13.2007年5月27日(日) 江戸城再建セミナー

 「江戸城再建を目指す会」の初めてのセミナーが、夏場所千秋楽大関白鵬全勝優勝に沸く国技館の隣・江戸東京博物館で開かれた。‘江戸城再建の今日的意義’と題する、綜合文化研究所代表・西川壽麿氏と書道家の父・西川秋象氏による講演だった。普通では分らない国内に存在する城の現況、再建、保存状況、歴史、そして明暦の大火で消失した江戸城天守閣再建が成されなかった真の理由等について知ることが出来た。また、会としての短期的で具体的な目標も説明を受けたので、かなり視界が開けてきた。これからが会の目標と活動としては正念場だと思う。私自身は会が目指しているように、現在の皇居東御苑内天守閣跡に木造でオリジナルに近い城を再建すべきだと個人的には考えている。昨年東御苑を初めて訪れてみて、場所的には、皇居内という点で若干抵抗を覚える人がいるかも知れないが、吹上御苑とは濠で完全に隔離、分断されており、実質的にはまったく影響を受けるロケーションではない。思うに国民世論を盛り上げ、国民が納得のいく形なら再建は決して不可能ではないと考えている。
 ちょうど博物館でモスクワ・クレムリン博物館「ロシア皇帝の至宝展」を開催していた。いまロシアに関して講演する機会も多く、展示品にも興味があったので、セミナー開催までの合間を有効に過ごすことが出来た。クレムリン内に入ったこともあり、全体の平面図もイメージ出来たので、思い出しながら展示品を楽しんで鑑賞することが出来た。執筆中の拙著にも、ロシアについてかなりスペースを割いているが、今日購入したガイドブックから、歴史的資料などを得てかなり参考になったように思う。

2007年5月27日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com