98.2007年8月20日(月) 那覇空港で航空機炎上

 今日午前中那覇空港で起きた中華航空機の炎上事故には、TV画面を見てそのあまりの生々しさに圧倒された。乗務員と乗客を併せて165名が無事だったのは、間一髪の幸運以外の何者でもない。乗員がすべて脱出してまもなく機体が爆発し、破壊されたので、少しでも脱出が遅れたら多数の犠牲者が出て大事故につながった。

 幸い今まで航空事故に遭ったことはないので、航空事故の怖さに対する臨場感が充分とは言えないが、規制緩和と自由競争に伴う安売り航空運賃による経費削減が、安全を脅かさなければよいが・・・。

 このところ猛暑日が続いたせいで、TV局も地球温暖化について繰り返し報道してくれている。今日も「報道ステーション」の古舘キャスターが、スイス・アルプスから生中継していた。近年の温暖化で、氷河が減少し、災害発生の前兆が感じられる。私自身カナダでもスイスでも年々氷河が後退しているのを目の当たりに見ている。すでに、スイス山中では毎年2m程度氷河が薄くなっているという。1993年9月に好天の下ブリーク駅前通りを襲った鉄砲水は、貯水された氷河の水が暑さのために凍土雪が融けて流れ出たものだ。そのブリーク駅で列車を乗り換えたときに、洪水が下っていった道路を眺めていたことを思い出す。もう地球温暖化の流れは止められないのか。古舘キャスターは、専門家の意見としては、まったくないわけではないとコメントしていたが、どうも具体的な提言ではないように思える。人間には開発する力もあるが、それを制御する力もあるはずだ、等と言っていたが、少々性善説に過ぎやしないか。もっと現実的な解決策を地球規模で考えないと、温暖化は止められないのではないだろうか。もう遅いかも知れない。

2007年8月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com