3154.2016年1月1日(金) 母校で新年恒例のラグビー祭

 年の初めの例とて 終わりなき世のめでたさを 松竹立てて門ごとに 祝う今日こそ楽しけれ

 と国民学校1年生の新年に学校で歌った「一月一日」だ。あれから70年が過ぎ、最早この歌は歌われなくなった。

 元日の今日、母校湘南高校ラグビー部では母校で恒例によりラグビー祭が開かれた。毎年車で出かけるが、母校まで40㎞足らずなので、第三京浜と東海道を通って40分程度で行ける。有り難いのは、元日はいつも晴天に恵まれることで、今年は特に風がないのが良い。グランドには現役、OB合せて100名程度が集まった。午前中は現役チームと若いOBチームの練習試合だが、やはり大学でもプレイしているフィフティーンで固めた若手OBチームの方がどうしても力は上だ。丁度新人戦の最中でもあり、母校チームは2回戦を突破して次の3回戦のためにうってつけの練習になる。その後OB会定期総会を開催して懇親会へ移る。

 ここでは毎度のことだが、乾杯の発声を頼まれる。いつもながら部員の母親らの協力で料理を作っていただいている。今年は1年生だけで1チームを作れると顧問が言われた通り、3年生がチームから抜けた今でも、チームとして残った部員が多いのは頼もしい。我々の時代には、考えられなかった層の厚さである。

 部員を支える施設などでも校内合宿所が整備され、OB会としても夏の菅平合宿の費用を一部補助したり、壊れたタックルマシンも新規に購入して提供している。学校も今日ラグビー部OBの副校長と顧問が参加されたように、支援体制がしっかりして、その点では部員たちは恵まれていると思う。

 今日は偶々ワールド・カップの南アフリカ戦を実況中継した、NHK仙台支局勤務で35年ばかり後輩に当る豊原謙二郎さんが、生々しいWC体験について臨場感を交えて話してくれた。最近の話題となった実況熱血放送について当のアナウンサーから話してもらったので、部員たちは感激し、話も大分参考になったのではないかと思う。

 あの南アフリカを破った逆転トライ直前にウィングへボールが回り「行け!行け!」と絶叫し、その直後40秒間一言も話さなかったパフォーマンスについてその是非論があるようだが、私は彼に臨場感が伝わって良かったと話した。その間隣席の同僚からジェスチャーで話せ、話せと言われたが、それを制止して沈黙の空間を作ったと言っていた。彼もNHKの内情についてもいろいろ話してくれた。面白かったのは、試合中解説者にひょっとする、3-7ぐらいの割合で勝てる可能性があるのではないかと話したところ、解説者はとんでもない、あっても精々1-9ぐらいだと言われたそうだ。それほどの大番狂わせゲームだったのだ。また、逆転トライを決めた後、まだコンバージョン・キックをしていないのに、思わず「日本が南アフリカに勝ちました」とフライング気味に口走って注意されたとか、楽しいエピソードを聞かせてもらって中々愉快だった。

 こういう千載一遇の歴史的な勝利を中継する機会を得たことは、彼自身にとっても幸運だったし、うまく波に乗れることが出来たのではないかと思う。彼には拙著を贈ってこれからも活躍されるよう励ました。

 さて、帰路戸塚市内の地下道を潜った際、渋滞して、いざ発進しようとしたところエンジンがかからない。慌ててブレーキペダルを踏んだが、ブレーキがかからない。危うく前の車に追突しそうになった。計器盤の赤いランプが点滅していた。エンジンが切れてしまったのだ。幸い再び起動させたところエンジンがかかった。しかし、その後再び同じようにエンジンが切れてしまった。昨年末エンジン・オイルのコイル?が故障して付け替えたばかりだ。嫌な予感だが、わが家の車は、欠陥品なのだろうか。ちょっと故障が多過ぎる。月曜日にVWに連絡を取って相談してみようと思う。

2016年1月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com