19日(月)に「清水丈夫選集第五巻」が「前進社」?の「大久保正」氏から郵送されてきた。しかし、当方の確かな意向を確認せずに、この様に突然郵送してくるとは露知らず、すでに直接書店に注文してしまった。
最初に駅近くの八雲堂書店に申し込んだところ、翌日電話で取り扱い出来ないと断ってきた。ならばと、大手書店の紀伊国屋書店渋谷店へ申し込んだら、ここも取り扱い出来ないが、新宿本店が取り扱えるので、本店経由で注文することになる。それには、若干時間がかかるという話だった。待つともなく待っていると、昨日入荷したと電話連絡があった。それほど安い書物でもなく、同じものを二冊も購入するのは無駄な気もしたので、近所のラグビー部先輩である和田正温さんに、余分に頼んでしまった清水氏著書を、もしよかったら要りませんかと話したところ、快くお買い求めくださることになった。早速渋谷へ引き取りに出かけ、和田邸へ立ち寄ってお渡しした。和田さんは清水さんと中学、高校とも一緒でラグビー部でも一緒だったので、以前から消えてしまった清水さんの消息を気にかけておられたので、反って清水氏著書を手に喜んでおられた。
実は、和田さんから意外な話を聞いた。何日か前にあるTV局が報道していたらしいが、前進社が警察の手入れを受け、50歳代の男が逮捕されたという。しばらく鳴りを潜めていたが、警察はじっと偵察していて何か情報を掴んだのか、150人の警察官を動員して家宅捜索に踏み切ったようだ。そんな話はまったく知らず、どうも中核派の拠点である前進社は、相も変わらず革マル派と対立しており、ひょっとすると革マル派を襲撃するようなアングラ情報を手にして、武器集合罪かなんかで抜き打ち的に摘発されたのかもしれない。やはり、こうなると私が書籍代を支払った時の名前、住所を仮名でもよいと知らせてくれたのは、前進社の私に対する気配りだったのかもしれない。
如何に正論であっても、私自身は最早100%暴力的なデモや、アウトロー的な行動なんかやる意思も気力もないので、警察に目をつけられるのだけは勘弁してもらいたい。