ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

ブログ一覧

5654.2023年2月12日(日) 小学校のクラスメートにお別れ

 先日小学校の女子同級生が亡くなったと連絡をもらい、今日クラスメートともども彼女の自宅にご焼香に伺った。眺望の良い千葉市内のタワーマンション20階でご主人と悠々自適に暮らしていた。ご主人とお手伝い役の妹さんが出迎えてくれた。お線香を上げてからご主人と妹さんから、お邪魔した6人の同級生が生前のご当人の話をいろいろ伺ったが、彼女は旅行好きだったと異口同音に話された。しばしば旅に出かけられ、海外にも何度か行かれたし、クルージングがお気に入りだったらしい。幹事役を支えながら、クラス会の融和を図るためにいつも前向きな行動を取っていた。聞けば、亡くなられたのは1月24日だったという。体調は入院を繰り返したりして、必ずしも良くはなかったようだが、同じ年のご主人としては、自分が先に逝く筈だったので、今は寂しい時期のようだ。今日6人が伺ったが、もう1人来る予定だった。電話をしてみると体調が悪いから来られないという。どうも全員揃って元気ということが、少なくなってきた。これからお互いに健康面で気を付けるだろうが、1年1年年齢を重ねると、いつまでも皆が集まって昔話をする機会を持つことも難しくなっていくことだろう。

 それにしてもコロナ禍が恨めしい。この3年間は人生をその分奪われたような気がしてならない。コロナのせいですぐには、葬儀も焼骨も出来なかったという。亡き恩師の名に因んで名付けたクラス会「和会」は、70年に亘り続けられてきたが、今後いつまで続けることが出来るだろうか。私自身はまだまだ参加できると思う。頃合いを見計らい彼女のにこやかな遺影に別れを告げて、千葉市内の寿司屋で昼食を食べたら2時過ぎになり、そのまま解散ということになった。若いころなら久しぶりの逢瀬に盛り上がって、二次会、三次会と進むことだろうが、今やそうは行かなくなった。

 幸い今日は晴れて気温も比較的高く動き易かった。このような故人を送る会などは、しばらく行われないことを願っている。それでも今日故人にご焼香してホッとした。「和会」を今まで支えてくれた力強い功労者のひとりである彼女には、ゆっくり黄泉の国でお休みくださいと言ってあげたい。ご冥福をお祈りしている。

 さて、6日に発生したトルコ大地震の犠牲者が、11日現在東日本大震災の2万2千人を上回る2万8千人となった。これは21世紀に入って7番目?の規模になるという。地震発生後明朝で1週間となり、今後厳しい寒さの中や、建物やがれきの下敷きとなった人々が死へ追い込まれる恐れもあり、今後どの程度犠牲者が発生するのか、見当もつかない。BBCによれば、今回の地震で建物がホットケーキ・クラッシュ状態になったのは、建築基準違反によるもので、全体の建物の50%以上が違反だったというから、基準を決めても無駄だったということになる。ルールや規則はいくら決めても、それをきちんと守らなければ意味がない。今回トルコ地震ではその点がはっきりした。

2023年2月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5653.2023年2月11日(土) 今日は昔の紀元節、建国記念日

 昨夜セルビア大使館へ向かう途中で、転んでケガをしてしまった友人の奥さんの状態があまり良くないことを昨夜友人が知らせてくれた。顔面を傷つけたことや、両膝が痛むようで、先般膝に人工関節を埋める手術をしてもらった病院で直ぐにも検査をしてもらうということから、14日に夫妻も一緒に鎌倉・江の島へ旅行する予定をキャンセルしたいと知らせてきた。こればかりはやむを得ないことであり、ヴァイオリニストの豊嶋さんと2人で行くべきか、日程を変更してゼミの友人にも参加してもらうか次案を検討中である。

 それにしても積雪により都内でかなり多くの負傷者が出たと聞くが、とんだところで身近に犠牲者を出してしまった。やはり都会の雪は怖い。

 さて、今日は国の祝日「建国記念日」である。土曜日ということもあり、人によっては単に休日と思っている人も多いようだ。今日糖尿病クリニックで定期検査を受けた帰路、そのまま妻と自由が丘で、ランチと買い物をした帰りに駅前でバスに乗ろうと並んでいたところ警官がやって来て、今日は祭日だからバスストップは別の場所だとアドバイスされた。日曜、祭日は定位置ではなく、別の場所から出発する。言われてみて初めて気づいた。これではいつまで待ってもバスは来ない筈だ。

 それにしても今年は建国記念に関する行事などもテレビでは何も伝えられない。いままで比較的遠慮しながら報道していたが、今年はほとんどメディアでも報道されていない。何か意図的なものを感じる。防衛費倍増とか、敵基地攻撃とか、或いは憲法違反などと国民の間に反感があることを見越して、殊更報道を控えたのだろうか。日本の建国記念日は、戦前は紀元節と呼ばれ、昔からの言い伝えで紀元前660年に神武天皇が即位した日を明治政府によって紀元節と定められた。終戦翌年の紀元節には、学校で紀元節の歌♪雲に聳ゆる高千穂の~♪を講堂で歌ったことを覚えている。やや神がかったような故事であるが、今日偶々同じく建国記念日を迎えたイランでは、1971年建国2500年祭を祝ったが、1979年イスラム革命によりホメイニ師派が、パーレヴィ国王らを追放し王制が廃止された。今日のイラン・イスラム共和国が創建された1日とされている。

