昨日の時点でこのホームページへのアクセス数が50000回を超えた。HP開設以来8年半になるが、これを覗いて見てくれる人がこれほどおられることは有り難いことであるし、嬉しいことでもある。1年間で6000人弱ということから推して、多いのか少ないのかは何とも言えない。しかし、同時に2007年5月15日に最初のブログを書き出してから、これも昨日で連続3080回に達したことは、自分でもよく書き続けて来られたと思っている。
もう少し学術的なテーマも取り上げられたら良いと思うのだが、その点は残念ながら未熟で知力及ばず、ネタも拾えず原稿が書けない。まあ一般的な話題は何とか書けそうなので、あまり気張らずに今まで通り自分で納得の出来る範囲内で気楽に書き続けて行きたいと考えている。
さて、昨日から新聞やテレビで大きく騒がれている経済関係のニュースに中国経済の停滞が取り上げられている。昨日の夕刊各紙の一面トップに、「中国成長率7%割れ」(朝日、日経とも)との見出しが掲げられている。毎日、読売、東京各夕刊紙も同じ扱いである。
中国が昨日2015年7~9月期の国内総生産(GDP)を発表したが、7%を割ったのはリーマン・ショック以降6年半ぶりとなった。それほど大騒ぎする数字かと首を傾げるところだが、専門家によると投資や生産の低迷で中国の成長が鈍化し、世界経済を揺さぶるリスクとなっているという。中国経済が力をつけて世界に影響を及ぼすようになったということである。
確かに中国の実質成長率は12%を示した09年以降確実に低下傾向にある。中国政府としては金融市場に資金を投入するなどして、なりふり構わずあらゆる手を打って来る可能性がある。我々にはよく分からない中国市場の動きであるが、とにかく世界経済の動向に大きな影響を与えるようになりそのまま推移するのか、景気を戻すのか、見て見ぬふりをしているわけにも行かないようだ。
ところで今イギリス国内で盛りあがっているラグビー・ワールドカップは、昨日決勝トーナメント準々決勝が終わり、ベスト4が出揃った。今回もベスト4には、すべて南半球の国々、南アフリカ、オーストラリア、ニュージーランド、アルゼンチンが進出した。試合の経過、結果を見ると恐らくニュージーランド(オールブラックス)が優勝の最右翼ではないかと思う。
ひとつ残念なことは、準々決勝オーストラリア対スコットランド戦のノーサイド寸前のプレイでレフェリーの判定に誤審の疑いが出て現地で話題となっている。試合は残り時間2分でPKを得たオーストラリアのキックが決まり32-34の試合をひっくり返し、オーストラリアが35-34で僅か1点差の逆転勝ちを収めるという劇的な幕切れとなった。
ビデオを見たわけではないが、報道によるとスコットランドのラインアウトでスコットランド選手がノックオンしてこぼれたボールをオフサイドの位置にいたスコットランドの選手が抑えたため、ノックオン・オフサイドと判定されてPKとなった。ところが、ノックオンしたボールは先にオーストラリア選手が触れたことからスコットランド選手のオフサイド反則ではなく、オーストラリアのスクラムで試合再開となるべきというのが真相のようである。この誤審は勝負をひっくり返すような大誤審となった。
主審を務めた南アフリカ人のクレイグ・ジュベール氏は、8万人以上の観客の大半を占めるスコットランドのファンのブーイングから逃げるようにピッチから去ったために疑惑の判定と言われ、その一方で最後の土壇場でどんでん返しを食ったスコットランド人は収まりそうもない。勝利を分ける重大な判定となっただけに、この誤審は後々尾を引くことになるのではないだろうか。