ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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5640.2023年1月29日(日) 心に響かない無言の年賀状

 年賀状の時期はもう終わってしまった。朝日朝刊「声」欄に67歳の男性が年賀状について投稿していた。何十年も会っていない旧友からの賀状はうれしさも格別と言う。賀状によって相手の近況も知ることが出来ると楽しみにしている。この男性が気になることというのは、「無言の年賀状」と言い、表も裏もすべて印刷で手書きの一言もないというのである。確かに私もその種の年賀状を受け取るが、同じ印象を持つ。最近手紙を書かない人が増えているようだが、それでも年賀状は書いているという人は多い。その年賀状に気持ちが籠っていないことをこの男性は嘆いている。

 振り返って自分自身年賀状の文面は、パソコンを使いプリンターで印刷するが、表の宛名は決まって万年筆を使って書く。これは長年の習慣となっている。PCが今のように普及していなかったころは、印刷屋にお願いした。それ以前は、版画で文章面を作製していた。だが、宛名面はずっと手書きだった。今年も約400枚程度の年賀状を送付したが、送り先の宛名だけは万年筆で書いた。男性の気持ちはよく分かる。心の通い合いが感じられないのだと思う。

 私が年賀状を書き始めたのは、小学校5年生の時だった。その秋に転入した千葉市立幕張小学校の担任教師が、熱心に版画の彫り方を教えてくれ、手紙の書き方まで丁寧に指導してくれた。そのうえ、手紙を書く時の心構えのようなことや、どうしてお正月に年賀状を書くのかなどについて、恩師は情熱を込めて教えてくれた。当時でも少なかったと思うが、今手紙の書き方などを教えてくれる学校はそうはないと思う。その時以来必要なら手紙を書くことは当たり前と思い、割合マメに手紙を書いているし、年賀状は出来るだけ相手に自分の現状が分かってもらえるようなつもりで書いている。その点では、とても良い恩師に恵まれたと思っている。この男性が嘆いたのは、年賀状を受け取っても、手書きの文字がひとつもないような年賀状では感情が汲み取れないからだと思う。男性は、皮肉を交えて「何十年も続く、年に1度の『無言』」と言っている。

 さて、ロシアのなり上がったような言動でしばしば非難を浴びているウクライナへの侵攻に、一向に明るい兆しが見えない中で、欧米各国はウクライナへ兵器を供与してウクライナを支援している。それがロシアと対等に近い戦いとなっている。ヨーロッパでは各国首脳がキーウを訪れ、ゼレンスキー大統領と会談している。G7首脳の中でウクライナを訪問していないのは、アメリカのバイデン大統領と日本の岸田首相だけである。訪問して、ゼレンスキー大統領と会談しているシーンが世界へ拡散されることが、大きな国際的メッセージとなる。バイデン氏の代わりに、アメリカからはブリンケン国務長官、ペロシ前下院議長が訪れているが、日本からはそんな話も聞かない。5月にG7首脳会談を行う前に、議長を務める岸田首相がウクライナ訪問を検討していると報じられた。ところが、紛争地の要人警護は難しく、これまでにもかなり要人がテロ集団から狙われた例がある。今政府では、どうすべきが検討中ということであるが、警護は警護として、一国の首相たるものは必要と思うなら訪れるべきであろう。

2023年1月29日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5639.2023年1月28日(土) アルコールに溺れるロシア人

 今朝起きて外を見たら庭にはほんの少しだが、雪が積もっていた。今年初めて初雪を実感した。相変わらず日本各地、特に日本海側で豪雪による被害が出ているようだ。豪雪と言えば、2002年3月にシベリア鉄道で横断した時の1週間は雪、雪、雪の連続で、戸外に見るものすべてが白い雪だったことを思い出す。

 ついては、ロシア人の酒好き、否アルコール中毒についてNPO紙にコラムを書き、友人らに知らせたところ大分関心を持ってもらい、中には他にいくつかの酒にまつわる小話を教えてくれた友人もいる。ロシアの成人のほとんどが酒を愛して、留まらないところがあり、つい脱線する。ロシア大陸の極寒はとても言葉には表せられない。30余年前の11月にシベリアを訪れた時には、チタで零下20℃の寒さに直面した時は、身体が凍えるような肌寒さだった。そんな極寒下では、ついアルコールに手が伸びてしまうのだろう。

