202.2007年12月2日(日) チベット旅行は楽しかった。

 昨晩10時を過ぎてから、添乗員の木村さんから12時から今朝7時まで再び停電になると連絡があり、充電関係の処置だけして、身体を暖めて休んだ。今朝フロントの女性には昨日のインターネット不接続に関する約束不履行に関してクレームを申し立てた。約束しておきながら、それを2度も無視するのだからどうしようもない。ガイドに言わせれば、以前よりましになったとのことだが、少々不愉快である。まだ、ソフトウェア部門でサービスが行き届いていない印象を受ける。

 チベット滞在も今日が最後となり、ラサを去る前にチベット王陵を見学して、典型的な民家を訪れた。手土産を用意しておいてよかった。おじいさんにはぐい飲みの猪口を、おばあさんには扇子を上げたのだが、明治の板チョコを割って子どもたちに分け与えている姿をバス車内から見ていたゲーリーさんが、休みの日にこどもたちに普段は食べられないおいしいチョコをあげたのは良かった。子どもたちにとって、一足早いクリスマス・プレゼントになったのではないかと仰っていただき恐縮である。

 今度の旅行に関しては、私はもちろん大満足であるが、他の参加者からも概ね良かったとの声が高い。他の普通のツアーと大きく異なるのは、高地ゆえの健康対策である。実際こんなに飲み水をもらいながら、毎日水ばかり飲んで、時折酸素を吸っているのは、まったく初めての経験である。木村さんに聞けば、19名の参加者のうち、結局医者にかかった人が6人、その内点滴を受けた人が5人ということであるから、とても並みの旅行コースとは言えない。実際、私がこの旅行にお誘いした年配者3人にも断られたが、その理由が高地で気圧が心配だということだった。確かにその懸念はある。しかし、今回大事に至らなかったのは、処置が早かったせいであろう。この点を旅行社もわれわれ旅行者も肝に銘ずべきであろう。

 僅か4泊の短い滞在で、身体も充分順応しないチベットではあったが、ほかにも魅力がいっぱい溢れている。この旅行を守り立ててくれたのは、何といってもガイド・曾さんのガンバリやのお陰である。性格も素直で、勉強家である。個人的に、また将来的に再び来られるかどうかは分からないが、今度の旅行は私自身にも多くの知識を授けてくれたうえに、生涯忘れられない思い出になったことは間違いない。

 新しいラサ空港を飛び立ち、成都経由で北京へ向かう。あまりよその国を批判するのは可しとしないが、それにしても中国の人たちが整列とか、航空機内で携帯電話をかけるのは、何とかならないのだろうか。大きな声で傍若無人にしゃべっているのは、傍にいて耐えられない。

 いま、丁度午後7時、成都空港のトランジットルームでPCを打っている。ここも近代的なロビーである。まもなく北京へ向けて出発する。

2007年12月2日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com