137.2007年9月28日(金) ビルマと日本相撲協会はどうなる?

 20日に東京医療センターで受診した、大腸の内視鏡検査の結果を、今日専門医から説明を受けた。いつも感心するのだが、大腸の映像が局部的にきれいに写っている。その写真を1コマ1コマパソコンで説明していただけるので、大変分りやすい。検診結果は、それほど心配するには及ばないということで、やれやれ一安心である。ただ、毎回内視鏡検査の度に、「憩室」が多いと指摘される。今日も実際に「憩室」を見せてくれたうえに、小さなポリープもひとつ教えてくれた。ポリープは良性なので、現時点では心配は要らないとの所見だった。血圧についても相談したが、普段から測るようにしないと本当の血圧が分らないとの説明に納得。実は、11月にチベットへ行こうと張り切っているが、少々血圧が上がり気味なので、海抜5,000mを超えることがちょっと気になっていた。もう少し時間をかけて考えてみようと思う。

 心配していたビルマ情勢が、いよいよ風雲急を告げてきた。昨日射殺されたカメラマン、長井健司さんは当初流れ弾に当ったと報道されたが、実は近距離から治安部隊に狙われて胸を撃たれたという。ブッシュ大統領は怒るし、欧米のマス・メディアは非難轟々だし、日本もソフトに抗議した。今日のマス・メディアはビルマ情勢一辺倒で、北朝鮮の各施設稼動停止を求めるための6カ国協議もどこへやら、影が薄い感じである。日本の旅行会社も予定のツアーをほとんど取り消した。品川のビルマ大使館の前では、在日ビルマ人が民主化と軍政反対で気勢をあげている。かつて、何度もお邪魔したところだし、懇意にしていただいた駐日大使、ウ・チ・コー・コーさんとの思い出も多い。

 ラングーン(現ヤンゴン)の街頭も随分映像に映り、シュエダゴン・パゴダやスーレイ・パゴダも懐かしい。しかし、各社とも常駐の特派員を置いておらず、主にニュース源はロイターの配信なので、各テレビ局の映像も似たり寄ったりで臨場感が乏しい。その映像や記事についても、軍政はジャーナリストを追放しようとしているし、インターネット回線の停止措置をとったとのことで、これから臨場感のある現場の映像やレポートが消えていくのではないだろうか。後ろにいる中国、ロシア、インドの支援と対応がいやらしい。今日の新聞切り抜きは大きなもので、12枚になった。

 大相撲で6月に一人の犠牲者を出した。入門間もない17歳の力士を稽古?で殺してしまった。嘘がばれて数日前から行過ぎた稽古と問題になっていたが、ビール瓶で額を殴った時津風親方にしても、北の湖理事長以下の相撲協会幹部にしても、ほとんど他人事で無関心に近く、きちんと説明していない。仮にもひとりの若い命を奪ってしまったのだ。まったく無責任であり、こんないい加減な親方日の丸の財団組織なんか解散させるべきだ。本件についても、遺族はただ泣き寝入りするしか術がないように見える。朝青龍の謹慎問題にしても、師匠の高砂親方の未熟な指導と対応が問題になったばかりではないか。また、同じようにお粗末で手際の悪い対応を繰り返している。

 今日、北の湖理事長が渡海文部科学大臣にいやいやながら謝罪したが、謝る相手を間違えてやしませんか。最初に謝罪すべき相手は、17歳の青年力士の両親であり、遺族ではないのか。こんな常識もなく思いやりに欠ける、文科省掌下の財団法人・日本相撲協会は、解散して出直し、運営を民間のマネジメント会社へ任せた方がよほどすっきりする。

2007年9月28日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com