湘南高校同期生会が藤沢市内で開かれた。今年の出席者は80名で、全同期生合せて400名だったので、5名のうち1名が出席した勘定になり出席率はちょうど20%に当る。まだ、現役で活動を続けている同級生もいるが、大体悠々自適の仲間が多いようだ。
我々は昭和32年に卒業したので、彼らと知り合ってもう60年になる。ほとんど顔見知りだが、しばらく会わない間にご面相が大きく変化した仲間もいるので、そんな彼らとは外で顔を合せてもまず分からないのではないかと思う。
その中で今日意外な事実を知った。現在安倍内閣官房参与の浜田宏一・イェール大学名誉教授が、今日も出席された同級生浜田(現姓富安)恵子さんの実兄であることを初めて知った。浜田教授は高校の3年先輩で経済学者として日本人ノーベル経済学賞に最も近いと言われ、秀才の誉れ高いが、妹さんも優秀で同期女性の中でただ1人東大へ進学された。
親しかった加藤靖典、山田勝久、轟貞雄君らが顔を見せなかったのが、ちょっと気になる。山田君は体調が勝れないと聞いているので、心配である。ほぼ1年ぶりに大塚武夫さんと話をしたが、よく私のブログを読んでくれる。ブログの形態をもう少しナウい画面に変えた方が良いとのご託宣をいただいた。確かに指摘された通りで、広く読んでもらうためにはもう少し垢抜けたデザインで、より機能的に、現代的な画面に進化させた方が良いと言ってくれたが、その点は承知していてお互いが知っているITコンサルタントとはそういう方向の話になっている。遠からずグレードアップしたソフトを使って、洒落た、それでいて見易くより現代的なデザインに変更する計画である。
大塚さんからは、SNSの使い方についても貴重なアイディアをもらった。つまり現状は私が思い切ってFacebookとTwitterを使いきっていないとの鋭い指摘をもらった。外部の意見を採りいれることをあまりやっていないことについても再検討し清濁併せ呑むようトライしてみてはどうかとのアドバイスである。
友人らしく全般的に活動をよく見てくれているなと有り難く思っている。
さて、今日中村時広・愛媛県知事が四国電力伊方原発の再稼働に同意した。これは鹿児島県薩摩川内市の2つの原発再稼働に次ぐものである。いよいよ安倍政権のエネルギー政策は原発再稼働へ向けて着実に歩み出す。
この画期的と言ってもいい日に当り、朝日朝刊の一面いっぱいに反原発の意見広告が掲載された。「3・11のあと日本は、原発ゼロでやってきた。これからも。」「原発は、安全で、一番安く、クリーン。これ、全部うそだ」とアピールしている。元首相の小泉純一郎・発起人と同じく</B>元首相の細川護熙・代表理事が強く訴える原発再稼働反対のキャンペーンである。これを推進する組織は一般社団法人自然エネルギー推進会議JANFRE(Japan assembly for Nuclear Free Renewable Energy)と呼ばれている。
2人の元首相は売名とか、私利私欲、単なるパフォーマンスで活動しているわけではない。心底から原発に反対し、本来なら首相の座を離れて後輩へのアドバイザーとか悠々自適の生活を送っている筈であるが、敢えて火中の栗を拾おうというのは、相当な覚悟であると思う。これから小泉氏らの活動はどういう道筋を辿って行くのだろうか、注視したいと思う。