ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

ブログ一覧

5728.2023年4月27日(木) ゼレンスキー氏、習主席と電話会談の真意

 今月社会人となった奈良県生駒市に住む長男家の初孫が、最初の赴任地が決まったと長男から連絡があった。初孫は先月立命館大学経済学部を卒業し、今月初日本鋼管㈱と川崎重工㈱の合併会社・JFEホールディングス㈱の傘下にあるJFE物流㈱の入社式を終えて教習所に入り、昨日辞令が交付されたようだ。最初の赴任地は岡山県倉敷市の西日本事業所に決まったと知らせてくれた。先月会った時に、「初心忘るべからず」という主旨のことを話したが、いつまでも新鮮な気持ちで仕事に前向きに真面目に取り組んで欲しいと願っている。

 さて、昨日ウクライナのゼレンスキー大統領と中国の習近平国家主席が初めて電話会談を行ったとのニュースを聞いて、本心かな? 中国の狙いは何だろうと信じられない気がした。ウクライナからの要望のようだが、ゼレンスキー氏は両国の発展に推進力をもたらすと語り、一方の習主席は大国の責任として傍観することも火に油を注ぐこともないと消極的な発言だった。二枚舌でなければなければ好いと思っている。これまでの中国のロシア寄りの姿勢から推測するなら、中国がウクライナに肩入れすることは考えられない。中国は意思疎通を図ると言い政府の特別代表をウクライナに派遣すると表明した。一方戦争の当事者であるロシアはこの動きをどう受け止めたのか。ロシアとしてはこれまでのロシアの行動に対して常に精神的にも物質的にも支援してくれた同盟国・中国のアンチ・ロシアとも受け取られかねない動きに、内心ショックを受けていると思う。だが、ロシア外務省ザハロワ報道官は「我々の原則的な手法と中国が2月に公表した姿勢が広く一致していると確認できた」と本音かどうか分からない、やせ我慢のようなコメントを公表した。侵攻以来終始ロシアを精神的にバックアップしてきた中国は、国連の場においても常にロシアに同調していた。それが国際世論からロシアを袋叩きするのを防止したり、ロシアが核を使用することにブレーキをかけさせたり、大きな役割を演じてきた。果たしてこれからロシアを支援している中国とウクライナがいかなる話し合いを行うことになるのか、この折角の機会が失われないよう両国ともに賢明なる話し合いを進めて欲しいものである。

 昨日の本ブログにアメリカの次期大統領選に、高齢の民主党バイデン大統領と共和党の同じく高齢のトランプ前大統領が打って出ることを取り上げたが、その後アメリカ国内では、物語の続編が1作目ほど優れていることはほとんどないとして、作られるべきではないと続編「バイデン・トランプ対決劇場」には白けた空気が流れているようだ。実際に続編が上演されるのかどうかは現段階では何とも言えないが、その可能性は高まっている。だが、2人の再出馬を望むアメリカ人は僅か5%で、どちらも出馬しないことを望む人が38%だそうだから、アメリカが民主主義国家だと自認するご両人には、自らの引き際を考えることが大事ではないだろうか。

2023年4月27日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5727.2023年4月26日(水) 日本人、スーダンから無事避難

 去る23日、知床観光船沈没事故が発生してちょうど1年となった。26人の船員を含む乗客の内、まだ6名が行方不明のままである。観光船会社の安全管理が不備だったことが事故の原因とされ、国の安全管理基準も問題とされ責任を問われた。

 そして昨日、JR西日本・福知山線で列車脱線事故により107名もの犠牲者を生んでから早くも18年が経過した。これはカーブで運転士がスピードを出し過ぎたことから列車が脱線し線路際のマンションへ突っ込んだ大事故だった。この原因についてJR西日本はスピードの出し過ぎを反省し、カーブ地点の列車のスピード制限をするよう規則を改めた。

 いずれも防ごうと思えば、防げた事故である。その点では、昨日漸く日本人の国外脱出を無事終えたスーダンの在留邦人避難は見事と言えるものだった。スーダン国軍と対立する準軍事組織RSFが、停戦に合意しながらも約束が順守されない危険な状況の中で、自衛隊、外務省、現地日本大使館の打ち合わせと連携の下に、サウジアラビアや韓国など他国の協力・支援を得て避難が実行された。中でも韓国は5人の日本人を車両で目的地まで運んでくれたという。落伍者もなく日本人の退避は遂行することが出来た。これには、一昨年アフガニスタンでタリバン政権が再び政権の座に就いた際、混乱する現地から日本人を避難させるのに一部手遅れがあり、救出がスムーズに運ばなかった。今回はその失敗を糧に、早めに準備を進め、ハルツームから陸路を2台の車両に分かれ、ルートも別々にして700㎞以上離れた沿岸都市ポートスーダンまで約30時間かけて移動させ、その後自衛隊機によりジブチまで移送した。

