倒ではあるが、カード会社の指示に従うことにした。

 さて、昨日から恒例の年賀状のあて名書きを始めた。年々差し出す年賀状の枚数も減っている。数年前まではプライベートな年賀状だけでも約500枚を書いていたが、今年は400枚にも達しないのではないかと思っている。偶々今朝の「羽鳥モーニングショー」で年賀状を取り上げていたが、実際年賀状の発行枚数は大分減っているようで、日本郵政の発行数が20年前に比べて6割も落ちているそうだから、全体的に年賀状が少なくなったのも宣なるかなである。ある会社の如きは、社員にメールで年賀状を送るようアドバイスしたそうだが、ちょっと理解に苦しむ。

 私は昨年創立150周年を迎えた千葉市立幕張小学校の卒業生であるが、恩師は年賀状の意味と書き方を小学生にも丁寧に教えてくれた。特に版画が効果的であるとして版画の彫り方を彫刻刀を使いながら丁寧に教えてくれた。爾来毎年版画で年賀状を作成し、恩師からも版画の年賀状をいただいていた。その交流は恩師が亡くなるまで続いた。恩師が教えてくれた、相手を思いやりながら万年筆であて名書きをするものだとの教えも、現在のように枚数が増えてもしっかり守っている。とても宛名を印刷して送るなんて考えもつかないことである。

 このデジタル化の時代に効率性ばかり優先して、若い現代人は年賀状を書く意義を理解していないようだから、気持ちの籠らない年賀状を送るようになったのではないか。最近の様子では、高齢になると書くことが億劫なせいもあり年賀状を辞退したいとの連絡をしばしばいただくが、ある程度止むをえまい。ところが、こちらが送っても相手からは送ってこずに無視されるようなケースも多くなった。なぜ一言ぐらい年賀状の交換を止めるとの断りの連絡がないのかと相手の無神経に呆れている。年齢を重ねるに従い、普段あまり会う機会がなくなったというケースが多いと思うが、それだからこそせめて年賀状にその思いを込めて近況を伝える努力をすることは、人間社会で和やかに生きていくうえに大切なことであると思う。

 今年は不幸があったとの連絡をすでに23通もいただいた。そういう方には、弔意を示しつつ、ご遺族のお気持ちを受け止めるようにしている。自分なりにまだ書ける内は、年賀状という古くからの良きしきたりをいつまでも守り書き続けていきたいと考えている。

2022年12月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5591.2022年12月11日(日) 不審だらけの臨時国会閉会

 昨日臨時国会は69日間の会期を終え閉会となった。昨日参議院本会議で旧統一教会に関する被害者救済新法が可決、成立した。安倍元首相銃撃事件を発端に、旧統一教会に対する不透明な組織、並びに政界と旧統一教会との密着ぶりがおぼろげながら公の前に表出され、問題点の解明と被害者に対する救済措置を検討してきた。問題の旧統一教会と最も強く密着していた安倍元首相が亡くなったことにより、自民党と旧統一教会との後ろめたい関係は闇に包まれたままになってしまった。しかし、銃殺された元首相に同情、遠慮した自民党と当局の追求が弱かったことは否めない。今なお日本の信者から集められた多額の資金及び献金は、韓鶴子理事長の韓国の統一教会本部へ次々と送金される一方である。結局昨日の国会では可決した法案は、日本の被害者である献金者や、信者二世が養子に出され個人の主権を奪われた点について少しでも支援しようという法律であり、とても完全なものとは言えない。取り敢えず信者二世にも理解はされたようだが、なお追及を緩めないで欲しいというのが強い要望である。

 政府は、子育て支援策として出産育児一時金を来年度から現在の42万円を50万円に増額することを決定した。他には、すでに話題になった防衛費の増額を決めた。今朝のテレビでも議論されていたが、最大の問題は財源である。国民に増税を課すのかどうかどうもすっきりしない。向こう5年間に43兆円の防衛予算を組むことを首相は公表しているが、論客の寺島実郎氏は防衛予算の外に駐留アメリカ軍の経費のうち約6割を日本政府が負担していると述べた。これまでもこの事実は闇に伏されていたが、実際の金額はどれほどになるのか、分からない。しかし、これも公に公表すべきである。或いは、駐留米軍費用を含めた全防衛予算は実質的には、一般会計予算の対GNP比2%ではなく、3%に達する可能性もある。

 臨時国会で懸案の法案を可決して、取り敢えず岸田首相はホッとしているだろうが、短期間に3人の閣僚が辞任したり、防衛予算の決め方について自民党内にやや反発もあり、取り急ぎ安全地帯へ逃げ込んだとの印象が拭えない。朝日朝刊が指摘しているように、(旧統一教会にからむ)新法の成立によって世論の批判をかわす狙いが透けて見えた。会期を延長せず閉会することを最優先に、小出しで野党に譲歩し、必要最小限の審議時間と野党が賛成し得る内容に留めた。

 さて、サッカーWC準々決勝は昨晩残り2試合が行われ、アルゼンチンとモロッコが勝ち上がり、ベスト4はアルゼンチン、クロアチア、フランス、モロッコに決まった。モロッコのようなアフリカ勢がベスト4に残ったのは初めてである。それにしても、昨日のアルゼンチン対オランダ戦では、両軍選手に対して計15枚もイエローカードが出されたというから如何に荒れた試合だったか見当がつく。乱闘寸前の場面も大分あったようだが、場外からもあまりにも多くのイエローカードが出したレフェリーに対して疑問と不信の声が出て、レフェリーにこそレッドカードを提示すべきだとの声が聞かれたという。準決勝は更に熱っぽくなることだろう。

2022年12月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com