二男一家のお誘いで今日は軽井沢へ1泊旅行と相成った。積雪を心配して二男も私たちもドライブを止めて別々の新幹線で軽井沢へ向かった。東京駅から僅か1時間14分である。偶々周囲の座席には外国人観光客が乗り合わせていたが、その1人がニュージーランド人だった。先のラグビー・ワールドカップ優勝のお祝いを述べたところ喜んでもらい、日本が南アフリカを破ったことを随分祝福してくれた。どんな旅をしているのか多少興味があったが、仲間もいたようだし、軽井沢駅で降りる時そのまま長野へ向かう彼らにそっと別れの挨拶をした。
息子が手配してくれたのは、「軽井沢倶楽部ホテル軽井沢1130」という長たらしい名称のホテルだった。「1130」という数字が妙に気になったが、ホテルのWeb siteで見ると、軽井沢の「標高1130m」に謂われがあるそうだ。ホテルはJR軽井沢駅から浅間山・鬼押し出し方面へ向かってバスで45分くらいの雑木林の中にある収容力がかなりあるホテルだった。随分資金を投資して建造された建物だとお見受けした。ホテル形式ではあるが、いわゆる温泉旅館で肩の凝らない宿で、久しぶりに大衆浴場にも浸かった。
軽井沢駅前で息子たちと待ち合わせしている間に、南口側にある名物の軽井沢ショッピング・モールをぶらぶら歩いたが、大勢の観光客で溢れ、数年前の夏に近くのプリンスホテルに泊まり、買い物に訪れた時期と人出は変わらないほどだった。軽井沢と言えば、夏の避暑地の代名詞だったが、今や季節に関係なく多くの観光客がやって来るのかも知れない。だが、モールの駐車場の車を見る限り、流石に東京の車は少なく、近郊県の車が圧倒的に多かった。旧軽井沢方面の様子が分からないので、何とも言えないが、仮にモール周辺にしか人出がなかったとするなら、軽井沢はやはり夏の避暑地ということになるのだろうか。
景気は良いのか、悪いのか肌に感じることはあまりないが、あれだけ買い物客が繰り出して来るというのは、景気が良い方なのかも知れないと感じる。
まあ4歳の男児と2歳の女児の孫との旅となったが、2人とも子どもらしく元気で明るく無邪気なのが取り柄だ。明日あと一日お付き合いすることになる。