106.2007年8月28日(火) 安倍改造内閣は大丈夫か?

 先月の参議院選挙惨敗以来、安倍内閣は針のむしろだった。世の批判、何するものぞとありとあらゆる忠告、意見、批判、非難、雑音を無視して安倍首相は強気に居直り、内閣改造により軌道修正して政権維持を選択した。そして、昨日何とか組閣を終えた。総裁派閥会長の森元首相が、お友達が年小組から年中組になったという程度にしか看做していないのだから、所詮大して評価されるような内閣ではない。

 年金、カネ、失言の3点セットが内閣支持率を下落させた要因と言われているが、年金は安倍内閣が全責任を負うべき性質のものではなく、カネは「カネ亡者」拝金主義者の政治家のことゆえ直ぐにクリーンになるはずがなく、失言は見るからに軽薄、失言癖のある閣僚のたまり場みたいな国会を舞台にするので、とても3点セット問題を根本的に解決することは期待出来ない。

 私見を言えば、あるコメンテーターがTVで言っていたが、悪いことをやったら厳罰に処することしかないように思う。一罰百戒により議員を追放するのである。私利私欲で抜け道ばかり考え出す政治家には、一旦不祥事を引き起こしたら再起の道を閉ざすくらいの厳罰を課さないと再発防止は難しい。いやしくも国会議員たるもの、そのくらいの責任感と良識を持ってもらわないと困る。

 かなりの議員が過去に脛に傷を持つ身なのであろうが、意地の悪い見方をすれば、改造内閣閣僚のうち、誰が最初にスキャンダルを露呈するか、心配であり、興味もある。

 今日はいくつかニュースがあった。明るいニュースは、先月来タリバンに拘束されていた韓国人グループ19人が解放されることで、韓国政府とタリバンとの間で合意に達した。条件は、①年内に駐留韓国軍のアフガニスタンからの撤退、②アフガニスタンで今後キリスト教布教活動をしない、だそうである。どうも韓国人キリスト教徒がボランティア活動とは言え、あの危険な国内であれだけ活動していることに疑問を持っていたが、イスラム教徒にとっては目の上のたんこぶみたいだったのだろう。ともかく解決へ向かって良かった。

 猛暑の中で夕方、一時雷を伴った大雨がやってきた。久しぶりの降雨で気持ちよいが、昨夏近所の落雷でパソコンがやられてしまったので、最近は雷が鳴るとすぐコンセントを抜くようにしている。いずれにしろ、これから少しずつ涼しくなってくるのではないか。その代わり雨雲のせいで、せっかくの「皆既月食」が見られなくなった。この次の皆既月食は3年後である。

2007年8月28日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com