153.2007年10月14日(日) 恒例の大学ゼミ同窓会

 今日はゼミの同窓会である飯田会が、いつも通り九段会館で開かれ約40人が出席された。恩師である飯田鼎先生は今年83歳のご高齢で、慶應ももう20年近く前にお辞めになり、それ以来ゼミはお持ちではない。従って会としては新入会員があるわけではなく、年々歳々ジリ貧となり寂しくなる一方である。しかし、こればかりは致し方がない。まだ現役で活躍している同輩、後輩もかなり多く、幅広い分野で活動している若い人の話を聞くのも興味があるし、経験豊富なOBの話もヒントになる。私立の女子学園校長である伊藤さんが、永年に亘って幹事にして司会進行を務めているくらいだから、明らかに組織が高齢化、硬直化しているとはいえる。しかし、これも以心伝心お互い認めあった仲間同士だから、トラブルなんかにはならない。

 それにしても、気になるのは飯田先生のご健康状態である。今日の日を楽しみにされていたが、一昨日発熱されて今日は無理を押してご子息が奥様ともども会場まで車で送ってこられた。

 かつては、熱弁を揮われた先生も最近はお年のせいで、さすがにやはり元気がない。4月に小松、島田、青木、利光さんらとお宅へお邪魔したときは、寛いでおられたせいか、ご健康状態はあまり気にならなかったが、やはり発熱となると心なしか、お疲れのご様子がありありである。冒頭のご挨拶も短く、最後のご挨拶の代わりに塾歌と応援歌を唄われ、途中でお帰りになられた。多感な時代にゼミで教えを受け、いまも親しくご厚誼をいただいているのは、飯田先生ただおひとりなので、いつまでもわれわれにとっては心強い道しるべであり、お元気であって欲しいと願っている。心からご健康をお祈りするばかりである。

 学生時代に素晴しい恩師に巡り会えて、いまも同じ学問を学んだ仲間が、時々自由に話し合える場は貴重であり、宝でもある。遠慮なく話し合って、相談にも乗ってもらえる。学生時代の裃を脱いだ、こういう付き合いはいつまでも大切にしたいと改めて思う。

 小田急グループのCEOを辞められた利光さんも、割合こういう機会には参加してくれるようになった。しかし、同期生の読売新聞社社長・滝鼻卓雄くんは多忙な日程をやりくりしてくれたようだが、やはり来られなかった。本業以外にも巨人軍が久しぶりにセ・リーグ優勝したので、予定が立て込んでいるのだろう。まだ、元気に活躍してくれることは同期生として嬉しく思っている。

 常連の小松隆二・東北文科大学長は、時間を作っていつも酒田市から駆けつけてくれる。小松先生は、来年3月には、学長をお辞めになるということでもあり、同期の島田さんや青木さん、利光さん、われわれの同期生と下級学年の仲間も誘い合わせて、5年前に楽しんだ東北旅行に続き、再び大学を見学旁々東北地方の旅行を計画しようと考えている。

2007年10月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com