176.2007年11月6日(火) 清水丈夫さんが活動している!

 BIGLOBEのWEBサイトを検索していて、偶々「清水丈夫」さんの名を見つけた。60年安保闘争、東大紛争以後公権力により逮捕され、その後表舞台にはまったく出ておられなかったので、われわれ清水さんを知る者はみな心配していた。ひょっとするともう亡くなられているのではないかと思っている人も多かった。先月日経新聞の「私の履歴書」に元同志・青木昌彦スタンフォード大名誉教授が、60年安保闘争のころのブント仲間について書かれ、清水さんに対してはあまり好意的に述べていなかったことで、私はいささか腹を立てていた。それが清水さんはどっこい生きていたのだ。よかった。青木氏は学問の分野では脚光を浴びるようになり大口をたたいているが、所詮運動からの離脱者だ。それに引き換え清水さんは、世間から忘れ去られていったが、信念に従い地道な革命運動を続けている。

 清水さんは、前進社から「清水丈夫選集」全10巻の出版企画を進め、すでに第7巻まで上梓していたというから驚きである。全学連元書記長の肩書きから姿を隠して、復活した全学連がその後分かれる過程で中核派の指導者となり、いまではインターネット上の選集の広告を見ると「革共同議長」とある。選集第5巻では、序文で9・11テロに際して全読者に訴えると相変わらずの気炎で煽っている。ある面で凄いなぁと思う。

 今夜、東京に活動の場を置いている湘南高のOB、OGの集まりである「東京湘南有志会」が六本木アークヒルズで開催されたが、早速湘友会会長・天野武和さんにお伝えしたところ、びっくりされた。天野さんは清水さんとは中学から高校、大学とずっと同級生で格別の思いがあるはずであり、以前から一度逢いたいと仰っていただけに、とても喜んでおられた。

 会えるかどうかは清水さんのお気持ち次第で分らないが、私にはよかったという気持ちがある。ラグビー部の和田正温さんにも電話でお知らせした。和田さんも驚いておられた。

 いままでの経緯を考えると、もうわれわれにはお会いする気持ちはないかも知れないが、出来れば昔の誼で率直にお話してみたいとの気持ちが強い。

 今日はビッグな一日となった。「東京湘南有志会」には、ダークダックスの遠山一さん、森ビルの森稔社長、ボートでメルボルン・オリンピックに出場した医師の比企能樹さん、川井陽一湘南高校長、ラグビー部関係者、大勢の人たちに会えた。

 しかし、何と言っても清水さんが活動しているらしいとの感触を得たことが何よりも嬉しいニュースだった。

2007年11月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com