 ついては、昨日日本銀行次期総裁人事が公表された。新総裁は植田和男氏である。民間銀行のトップ人事とは異なり、政府の経済政策と一体となった行動を強いられるだけに、政府と通じ合う人物が就任すると見られていたが、その通りかつては日銀の審議委員を務め、日銀の政策運営に深く関わった経験が重視されたようだ。日銀総裁の交代は10年ぶりで、これまま黒田路線が歩んできた異次元の金融緩和路線を今後どのように捉え、歩むのかが問われることになりそうである。

 植田新総裁は、文系出身ではなく珍しく東京大学理学部卒業後、マサチューセッツ工科大学大学院で研究活動に取り組んだ典型的な理系である。それでも東大経済学部教授を務めたので、経済学の分野でも大分研究を積んだものと推察出来る。一旦は1㌦=140円前後まで円安相場が高騰したが、今は130円前後に落ち着いている。国の財政にも大きく影響するだけに、今後どう外国為替政策を進めるのか、新総裁の手腕が問われるところだろう。

2023年2月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5652.2023年2月10日(金) セルビア大使館でクラシックの夕べを鑑賞

 期待して待っていたセルビア大使館の「クラシックの夕」に出かけた。JR品川駅で待ち合わせたゼミの友人と大学後輩の友人夫妻と待ち合わせしていた。昨日来メディアでもしきりに都内の積雪を懸念していることを伝えていた。朝からボチボチ降っていた雪も、幸い午後には雨になった。外はかなり寒いのと、雪が凍って滑らないよう気を付けて歩いていた。思わぬトラブルがあった。友人の奥さんが大使館のごく手前の上り坂で転倒し、顔面を強く打ってしまった。立たせてもどうもふらついているような気がしたところ、夫が心配なのでこのまま帰ると言い、残念だが、諦めてUターンした。4人が2人になってしまったが、止むを得ない。

 大使館に着いたら、もう受付が始まっていてゼミの友人とそそくさとそれほど広くない演奏会場へ入った。多分普段は会議室用とか、イベント用に使用される部屋だろう。予定通り午後7時にアレクサンドル・コヴァチュ大使の挨拶に続いて、ヴァイオリニスト豊嶋めぐみさんとピアニスト今井美子さんの二重奏で始まった。大使席の真後ろに着席していたが、やはり生の楽器の音色はテレビで聴くのとは違って胸に迫るような感じである。演奏曲はすべて知らない曲ばかりだったが、生の演奏に触れられたということと、知り合いの豊嶋さんがずっと出ずっぱりで素晴らしい演奏をしてくれたことが、とにかく良かった。友人の奥さんの傷の具合と経過が少々気がかりである。

 さて、防衛費を自民党が一方的に大幅に増やすことを決めたことを議論せずに、国会では財源をどうするか、他の経費を充てるが、増税するかを議論しているが、本末転倒であることは誰しも分かっている。だが、いつの間にか防衛費の増額は中国の覇権主義を考えれば当然との論理から規定事実化されている。アメリカとの約束と言いつつ、日本は防衛力の強化を進めているが、これとて専守防衛どころか日本国憲法に違反するような強引さである。安保3文書で敵基地攻撃能力の保有を打ち出し、国家防衛戦略では自衛隊司令部などの地下化を進める方針のようだ。いつそんなことを、誰の了解を得て決めたのか。防衛省の先走りにも困ったものだが、いつの間にやら沖縄では自衛隊施設の地下化計画が進められようとしている。

 それにしても安倍政権以来、野党の力不足から与党自民党はやりたい放題の有様で、事前に事象を国会や国民に提示し、その上で説明するという基本的な言動を行っていない。今沖縄で行われようとしている自衛隊施設の地下化は、防衛予算の増額、敵基地攻撃と続く、自民党の独り相撲であるが、いずれも国民にしわ寄せが来るにも拘わらず、国民や沖縄県人には説明しない。すでに2022~24年度に陸上自衛隊石垣駐屯地など10か所で地下化を進める計画であるが、24年度以降に海上自衛隊の施設の地下化を決めている。

 これらの計画によって施設周辺の安全が脅かされることになる。一旦敵が攻めてきたら自衛隊は、地下に逃げ込むことが出来るが、沖縄県人は逃げ場がないではないか。つまり、急場になれば政府、自衛隊は国民を見捨てるということになる。この地下化に対して公に反対を唱えているのは、共産党だけである。なぜ、他の野党やメディアはこの沖縄棄民政策に反対の声をあげないのか。戦争を知らない世代ばかりが、働き場所にいるからだろうか。

2023年2月10日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5651.2023年2月9日(木) トルコ地震の被害が急激に拡大

