3037.2015年9月6日(日) ヨーロッパに降りかかった難民問題

 ITコンサルタントの小糸武彦さんにわが家へ来ていただき懇切にFacebookとTwitterについて教えていただいた。いずれも先日来ボチボチ始めたところだが、どうしたらより有効的に使えるのか、私もまだ充分それらの機能と使い方を理解しているわけではなく、思うように利用出来ているわけではなかった。そこで理論武装?をすべく指導を仰いだ次第である。理由は最近朝日新聞との間で掲載記事の表現を巡ってぶつかってしまい、こちらの言い分を多彩に主張するための手段として考えたのだ。こちらの連絡に対して朝日側からたぶらかされたかのような、的を射ていない回答ばかりもらうので、ここで朝日にプレッシャーをかけようと新通信手段を通してアクセスしたいと思ったわけである。現在今月1日に送った朝日渡辺社長宛親展に対する返書を待っているところである。

 さて、ヨーロッパではシリア人の3歳の男児の漂着遺体がトルコ海岸で発見された一昨日以来、俄かに難民問題が大きな話題となり、ヨーロッパ各国はその対応に追われている。ブダペスト駅ではシリア人ら多くの難民がオーストリア行き国際列車の運行停止のため立ち往生していた。オーストリア政府とドイツ政府が緊急措置として入国を認めると表明したため、難民はハンガリーが用意したバス100台に乗り目的地ドイツへ向けて出発した。漸く事態は動き出したが、難民のホッとする顔とは裏腹に受け入れ国がこれから為さなければならないことは多い。紛争地から難民がヨーロッパに押し寄せる厳しい状況は続き、難民受け入れを容認するEUも対策に頭を抱えている。

 EU圏内でもドイツが最も難民に対して理解が深く、認定審査の間申請者は政府による保護施設で暮らし、1人当たり最大月約2万円の手当も支給される。ドイツでは今年すでに41万人が入国し、年間で過去最多の80万人が難民申請すると予測されている。仮に難民申請が認定されても精々1%以下に過ぎないと予想されているが、ドイツ国民の間では税金が食い物にされると不満がくすぶっているという。

 EUでは加盟各国に対して人口や経済規模に応じて難民申請者の受け入れを義務づける「割り当て制度」の導入を検討しているが、各国の国内事情もあり思うようには行かない。難民増加の大きな要因は、シリア内戦の長期化によるものであり、シリアからの難民が増え、その数は約400万人に上ると言われている。シリアのアサド大統領の独裁に端を発した内戦が、いまヨーロッパ中を悩ませている。自国民を難民として400万人も海外へ追いやったアサド大統領の責任は、極めて重いと言わざるを得ない。これからヨーロッパ各国はこの難民問題にどう対応し、難民の気持ちを癒してあげられるのか、EU当局が実務能力で鼎の軽重を問われていると言っても過言ではないのではないか。

2015年9月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com