夜中に左膝が痛みだし、あまりの痛みについ目が覚めた。こんなことは初めてである。これまでにも時々痛むことはあったが、パテックスのような湿布をすれば、しばらくして痛みは消えた。今月初めぐらいからその痛みが強くなって整形外科医で診てもらったが、しばらく様子を見るという診断だった。
この膝が初めて痛み出してからかれこれ10年近くになる。診断は「リューマチ性発筋痛症」というもので、これまで投薬で経過を見守ってきた。CRPという数値が0.3以下なら問題ないそうだが、そのラインを行ったり来たりで中々0.3以下の安全値が続かない。年齢的な問題もあるとは思っている。これまで格別強い痛みがあったわけではないので、気にせず定期健診で診てもらってアドバイスをいただく程度だったが、昨晩のように突然痛みが出ると困る。
昨晩は奈良に住んでいる長男が東京へ出張序に高校時代のラグビー仲間と忘年会をやって、そのまま遅く泊まりに来た。すでに白河夜船だったので、今朝その話を聞いてみるとやはり楽しい忘年会だったようだ。その中で今春「和民」社長に抜擢され、話題となった出世頭の清水邦晃くんが、多忙な中を参加したそうだ。彼も最近「ブラック企業」と会社がメディアから批判された中で、反って昔の部活仲間との遠慮のないひとときがストレス解消の一助になったのではないだろうか。中々しっかりした若者なので、何とか苦境を切り開いてくれると思う。
その長男が今夕、私が今年喜寿を、妻が古稀を迎えたのを祝って玉川高島屋内の「鎌倉山」でローストビーフをご馳走してくれた。やはり鎌倉山の名物は旨い。3年後の傘寿には何をご馳走してくれるかな? 何だかんだ言ってもまずは健康であるに越したことはない。膝はもう少し様子を見て、痛み具合によっては整形外科医に相談しようと思っている。
ところでお年寄りへのバラマキと言われる低年金者向け給付金の予算が、昨日今年度の補正予算案に盛り込まれることが閣議で決定された。10日前にも本ブログで取り上げたが、低所得の高齢者に1人当たり3万円の臨時福祉給付金をバラまく。その予算が3624億円というから大した金額である。政府はこうしてお金をバラまいて来年の参院選を有利に進めようとしている。ある経済官庁幹部は「今は選挙前に公共事業を打っても票にならない。むしろ直接現金をばらまけばいいという発想で、本来なら許されない」と憤っている。若手人気議員の小泉進次郎・自民党農林部会長も「アベノミクスを支えるのは高齢者か」と手厳しい。恩恵に与かれない立場の高齢者の1人として考えても、どうもこのバラマキは、恩恵に浴するラッキーな高齢者を除いてどの年齢層からも理解され難いのではないだろうか。しかし、敢えてそれをやるところがお坊ちゃん総理、安倍晋三流なのだろうか。