 トルコの地震が隣国シリアを含めて、生存率が急激に下がると言われる発生後72時間を過ぎ、すでに犠牲者の数は1万5千人を超えた。私も1999年8月17日に被災した、20世紀で最大級の犠牲者を出したイズミット地震が、死者17,262人、負傷者43,953人だったが、間もなくこれを追い越す勢いである。

 被災地の外は気温零下で雪も見られる。この厳しい寒さの中を、また崩落した石などの傍のテントの中で人々は助けを求めている。イズミット地震の際にも感じたことだが、建造物が随分簡単に倒壊している。これでは中にいた人は助からないだろうと想像される。こうも簡単にビルが崩壊するのはパンケーキクラッシュと呼ばれ、上部から地上1階まで真下に一気に崩れ落ちる形だが、トルコ人の建築基準が甘いのではないかとの指摘がある。実際には建築基準は日本とトルコは同じようだが、トルコ人はそれをきちんと守らない場合が多く、建築基準を満たしていない建物が多いようだ。これでは、地震の多いトルコでは危険極まりない。今後復旧するまでにどのくらいの時間と経費がかかるのだろうか。日本をはじめ、各国から救援物資が送られ救援隊が駆けつけている。

 さて、明日は南岸低気圧の影響で、関東甲信地方では山沿いを中心に大雪となる恐れがあり、国土交通省・気象庁は不要不急の外出は控えるよう呼び掛けている。東京23区でも3cmほどの積雪が見込まれている。雪に弱い東京のため、交通障害を警戒して鉄道会社では時間の余裕を持って出かけるようお願いしたり、高速道路の予防閉鎖を検討しているというから随分用心深いものだ。

 生憎と言うべきか、偶々明日は駐日セルビア大使館でクラシック音楽の夕べが開かれ、楽しみにしている。セルビア在住で知人のヴァイオリニスト豊嶋めぐみさんが、友人のピアニストとともに大使主催の演奏会を催してくれ、それに招かれたのである。友人3人と鑑賞に出かける予定であるが、明日の天候が雪と予報されてからやや気がかりである。それを心配されたのか豊嶋さんからメールを送ってこられた。それはそれとして、以前から楽しみにしていたことでもあり、ヴァイオリンとピアノの合奏を楽しみにしている。奇縁なことに女性大使のアレクサンドラ・コヴァチュ大使は、ベオグラードにいる友人山崎洋さんの奥さんがベオグラード大学で日本語を教えていた時の教え子だったこともあり、日本語が堪能で明日豊嶋さんの仲介で拙著「八十冒険爺の言いたい放題」に署名して差し上げる約束をしている。積雪は気になるが、音楽会は大いに楽しんできたい。

2023年2月9日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5650.2023年2月8日(水) 海外収容所内から詐欺を指示する日本人

 フィリピンの収容所で特殊詐欺グループに関わっていたリーダー4人の内2人が、昨日日本へ送還されて来た。ここ数日メディアで大きく取り上げられ、テレビでも生々しく報道されてきた事件である。これまで囚人としては、想像も出来ないほど収容所内で身勝手に行動していた彼らは、グループとして国内で約65億円以上の被害を与えているという。更に、悪質なのは、東日本から九州まで14都府県に亘って広範に直接手を下さず、実行役を使って殺人まで犯していることである。

 何といっても一番驚くのは、収容所内で私物の所有が認められ、特に携帯やスマホを使って外部との連絡を取っていたことと、金銭を支払い係官を買収して収容所内で特別待遇を受けていたことである。日本ではこういう違法な話は耳にすることはないが、途上国ではありがちなことでもある。実際マニラ市民の中には、「国民としてとても悲しい。でも生活費に比べて一般的な給料が少ないことや、賄賂が組織的に許されている環境が今の状況をつくりだしている」という者もいる。私自身東南アジアを旅していて、似たようなケースに何度か遭っている。

 気になるのは、今日来日されるマルコス・フィリピン大統領が日本を訪れる前までに、他の収容犯も日本に引き渡したいという日比両国の思惑である。いかなる事情があるにせよ、三権のひとつ、司法を行政の都合で蔑ろにしては、とても民主主義国家とは呼べないのではないだろうか。夕方マルコス大統領は専用機で来日した。

 以上のような不条理な事象に比べて、昨日「もう充分やり切った」と競技からの引退会見をした車いすテニスの世界チャンピオン・国枝慎吾さんの潔い勇退は、ずっと爽やかである。ざっと実績を見ても、シングルスで全豪11回、全仏8回、全米8回、全英1回の優勝を成し遂げ、パラリンピックでも4回も優勝したとは、いくら選手層がそれほど厚くはない車いすテニスとは言え、超人的な成績だと思う。2004年のアテネ・パラリンピックで金メダルを獲得してから早や20年近くが経過し、その間ずっと世界のトップ・プレイヤーでいたのは天才的だと言えよう。

 政府は、国民栄誉賞を検討しているようだが、長きに亘って実績充分で模範的なスポーツ選手でもあり、ぜひそうして欲しいと願っている。

 6日未明にトルコ南部で発生した地震は、その後も新たな犠牲者が出て、その数1万人を超えたと伝えられている。各地で余震も起きていることから、更に犠牲者が出ることが懸念される。

2023年2月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com