3106.2015年11月14日(土) パリで再びテロ、犠牲者多数を生む。

 今朝のテレビ・ニュースがパリ市内数か所で爆発と銃乱射により多数の死者が出たと伝えたのには驚いた。正に昨日「13日金曜日」のことだった。

 今年1月に続き、再びテロかと注視してみると、やはりイスラム過激派による卑劣なテロだった。レストランとコンサート・ホール、そしてフランスとドイツ代表チームによるサッカー親善試合のスタジアム他で連続的に起きた事件である。偶々ドイツ外相とともにサッカーを観戦していたオランド大統領は、急遽現場を離れ、これは前例のないテロ事件と断定し、国家非常事態宣言を発令した。

 パリでは今年1月に週刊誌「シャルリエブド」本社と郊外のユダヤ系食料品店がイスラム過激派に襲撃され、17人が死亡した残忍なテロが発生した。今回のテロでは、ロック・コンサート中だった満員のコンサート・ホール内で観客約100人が人質となり銃撃戦となったため、127名もの市民が犠牲となった。容疑者は自爆した者を含めて8名が死亡した。彼らはフランスによるシリアへの介入と空爆に対して強く非難したようだ。

 先のロシア民間航空機のシナイ半島墜落事故も米英ではロシア空軍機によるシリア領内への空爆に対するIS側の仕返しと言われているが、今また同じようにフランスに対するイスラム過激派の報復攻撃である。

 安倍首相も出席する15日開催の20カ国・地域首脳会議(G20)に出席予定だったオランド大統領は、急遽予定をキャンセルして欠席することになった。

 このところISやアルカイーダらテロ集団側の力が広い地域に拡大して、ターゲット国を標的に一歩も退かなくなった。この恐るべきテロ行為は明らかにテロ集団がフランスに対して報復を行ったものである。彼らは相手に対して攻撃を跳ね返すような仕返しによってしぶとく抵抗し多くの国を恐怖に陥れている。この状態が続く限りいつまで経っても局地戦は終わらず、いずれ大きな戦争へ発展して行くだろう。

 今後どんな展開になっていくのだろうか。幸い今回のテロ事件で日本人に被害者は出ていないようだが、わが国も他人事として座視しているわけにはいかない。これからISやアルカイーダら他のテロ集団は、彼らが憎むべき敵対国家に対してどういう戦いを挑んで来るのだろうか。不安材料は尽きない。

 さて、今日長らく気になっていた高齢者用肺炎球菌ワクチン接種を受けた。どうも年寄りは若者に比べて体力と抵抗力が弱いうえに、最近は強力な病原体が知らぬ間に侵入するので、予防措置をきちんとしておいた方が安心出来るとテレビなどでも啓発していた。そこで今日定期的な血糖値検査と降圧剤をもらいに行った序に、その接種を受けた。接種すれば、その後5年間は有効だそうで、高齢者入りした65歳時から5年ごとに役所が半額を負担してくれる。生憎75歳時に受診しなかったので、80歳までは補助金制度を使えないため予防接種料金は、お高い8640円を支払うことになった。

 ところでバングラデッシュの首都ダッカ郊外で先月25日に頭が2つある男児が帝王切開で誕生したとのニュースが今日になってネット上に登場しびっくりした。体重は5500gだそうである。ネット写真で見ると首から下部分は1人の乳児の身体で、首の上に頭が2つ載っている。2つの顔はよく似ている。こう言っては失礼かも知れないが、化け物のようであまり気持ちの好いものではない。2つの鼻で呼吸し、2つの口でお乳を吸い、首の下部分に異常は見られなかったそうだが、3日後に死亡したという。

 かつてベトナムで男児2人の頭が繋がった双子が生まれ、長らく生きていて話題になったが、その後2人の頭部を手術により切り離したがその後ひとりは亡くなった。このケースはベトナム戦争下に散布された化学薬品の影響を受けて奇形児が誕生したと言われたが、バングラデッシュのケースは格別特異な原因ははっきり分からないようだ。地球上に生物が生まれて40億年も経つといろいろ分からないことが起こるものだ。

2015年11月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com