84.2007年8月6日(月) 後輩ラグビー部合宿中の菅平高原にて

 高校ラグビー部の夏季合宿で後輩を激励、支援旁々今年も菅平へやって来た。菅平へ来るのは8年連続で、次男の高校合宿の際、やはりお世話役で来た時を含め10回目になる。かつてこの菅平はラグビー合宿で名を知られ、ラグビー人気が高かったころはラガーマンの集団疎開のような感じだったが、いまや他のスポーツ、サッカーやテニス、陸上の高地トレーニングの選手たちが汗を流し、ラグビータウンのイメージは薄れつつある。ラグビーファンとしては、寂しい限りだが、時代の流れでそうなるのも致し方ないのかも知れない。

 今朝近くに住む先輩をピックアップして車で約4時間かけ目指す菅平へやって来た。毎年全日程5日間を菅平で過ごしていたが、今回は仕事の関係もあり、僅か1泊2日、今日と明日だけのショートステイになった。十数年前の息子のときは、グランドもすべて土で風が吹けば砂埃が当たり前だったが、いまやほとんどが全面芝となり選手が泥まみれになることもなくなり、その点ではいまの高校生は施設面で恵まれている。

 午後から芝のグランドで都立国立高校戦を応援することになった。30分ハーフの試合で、前半7-15でリードを許したところで、夕立と雷のため、一時中止となった。最近は、落雷による被害を考慮して、ダボス丘のゴルフ場から避難の合図であるサイレンが鳴ると荷物、用具を置いたまま一斉に安全地帯へ逃げるルールが徹底されていうようで、偶々今日の試合でもハーフタイムでグランドを後に、傍のホテルへ避難した。結局雷と土砂降りが止まず、ゲームは中止となって、生徒たちにとってはいささか消化不良のまま、明日合宿最終日を迎えることになった。

 客観的にみて、どうも後輩たちはチームとしての力が結集出来ていない印象を受けた。春の公式戦では、優勝した桐蔭学園にあれだけ、食らいついたのに、いまはチームとしての総合力が完全に落ちている。最近は負け試合が続いていると聞いている。主力である3年生がいないせいもあるが、どうもそれだけでもなさそうだ。FWのモールプレイの劣勢、全員果断に飛び込むタックル魂の欠如、各プレイの流れを見る試合運び等、どれをとっても新人戦から春大会のころに比べて、力が低下しているのは明らかである。しかし、安定した力が出せないこの時期であるからこそ、逆にひとつ力をうまく結集することが出来れば、一気にチーム力はアップする可能性がある。それに期待したい。

2007年8月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com