49.2007年7月2日(月) 安倍内閣マニフェスト評価

  今朝の朝日新聞第一面を見ると各シンクタンク、研究所、公団体等の安倍内閣政策実績評価が発表されていた。マニフェストの成績採点である。私も所属する「構造日本」の採点が8団体の中で一番辛い。「構想日本」は、どこからの資金援助も受けず、ニュートラルな立場で運営され、各界各層の信頼も厚い。代表の加藤秀樹慶大教授のリーダーシップと理念が傑出している。特に、目立つのはシンポジウムに多忙なはずの各分野のリーダーが多数参加することである。いま行政がやらなければならない、各事業の見直しを国レベルから地方レベルに到るまで点検している。宮城県の浅野前知事は熱心だったが、現職では高知県橋本知事が理解してくれている。       

 さて、その「構想日本」が厳しい採点をした。朝日によれば他の団体に比較して、ダントツにシビアな評価である。100点満点で27点というのだから、完全に落第点で連合の30点より悪い。御用団体の日本経団連の65点というのは、何となく理解できる。寺島実郎氏が会長の「日本総研」が、58点というのは、財団という立場上どうしても現政権に対して甘くなるということなのか。「構想日本」は先日のセミナーでも感じたことだが、立場が毅然としていてぶれない、政治家におもねない点がしっかりしている。私も時折アンケートを提出するが、このままのスタンスをいつまでも貫いて欲しいと思う。

2007年7月2日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com