現在朝日新聞、及びテレビ東京とバトル中である。朝日については、6月5日朝刊に掲載の地方創生会議の提言「高齢者を地方移住へ」が事の発端であり、その後朝日の傲慢な対応に対する不満と、思い上がった朝日の体質に関して問答を繰り返し、結局5ヶ月以上経過した今日に至るも解決の見通しは立っていない。朝日新聞綱領では、読者の声に謙虚に耳を傾け、要望や苦情には誠実かつ迅速に対応することになっているが、これまでのところそんな雰囲気なぞまるで感じられない。「失態⇒反省⇒無反省」を繰返す、裏表のある朝日の面目躍如である。これほど思い上がって読者を愚弄し、質問を無視して持論だけを強調するとは、思いも寄らなかった。朝日としては、勝ったつもりで終戦に持ち込もうとする意図がありありである。当方から折れるつもりはない。
他方、テレビ東京は報道番組「アンサー」で、太平洋戦争戦没者遺骨収集事業に対する事実誤認による、間違った内容の報道をしたことに対して抗議したものである。これまでに担当プロデューサーから薄っぺらな回答をもらったが、とても納得出来るものではなく、自己弁護と自分勝手なお説を述べているだけである。引き続き質問をぶつけている最中である。
そして、一昨日再びプロデューサーから簡略で逃げ腰の返事をもらった。私がA4版3枚にびっしり過去の遺骨収集の経緯と政府の取り組みについて、10年以上関わっていた体験も含めて詳しく説明したが、回答はほんの10行足らずだった。「ご指摘いただいている遺骨収集への国の関わり方についてですが、私どもは従前より各所へ取材を重ねてまいりました」と都合の好い返事である。具体性がまるでない。とても正確な情報を得られる旧厚生省や、日本遺族会、戦友会などの関係者へ取材したとは思えない内容である。プロデューサーが遺骨収集事業自体をよく知らず、思い込みだけで見当違いの間違った取材をして公共の電波を使って嘘の放送をしていることが気になる。それなりに取材をしたと書いてあるが、的外れの疑似関係者に取材したのではないか。私自身の体験からいってもとても信用することが出来ない。
テレビ東京に関しては、報道内容が間違いであることは明白であるので、同じ番組で訂正するよう求めているが、何が災いしているのか、どうもそれが出来ないらしい。
普通の社会では間違えたら謝罪したうえで訂正するのは、至極当然なことである。況してや全国放送で虚報を流したのだ。それがテレビ東京では現状は出来そうもないようなスタンスなのである。どうしてこうもメディアというのは、謙虚さがなく厚顔なのか。メディアはこれだから困る。こんなデタラメをやられては遺族も堪ったものではない。何ゆえメディアというのは、自らの過ちや嘘を素直に正そうとしないのか。