53.2007年7月6日(金) 日本教育大学院大学で「参画教育」を学ぶ。

 かねてより教育養成制度が問題とされ、現実に現行システムを改善することを謳い、制度自体が走り出しているとは聞いていたが、実際にこの新しい形で教員を養成する、日本教育大学院大学の存在は林義樹教授(前横浜国立大学教授)から伺うまでは知らなかった。先生からお誘いを受け、高校の同級生ともども先生の「参画教育」公開講座に参加した。一方的な林先生の講義というのではなく、まず先生が「参画教育」の意図について解説され、その名の通り先生が30年間に亘って研究されてきた「参画教育」を受講者が実際に体験するものであった。20人近い受講生をいくつかにグループ分けして、問題点とか解決策を個々に書き上げ、そのグループの中で話し合うもので、グループごとに代表者が発表し、それを先生がコメントする。久しぶりに学生時代のゼミを思い出した。同大学生や、予備校、日本語学校の教員のように、現在の教育に関わっている人や、関心の強い方が参加されていた。僭越であるが、私は「教師は子どもを教育する以前に、子どもが好きで子どもに対して愛情を注げられる人でなければ、教師になる資格はない」と持論を述べた。どの程度理解してもらえたかは分らないが、心情的には納得してもらえたのではないかと思う。

  いよいよ教育も象牙の塔とか、研究室内ではなく、大学内外で他分野の人たちとの交流を通じて共に学ぶというスタンスに進化してきたのかなぁと思う。

2007年7月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com