 そのジプチには、かなり以前に1度だけ訪れたことがある。1968年1月エチオピアからアデンに行く途中、ジブチで航空機を乗り換えた時だった。その時アデン行プロペラ機を待っているしばらくの間ジブチ空港周辺をぶらついたが、樹木がほとんど見られず太陽がまぶしく暑苦しかった印象がある。とにかくスーダンを脱出した人たちも日本に無事帰国させるまでは、気を緩めるわけにはいかない。

 さて、来年のアメリカ大統領選に当たって、民主党のバイデン大統領が再選出馬を表明した。共和党ではすでにトランプ前大統領が再挑戦を宣言している。若者の国・アメリカのトップの地位を、2人の高齢者が争うことになるのだろうか。2人の立候補に対して民主、共和両党の支持者の賛同は芳しいものではない。バイデン氏立候補に対する民主党支持者は賛成が26%、反対が70%、トランプ氏の方が多少ましで賛成35%、反対60%である。今後どれだけ賛成者を上乗せ出来るだろうか。

 バイデン氏が2000年の大統領選に勝利を収めた時は、ハリス現副大統領が民主党候補として次の大統領を狙うのではないかと考えられたが、ハリス氏には副大統領就任後さして実績がなく、後継者としては消えてしまった。一方のトランプ氏は、退任後スキャンダル続きで支持が大分落ちている。しかし、共和党のライバル候補がどんぐりの背比べで、トランプ氏に勝てそうな強力な人材もいない。それでもバイデン氏は、トランプ氏が相手なら勝てると思ったのか、老骨に鞭打って出馬を決めた。ただ、バイデン氏は現在80歳であり、アメリカ大統領の激職に耐えられるのか。実際普段でもその歩き方や、話し方を見ていると今ひとつパンチや迫力が感じられない。周囲からも健康面で不安視されている。すでに過去の大統領の中でも最年長であり、仮に再選されても辞める時には、86歳になっている。

 一方のトランプ氏にしても現在76歳で、バイデン氏より4歳若いだけで、いずれが次期大統領になろうとも世界のリーダーとしては最年長者である。現在プーチン・ロシア大統領は70歳、習近平・中国国家主席も69歳で高齢者であるが、フランスのマクロン大統領は45歳、イギリスのスナク首相は42歳である。バイデン氏はもちろん、プーチン氏も習近平氏もそろそろ身の退きどきを考えた方が良いのではないかと思う。

2023年4月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5726.2023年4月25日(火) 「日本維新の会」の急伸と秘めた瞬発力

 この度の統一地方選の結果を見て、かなり議席を伸ばした「日本維新の会」の伸展ぶりに、聊か度肝を抜かれた感がある。どうしてこの政党がここまで画期的に議席を伸ばすことが出来たのか、詳しくは分からない。しかし、自民党の上を行くほどの極右政党で、憲法改正、軍備拡張や、カジノ賭博場に住民の反対を押し切ってまでも開設計画を進めたり、1度は住民投票で否決された都構想を復活させようとしたり、大阪府民を無視するかのような傲慢な姿勢にはとても賛同する気にはなれない。それでも投票率が下がり気味の中で、この党だけはかなり得票率を伸ばしている。その最大の理由は、右翼的であろうと防衛費増大に賛成など極めて明快に自党の公約を主張するからであろう。遠慮して口籠ったような言い方はせずに、反対意見を正面から受け止め論破するなど物事を躊躇することなくはっきり言うことが分かり易く、聞く者の胸に伝わるのだろうか。

 「日本維新の会」はこれまでは、大阪を地盤にその勢力を拡大しつつあった。それが、統一地方選前半戦で奈良県知事を当選させ、後半戦では衆議院和歌山県補欠選で勝利するなど、初めて大阪以外から知事、及び衆議院議員を当選させた。そして今回首都圏でもその勢力を大きく拡大させた。東京では市町村議選、区議選で従来22人の議員を73人にまで急増させた。目立ったのは、選挙区内でトップ当選をした議員が多く、議員選があった都内41市区の内、11市区でトップ当選を果たし、江戸川区では、1位と2位を占めた。神奈川県内では改選前の僅か2議席が、25議席にまで伸び、埼玉県に至っては0議席だったものが、5議席獲得となった。

