127.2007年9月18日(火) 前途に光が見えない。

 2週間に1度近所の整形外科へ通院しているが、今日から頚椎を伸ばす数値を12から14に上げた。従来より心もち強く引っ張られるという感じだが、さほどの違和感はない。このリハビリだけでももっと頻度を増やせばよいのだろうが、中々思うように時間がとれないので、診察してもらう時に一緒にリハビリをやってもらうことにしている。今日の診察は問診だけ。明後日の消化器の内視鏡検査に備えて、明日は食事管理が面倒だ。3月の大腸の内視鏡検査の際もうまくない検査食に往生したものだ。妻は今日、明日とコーラス・グループの合宿で箱根へ出かけている。

 リオで行われている世界柔道女子48kg級で、谷亮子選手が金メダルを獲得した。「ママでも金」と言っていたが、子育てしながら有言実行するところは大したものである。今大会の日本勢は全く精彩がなかったが、これに勢いづいて、女子の塚田、男子の棟田が金を獲った。こういう明るいニュースがある一方で、暗いニュースは引きもきらない。

 東北地方の大雨で死者、行方不明者が出ているが、秋田では観測史上1時間当たり最高の雨量を計測したそうである。河川は氾濫し、家屋は損壊し、農作物は大きな被害を蒙っている。折角収穫間近かになって「あきたこまち」や「ひとめぼれ」が、打撃を受けそうである。

 悪い奴では、埼玉地検の検事が暴力団組長と取引していたことが発覚したり、京都では16歳の少女が父親である警察官を殺害したり、兵庫県の私立高校では、自殺した高校生を同級生が恐喝していたことが判明してその同級生が逮捕された。自然は荒れ、世の中は殺伐たる様相を呈してきた。悲しいニュースでは、長嶋巨人軍名誉監督夫人が急逝された。ヤクルトの古田監督が成績不振の責任をとり、今年限りで球団を辞めるという。

 首相候補者2人は、自民党国会議員へ挨拶回りだとか。地方が疲弊していることは事実であるが、これを強調し過ぎるあまり、今日の朝日朝刊第一面は「地方自民『公共事業を』」と出ていた。地方出身議員は、自分の票のため、地方への公共投資と地方税交付を強く訴えている。それは分らないでもないが、これでは‘百年河清を待つ’の類で、問題は一向に解決しない。むしろ、財政事情逼迫の折、一層国家財政をピンチに追い込むことになる。小泉改革ですら、あれだけ強引にやってもまだ道半ばで、必ずしも財政改革が成功したとは言い切れない。これを逆行させて、元の赤字財政へ戻すことは、果たして国民的合意を得られるのか。益々増える赤字を将来どうやって正常化するのか。福田、麻生両氏は長期スパンでこれにどう取り組み解決していくのか。ふたりの演説とパフォーマンスからは一向に答えが見えない。

2007年9月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com