 「少しの酒は体に良い」との説があるが、これを真っ向から否定する指針がカナダで発表され、一部で波紋を呼んでいる。「例え少量であってもアルコールは健康を害する」というものである。飲酒をどうしても避けられない場合でも、指針はビールやワインを週1~2杯程度に抑えるよう訴えている。いずれの説も分からないわけではないが、飲むにしても週にビールを1~2杯程度ではとても飲んだ気がしないのではないだろうか。

 私もかつては毎晩晩酌を欠かさなかったが、サラリーマンを辞めてからは夜間友人らと会う機会もなくなりアルコールを飲む機会が減ったせいや、最近ではこのコロナ禍の影響もあり、外出することもなくなり飲む機会も減ったし酒量もめっきり落ちた。やや極端だが、一昨年はたった5度しかアルコールを飲むことはなかった。昨年は妻が正月に入院していた関係もあり、その期間中に6度も飲酒したが、その後は8月に1度友人とビールを軽く1杯口にしただけだった。今年もまだお屠蘇として2回飲んだだけである。時代も変わったが、酒を飲む自分も随分変わったと思っている。

 さて、時代の移り変わりと、進化したITによる悪用により、強盗の方法、テクニックも随分変わったなと知らされた事件が、連続的に国内各地で幅広く起きている。強盗なんて家人の留守を狙いこっそり忍び込み金品を盗み取るものだという常識が変わったような事件の頻発である。チームプレイで強盗を冒すのだが、強盗団はお互いを必ずしも知らないケースがある。首謀者からSNSによる指示によって実行役が行動するらしい。今回殺人まで犯した事件では、「ルフィ」と称する首謀者から指示が発せられているというのだが、その「ルフィ」はマニラの収容所に収監されている。普通なら外部との連絡なぞ出来ない筈だが、収容所では賄賂を使い高級な扱いを受けており、通信機器も自由に使えるような囚人で、ちょっと普通では考えられない。やっと警察庁から「ルフィ」の行動に問題ありと指摘され、マニラの収容所では、「ルフィ」の特権をはく奪したようだ。それにしても従来の「強盗」の常識から大きく外れた、強盗のやり方には驚くことばかりである。警察庁としても警察のメンツが保てなくなる点もあり、徹底的に調べて全員を逮捕し事件を根絶して欲しいものである。

2023年1月28日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5638.2023年1月27日(金) 途切れていたビルマ人との交流復活?

 初めてビルマ(現ミヤンマー)を訪れたのは、半世紀以上も昔の1971年だった。その数年後に当時のビルマ航空の客室乗務員10人ほどが日本航空で研修のため来日し、その時彼女らと知り合った。以後ビルマを訪れるたびに彼女らと会ったが、そのひとり、マ・テン・チさんとは文通による交流を続けていた。彼女は日本が大好きで、大分日本語を話せた。その後母国ビルマを離れ、ニューヨークに渡り40年以上もNYで生活し、同じビルマ人男性と結婚し、名もMargaret Leeと改め1女を得て幸せに暮らしていた。その娘も難関の名門カリフォルニア大学バークレー校に進学し、卒業後はサンフランシスコ市近郊に生活している。私もNYを訪れる度に彼女の家族と会い、旧交を温めていたが、その彼女とこの2、3年連絡が途絶えていた。

