73.2007年7月26日(木) ‘エッ’と驚くニュース

 昨日韓国人拉致被害者のうち8人が解放されたと報道されたが、一夜明けて今朝、解放のため目的地へ向かっていたバスが途中から戻ってきて、1人が殺害されたとのニュースが入ってきた。

 今日から2日間、福島市の「ふくしま自治研修センター」で図解講師を務めるので、思うようにTVニュースが見られないが、5時に講義が終わった段階ではそういう切羽詰った状態にあった。その後リーダーの一人が殺害されたことが正式に発表され、名前も公表された。バスにいて解放と看做されていた韓国人も再びタリバンの手に戻ってしまった。韓国国内では連日この報道に、多くの時間を割いているようだ。事態に好転の兆しはなく、この事件は当分の間韓国内外を揺さぶり続けるだろう。アフガニスタンに行ったことはないが、パキスタンとの国境・カイバル峠を訪れた時の印象と、同地域の関連情報によれば、カルザイ大統領政権は完全に国民を掌握しているわけではなく、アメリカの傀儡政権になってしまった。一方で一時は壊滅的と云われたタリバン残党勢力は勢いを取り戻し、国内には不穏な空気が充満し、テロ活動が頻発している。極めて危険な治安情勢にある。

 もうひとつ驚いたのは、この福島市内には夕刊紙がないということだ。どうも夕べホテルのレストランで、ウェートレスから「新聞をどうぞ」と言われ、夕刊を読みたいと言ったら「夕刊はありません」との答えだったので、てっきり夕刊は手元にないと信じ込んでいた。ところが、今朝ホテルロビーで日経、朝日両朝刊紙に目を通し、連載小説を読んだところ、何とそこには夕刊紙の連載小説も掲載されているではないか。びっくりして確認したら、かつて夕刊はあったが、購読者が減りいまや廃止されてしまったと聞いた。福島市と言えば、東北新幹線も停まる、県庁所在地でそんな過疎地ではない。大手の日経、朝日がそんな有様から察すると日本中相当新聞離れ、文字離れが常態化しているのだろう。

2007年7月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com