 「日本維新の会」は、当面野党第1党の立憲民主党を標的に、野党第1党を目指し、国会の場においても自民党はもちろん、公明党をも脅かし始めたと言えると思う。

 従来の政権は交代の都度少しずつ党員、議員を増やして行った印象が強いが、この「日本維新の会」の伸展ぶりはドラスチックで、従来の流れを一気に変えて政権獲得を目指すという空気を感じる。前記のように私自身はとても同党のやり方や考え方には否定的であり、昨年同党推薦で参議院議員に初めて当選した知人の青島健太氏に、「これまでの青島健太とは今後とも付き合えるが、日本維新の会の青島健太議員とは付き合えない」と皮肉っぽい手紙を送ったら、彼からはそれで好いと言ってこられた。

 しかし、ここまで勢力を伸ばした「日本維新の会」の成長ぶりには、代表者や幹部らの努力があるのだろうが、そのエネルギーには日本の政治を変えようとするパワーを感じる。これまでは大して評価していなかったが、今後はこの政党の言動から目を離せなくなりそうだ。

 さて、今日午後セルビア在住のヴァイオリニストの豊嶋めぐみさんが足の静脈瘤の治療のため一時帰国したので、ゼミの友人と3人で新宿駅にて待ち合わせ、今月14日にオープンしたばかりの上層階に高級ホテル2つが入る47階建て高層ビル「東急歌舞伎町タワー」を話のタネに見学し、新しいカフェでゆっくり話をしようということで出かけた。天下の東急グループが鳴り物入りでオープン・セレモニーを行ったばかりで、さぞや豪華な建物だと思っていたが、入り口からして派手にチャラチャラしたような雰囲気で、中に入ると賑やかな飲食店街が騒音の中でお客さんを受け入れていた。あまりにも想像とはかけ離れていて5階のレストラン・カフェに入ろうとしたら、開店は来月19日だと丁重に断られてしまった。高級感のある雰囲気を期待していたが、率直に言って少々品のないビルで期待を大きく裏切られてしまった。周囲も歌舞伎町らしく飲み屋街で若者が多く、果たして高級ホテルとしてやっていけるのか疑問に感じた。

2023年4月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5725.2023年4月24日(月) 統一地方選で気づいたこと

 昨日行われた統一地方選後半戦の結果は、「日本維新の会」を除いて各党とも不本意な結果に終わったようだ。特に立憲民主党は今が限界ではないかと思えるほど捗々しいものではなかった。酷かったのは「政治家女子48党」で、昨年の参院選で当選したガーシー氏の当選以降公職選挙法に基づく選挙では誰ひとり当選出来ないお粗末さだった。党名の変更も党内でもめている状態でこれでは政党と名乗る資格がない。一昨日の本ブログに取り上げた自称党首の大津綾香氏の如きは、目黒区議選でも下位で見事に落選してしまった。衆参補欠選5か所の内、自民党は4勝1敗だったが、その1敗は和歌山1区で自民現職を「日本維新の会」の新人女性が破ったものである。

 今後の選挙を見て新しい現象が現れたことを知った。それは、千葉5区で当選した自民党新人女性候補と、兵庫県芦屋市長である。前者は両親が新彊ウィグル出身でアメリカの大学を出てから国連職員として勤務した、千葉県とは縁もゆかりもない34歳の落下傘候補である。後者は灘高、東大卒後にハーバード大を昨年卒業したばかりの26歳の史上最年少市長である。この2人に共通して言えることは、選挙区にはこれまで住んでおらず地元とは格別のゆかりもない。ただ、2人ともアメリカの大学で学んだ履歴からすれば、地元ばかりではなく鳥瞰的視野が備わっていてその目線は必ずしも地元密着型ではないことが想像出来る。これまで地方自治首長選では、地元に腰を据え地元以外のことは目に入らないというタイプの年配の議員が多かったが、千葉県市川市周辺や、芦屋のようにいずれも田舎臭の感じられない垢ぬけた土地では、そろそろ脱皮する時を迎えたようだ。旧態依然の自民党体質ではこれからは立ち行かなくなる可能性を感じさせてくれる。