 昨日不意に彼女から航空便が届き、懐かしく想いながら読んでみるとNYの自宅を畳んで、カリフォルニア州オレンジ・カウンティのラグーナ・ウッズへ引っ越したという連絡だった。同地は知らなかったが、ネットで調べてみると太平洋岸に近いリゾート地区のようで、人口は1千8百万弱でお年寄りが多く住んでいる福祉都市のようだ。今ご主人がどうしているのかは手紙では分からないが、長年住んでいたニューヨークからこの地へ引っ越してきたのは、一人娘がカリフォルニアにいてNYへほとんど里帰りしないので、NYの自宅を売り払ってこのラグーナ・ウッズに家を購入したと書いてあった。彼女はアメリカを訪問したら、ぜひこの地へ訪れるのを待っていると書いてあったが、それは難しいだろうと思っている。彼女も後期高齢者だが、気候も良く、シニア・シチズン用の施設が整っている土地のようだから、幸せに暮らせることだろう。私にとっては、一時消息が分からなかったビルマ人の元気そうな様子を知っただけでも安堵している。ビルマ人は他の国の人々に比べて本当に人柄の良い人が多い。彼女の手紙の最後に日本語で「明けましておめでとうごぜえます」と書かれていたのには、思わず苦笑した。

 ついては、今朝の朝日記事によると日本人の海外流出の動きが進んでいるようだ。まるで少子化を皮肉るような現象である。昨年10月現在海外永住者数が、過去最多の55万7千人になった。3か月以上海外で暮らす日本人の合計は、約130万9千人もいるといわれる。その6割が女性である。永住者の多い国10傑は、アメリカ、オーストラリア、カナダの英語圏が上位を占め、意外なのは4位ブラジル、10位アルゼンチンの南米圏であることと、韓国に多いことである。他はすべてヨーロッパの国々である。私も幼いころより伯父がドイツに留学していたこともあり、海外への憧れが強く、父親からそれならブラジル辺りへ行って一旗揚げてみろと言われたこともある。初志貫徹とは成らなかったが、それが形を変えて海外武者修行になったとも言える。もう一度青春時代に戻れるものなら、海外で生活してみたいという気持ちは今でも胸の中にある。

2023年1月27日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5637.2023年1月26日(木) 物議を醸す森喜朗元首相の発言

 今シーズン最強の寒気が流れ込み各地で大雪や、低温となった。東京は昨日今季最低の3.4℃で都内に初雪があったそうだが、残念ながら自宅周辺では雪を目にすることはなかった。昨日は全国の交通網に大きな障害が出た。航空機のフライト・キャンセルの外、関西地区ではJRのレールの切り替えポイントに備えた融雪器が機能せず、多くの電車が乗客を乗せたまま停車した状態だった。今日JR西日本社長が謝罪会見するほどだった。高速道路も積雪のため車が動かなくなり、1昼夜以上に亘って長い渋滞が続いていた。テレビで観る空中映像でも一般車はほとんど見られないが、トラックの長い行列が目立っている。この雪の影響で各地の宅配便や郵便物の配送にも影響が出ているようだ。新名神高速道の三重、滋賀県内で発生していた大規模な立ち往生は、今日午前8時過ぎに約28時間ぶりに解消されたという。だが、亀山市周辺での通行止めはまだ続いている。

 さて、ロシアのウクライナ侵攻は、今ではウクライナに対する欧米から武器を供与することになり、ウクライナ軍も盛り返し戦線は一進一退である。この様子では、停戦は見当もつかない。日本政府もウクライナ情勢をめぐって欧米と足並みを揃えてロシアへ制裁を課しウクライナを支援している。そこへ昨日森喜朗元首相が予想もしなかったコメントを公表し、政府自民党の姿勢に皮肉を述べ、日本政府の外交姿勢に疑問を呈したのである。

 森氏が首相になって最初に訪問した国がロシアで、その時以来プーチン大統領とは良好な関係にあった。森氏は「ロシアが負けることは考えられない」と述べ、日本とロシアの関係について自身が「せっかく積み立ててここまで来ているのに、こんなにウクライナに力を入れてしまっていいのか」と語った。この発言に対して、政府はロシアのウクライナ侵攻は暴挙であるとし、引き続きG7などと結束して厳しい対応を続ける重要性を強調した。しかし、自民党内ではこの森発言に対してかなり厳しい見方がある。

