197.2007年11月27日(火) いよいよチベットの入り口へ

 北京空港から国内線で西寧へ飛び、早速市内観光で東関清真大寺、タール寺と見学した。後者にはやたらに物乞いが多いのに辟易した。西寧空港もこの4月にオープンしたばかりだという。市内を歩いている人々も男は回教徒特有の白い帽子を被っている。イスラム教徒が多いせいか、どことなく町の雰囲気と佇まいが普通の中国の町とは違う。新しい空港や高速道路と市内の古い街頭風景にアンバランスが窺える。一昨日降雪があったために、日陰では雪が残っている。交通信号はあるのだが、数が少なくほとんどの通行人が車の往来を厭わず、強引に道路を横断する。われわれ19名のツアー参加者も隙を見て、車の洪水の中を命がけ?で突っ走る。

 参加者は多彩で、19名のうち、男性は僅か3名で現在の世の実態を示しているようだ。中には仲間同士で参加した女性が多いが、中にはイギリス人のゲーリーさんや、シカゴ大学研究員で偶々参加された方もいる。

 少々買い物、夕食で時間を取りすぎ慌しく西寧駅へ来た。駅構内で駅員と乗客がひと悶着起こしていた。出発時間も迫り、とに角指定列車の指定車両へ乗り込んだが、11号車には私ひとりだった。後になってガイドの劉秦さんが10号車を交渉してくれ、中国の実業家と相部屋となった。

 一番困ったのはトイレである。痔主の私にとって厄介なのはしゃがむ便器である。今や慣れた便座がないと難しい。今夜と明朝は困ったことになりそうだ。

2007年11月27日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com