 1例として、東京都北区長選ではこれまで5選された区長が、88歳の高齢の故に過去に支持を受けていた自民党・公明党の支援を得られず、敢えて無所属で出馬したが、新たに自民・公明党の支持を得た女性候補者に敗れた。現在88歳ということは、任期末には92歳を迎えることになり、いくら本人が大丈夫だと言ったところで、周囲には不安があるだろう。こうした頑固で古いタイプの候補者がひとりまた消えていった。

 今すぐにということはないだろうが、今後10年後20年後には公職選挙の立候補者の顔ぶれは大分変わっていることだろう。

 さて、スーダンの日本人退避情報であるが、滞在する日本政府の関係機関の職員らが、国連の職員を退避させる車列に加わり、ハルツームを離れたという。スーダン国軍とRSFは、アメリカ、イギリス、フランス、中国の外交官と市民を国外退避させると公表した。その他にサウジアラビアも自国民150人超を退避させた。20日には、空港周辺が危険だとして国外脱出は難しく中止を発表していたドイツも、同じくオランダと同様に自国民を専用機で避難させた。

 スーダンに取り残されたままの日本人は一体どうなるのだろう。

2023年4月24日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5724.2023年4月23日(日) 統一地方選後半戦の投票日

 今日は世田谷区長選と区議選の投票日である。投票所はいつも通り息子たちの母校・区立東深沢小だ。今朝はやや肌寒かったので厚着をして出かけた。投票所から少々大回りをしてウォーキングを兼ねて自宅まで戻ってきた。意外だったのは、案外多くの人が投票所におられ、投票用紙をもらうまで少々並んで待ったくらいである。大学生の時選挙権を得てから、投票を1度も棄権したことはないが、今日も一応の責任を果たした。結果は今日中に判明するかどうかは分からない。選挙結果を知るのが楽しみでもある。

 国際的に注目されているスーダンの内戦が激しくなり、外国人の国外退避がスムーズに実行出来ない難しさがあるが、その避難を難しくしているのは、航空機が飛び立つハルツーム空港が使用出来ないからである。国外脱出をしないと述べていたアメリカが、アメリカ人70人を脱出させたようだが、それはアメリカ大使館脇からアメリカ軍のヘリコプターとV22オスプレイで空輸したようだ。現地に自衛隊が駐在していない日本は、ジブチへ迎えの自衛隊機を飛ばして待機態勢に入った。しかし、スーダンの首都ハルツームから約1,200㎞も離れたジブチへどうやって安全に避難民を運ぶことが出来るかが問われていたが、ハルツームからポートスーダンまで670㎞を陸路で移動してそこからジブチまで船舶利用するような話が出ている。多少期待出来るのは、内戦の当事者である国軍と対立する準軍事組織「即応支援部隊」(RSF)の間で21日から3日間の停戦協定を結んだことだ。だが、舌の根も乾かぬ間に砲撃が聞こえて、どこまで安全に避難する人たちを移動させることが出来るだろうか。一部の声では、個別に国軍とRSFから停戦の保証をしてもらい、その間に脱出することだという。日本人60人の運命はどうなることやらまだ不透明である。

 アフリカでは、このスーダンの内戦が今や危険信号となったが、各国ともロシアのウクライナ侵攻以来ロシア産原油が入手出来なくなり、エネルギー危機をもたらすことになり、石油価格が高騰した。世界的エネルギー不足はスーダンの危険なケースとは異なるが、ウクライナ侵攻によりアフリカ西岸のセネガルで海洋油田の掘削が期待され、セネガル沖合に大きなプラントが建設され、新たなエネルギー資源の開発が急がれている。ただ、得るものがあれば失うものもあり、セネガル沿岸の漁業従事者にとっては、プラント周辺への立ち入りが禁止され、漁獲量が大幅に減り生活が厳しくなったことは致命的である。日本政府もマダガスカル沖合にエネルギー資源開発のための投資を行っているようだが、現地住民を痛みつけることだけは避けてもらいたいものである。

 さて、これまで寡聞にして知らなかったが、今日4月23日は母校・慶応義塾の開校記念日だそうだ。大学へ入学してから64年も経つのに迂闊だった。ただ、日本一番古い大学として起原は、1858(安政元)年ということは、もちろん承知している。開校記念日というのは、1909(明治42)年に決められたそうである。これからも母校が益々発展して社会へ有能な人材を送り出してくれることを期待している。序でに言えば、今日はイギリスの文豪シェークスピアの生まれた日(1564年)でもあり、亡くなった日(1616年)でもある。

2023年4月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com