3038.2015年9月7日(月) フルマラソン1300回完走の元女性教員

 特別の有名人とは違って、私が知っている市井人の中にもこんなに凄い人、それも数少ない女性の中にそのような人がいるとは失礼ながら思いも寄らなかった。

 昨日神戸市の阪上廣先生から「岸野会30周年記念誌」を送っていただいた。丁度今から30年前旧文部省主催兵庫県教育事情視察団でアメリカへお供した時の同窓会「岸野会」の幹事役をやっていただいている先生である。残念ながら今年は参加出来なかったが、30回目の岸野会を開いて今後どうするかの話し合いもされ、その経過を知らせていただいたのである。その折の記念誌を送っていただいたのだが、冒頭の女性とは、この岸野会会員のおひとりである。

 何に対して驚き凄いと思ったか。その岸野会に渡邊敏子先生という元小学校教員がおられる。定年で退職され、今は新潟に住んでおられるが、47歳になってからマラソンを走り始めて今年6月にフルマラソン1300回目を完走されたという、そのドエライ完走記録を知って腰を抜かさんばかりだった。65歳の今年自己ベストを記録したというが、その記録も3時間29分22秒というから年齢を考えても凄い記録である。昨年の新潟シティマラソンでは大会新記録で年令別優勝を果たしたそうである。正にギネス・ブックものである。

 それにしても18年間でフルマラソン1300回完走ということは、毎年72回も走っている計算で、5日に一度は走っていることになる。少々過剰ではないだろうかと心配になる。本当にこんなタフなランニングをやって僅かの間に大記録ができるものだろうか。16日間のアメリカ教育視察中には陸上競技をやられたとか、マラソンを走っているなどと聞いたことがなかった。学生時代にも走ったようなこともなく、よくぞここまで辿りついたかと思うと頭が下がる。もっと若い時代に走り始めていたら、ひょっとすると日本陸上界において不世出の大選手になっていたのではないか。それでも5日ごとに42.195㎞を走り続けることは相当の忍耐力と体力がないと続けることは難しいと思う。

 岸野会は結成30年を機に今後はその都度希望があれば開催する状態になるが、もし会えることなら来年お会いしてお話を伺いたいと思っている。それにしても47歳からスタートして65歳の今もなお、「フルマラソンの完走回数を伸ばしたい」というのが拘りとはすごいなぁと渡邊先生のチャレンジ・スピリットにはつくづく感じ入ってしまう。

 私も負けずにこのブログを出来れば5千回まで書き続けたいと思う。

2015年9月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com