マイカーのフォルクスワーゲン・VW<POLO>の具合が、急に悪くなった。6月に車検を済ませたばかりである。先日来エンジン起動時に時折具合が悪くなることがあって、数日前近所へ出かけかけたところ突然揺れが激しくなりゲージの黄色いランプが点滅し出した。慌てて自宅へ戻りガレージに入れて説明書を見てみると、黄色いランプの点灯はエンジン・オイルに不具合が発生したことが原因とある。
最近VW社はアメリカで自社ディーゼル車の排気ガス検査を誤魔化して世界的に信用を失い、販売数を落とし、トップ人事の交代があったばかりである。マイカーはディーゼル車ではないので、件の不祥事とは直接関係はないかも知れないが、VWが信頼感を失った時期と重なる故障だけにどうもすっきりしない。車を運転してVWの販売代理店で調べてもらおうにも走行中に動かなくなったのでは困ると思い、VWに電話で相談したところ保険証がレッカー車の牽引を保証しているから、保険会社でレッカー車の手配をしてもらえるとのアドバイスをもらった。すぐ東京海上に相談しレッカー車の手配を依頼すると、しばらくしてレッカー車が来てマイカーをVW販売店へ牽引してもらった。その後VWから修理に4日間かかり、費用もかなりの高額を知らせてくれたが、かつて日産やトヨタ車に乗っていた時には、このような故障はなかった。つまりこんな手間と費用がかからなかったのだ。ついVWに愚痴を言うとVWのエンジニアーは以前トヨタに勤めていたが、確かにこの種の故障は輸入車に多いと聞かされ、ちょっとがっかりしたところだ。
車がステータス・シンボルだったのは、一昔もふた昔も前のことで独身時代に一時OPEL車に乗っていたことはあるが、使いやすさやメンテナンス、費用などを考えると、やはり日本車の方が利用し易いと半世紀以上もマイカーに乗ってみて最近になって痛感している。年齢的にも現在のVWを買い替えて新しい車を購入することはもう考えていないので、私のマイカーのゴールはやや不満足感の伴う外車で幕を下ろすことになる。
しかしながら、車のない生活というのは、その便利さに慣れてしまうとちょっと不便だなと感じている。