750.2009年6月2日(火) 北朝鮮・金正日総書記の後継者が決まった?

 昨日GM社が連邦破産法を申請したことが新聞各紙やTVで大きく取り上げられている。再生の可能性もさることながら、それ以前にGMが順調に業績を伸ばした過程で大きなおごりがあったことが指摘されている。時代の要求を無視して経済的な小型車を作らなかったことが不振の原因とされている。結果的に他の外国メーカーとの競争に勝てないまま、ずるずる同じ販売政策の下に同じように車を生産してきたことが失敗である。1909年創立という伝統を破壊してしまったが、不安だらけな仕切り直しの船出となった。

 瀬戸際外交を続けて世界中から非難と顰蹙を買っている北朝鮮が、またミサイル打ち上げを計画しているらしい。しかも国内2箇所からである。一方、国連安保理は先日の地下核実験の国連決議違反に対して、遠からず北朝鮮への新たな重い制裁決議を行うだろう。北朝鮮が自身を追い込んだ四面楚歌だが、今日金正日総書記の後継者が決まったらしいとのニュースが流れた。かなり精度の高い情報のようだ。現在の金正日の後釜は、どうやら三男の金正恩(キム・ジョン・ウン)らしい。詳しい履歴が分からないが、まだ26歳の社会経験不足な若者のようで、政治的にも、外交的にも難しい立場の国家をリードしていく能力があるとはとても思えない。背後には軍部がついているとも噂されている。大体共産国家に世襲制度があること自体が理解出来ない。ミサイル打ち上げのアドバルーンもこの後継者決定を内外にPRせんがための祝砲といわれている。この一連のスケジュールを見ていると、自分たちの権威と立場を世界に印象づけるためだけにお祭をやっているように思える。えらい迷惑を蒙るのは、周辺諸国であり、圧制に我慢させられているのは北朝鮮国民である。いつになったら北朝鮮という国は目を覚ますのだろう。

 昨日から行方不明になっているエール・フランスがどこに消えたのか今もって分からない。リオからパリへ向かったまま影も形も消えてしまった。ミステリーじみている。228人が搭乗しているので、フランス、ブラジル両国が懸命に捜索しているようだが、まったく行方が分からないという。摩訶不思議な話である。

2009年6月2日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com