 2014年拙著「南太平洋の剛腕投手」出版記念会に森元首相にご出席いただき、ご挨拶をしていただいて以来、この10年近く森元首相にはお会いしていないが、森氏はこのところ健康問題が懸念されていた。だが、まだまだやる気満々のようだ。日ごろより良好な日ロ関係は自分の信念と行動によって大分前進させることが出来たとの自負を抱いておられる。確かにそういう側面はあるが、それはそれとしてウクライナ侵攻は明らかにロシア、及びプーチン大統領の利己心と征服欲によるものである。この暴虐行為に対して世界のほとんどの国は反ロシア行動に出ている。当然日本も追従している。そのこと自体は、ロシアの暴挙を考えると当然だと思う。ご自身の実績、功績はこの際控えめにして、ウクライナを支援する方が、世間から好意的に受け止められると思う。自民党内でも反論、異論が起きているようで、今後支持率低下が目立つ岸田政権は、どのように党内を調整し、治めていくのだろうか。

2023年1月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5636.2023年1月25日(水) モラルと行動力に欠ける政治家

 昨日の本ブログにカリフォルニア州モントレーのアジア系住民の多い地域で銃乱射事件が起き、11人が殺害されたと書いたばかりだが、その2日後にまた同じカリフォルニア州サンフランシスコの近くのハーフムーンベイで乱射事件が起き、7人が死亡した。2日前の乱射事件の犯人はアジア系の72歳の男だったが、今度も身柄を確保されたのは67歳のアジア系の男だった。そして同日夜には、対岸のオークランドでも別の銃撃事件が起き1人が死亡した。他にもアイオワ州デモインの教育施設で銃撃事件があり生徒2人が死亡した。AP通信によると、教育関連施設での銃撃事件だけでも今年に入ってすでに全米で6件目だという。ニューサム・カリフォルニア州知事は、「アメリカの銃による殺人率は他国より26倍高い」と銃規制の強化を訴えたとあるが、寝ぼけたことを言っているという印象である。知事たる者は自ら行動すべきである。況してや身近に起きた不祥事を、率先して排除すべきである。デモイン市の市長も「我々はこの問題に立ち向かうためにもっと努力しなければならない」と似たもの同士のコメントを述べている。こんな他人任せの人物が、自治体のトップにいるようでは、アメリカから銃による殺人事件は永久に追放されないだろうと無力感を感じた。

 アメリカの政治を左右する政治家のモラルの欠如も甚だしい。昨日CNNテレビが報じたところによると、ペンス前副大統領の私邸から機密文書が見つかったという。すでに昨年8月トランプ前大統領の別荘から最高機密書類が見つかっている。そして、今月に入ってバイデン大統領がうっかり機密文書26点を持ち出したことが批判されている。バイデン大統領は不注意で、トランプ前大統領は意図的に300点以上の文書を持ち出したとバイデン氏側はその違いを述べている。そこへこの度のペンス前副大統領の同じような書類持ち出しである。アメリカの政界のリーダーである大統領や副大統領が、国が禁じている機密書類を持ち出し自宅に保管しているなどとは考えも及ばず、とても国民には理解し難いであろう。ことほど左様にアメリカのトップ政治家ですら、モラルや責任感に欠けていることが分かる。

 このようなトップから地方の政治家に至るまでモラルに欠け、行動力に乏しく、他人依存症では、アメリカのような国が今後機能して行けるだろうか、極めて心もとない。

 翻って我が国の政治家も似たようなところが多い。口約束だけはするが、実行力が伴わない。例えば、昨日の細田博之衆議院議長の無責任極まる与野党の代表者との面会の様子などは、これが3権のひとつ、立法府の長である人物だろうかと不信感が拭えない。かねてより統一教会との関係を噂され、あまつさえ2019年10月に統一教会の会合で韓鶴子総裁に教会と関係の深かった安倍晋三元首相にその様子を伝えるとヨイショしたが、その裏には総選挙で統一教会から支援を得ようとした策略が透けて見える。言い訳に終始した印象である。正しい形で質疑応答せず、記者会見も避け、こそこそと行動してその正当性が見られない。日本の政治家もアメリカ同様に、まったくダメだ。情けないことだが、政治家には希望も期待も一切出来ない。

2023年1月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com