6447.2025年1月6日(月) おうばいとうり(櫻梅桃李)を知っている?

 PCにいつもどこからともなく送られてくるBaba-MaiLに昨日興味深いCONTENTSが紹介されていた。題して「These Japanese Consepts Will Change Your Life Forever」というもので「これらの日本人の考えはあなたの人生を永久に変えるだろう」というようなことで8つの日本的表現が挙げられていた。

 1.おうばいとり、2.ワビサビ、3.もったいない、4.がまん、5.仕方がない、6.おもいやり、7.かいぜん(改善)、8.おもてなし

 である。

 ローマ字で書かれているので、「1.おうばいとり」とは何だろうか分からず、辞書を引いてみた。「おうばいとり」とは「おうばいとうり」のことで、漢字で「櫻梅桃李」と書くことが分かった。なるほどと思えども普段我々があまり意識している言葉ではない。説明書きを読むと人を他人と比較するなということを言っているようだ。何となく分かるような、また分からないような解釈である。それより「櫻梅桃李」を辞書で見てみると、櫻、梅、桃、李(スモモ)は、それぞれの花がその特性を発揮して見事に花を咲かせている。同じように人はみな、日々一所懸命に生きている。AさんとBさんは違う、とかCさんに出来ないことをDさんは出来る、のように思っても「違いは違いであって間違いではない」。むしろ同じ人間なんてつまらない。自分にとって個性、違いは力になる。櫻は櫻らしく、梅は梅らしく、桃は桃らしく、スモモはスモモらしく、あなたはあなたらしくということを意味している言葉だそうである。

 他にも「3.もったいない」が何年か前に外国人に取り上げられたことがある。また、「6.おもいやり」は、近年のインバウンドの成長とともに日本人の良い意味の性格と称せられるように最近国際大会などが開かれる度に言われる。「8.おもてなし」は、東京オリンピック招請アピールの場で日本人の客人を迎える際の温かい気持ちを表す表現として使われて来た。日本人の視点から言えば、他にもっと日本人らしさが現れるような「つつましい」などが喧伝されて然るべきだと思うが、現状ではこの程度にしておいていずれもっと外国人が日本を知るようになれば、更に多くの言葉が紹介されるようになるだろう。

 それにしても、普段「櫻梅桃李」なんて言葉知らず、使ったことがなかったが、Baba-MaiLによってひとつ教えられたように思っている。

 さて、このところ願っていた雨が今日午後漸く降ってくれた。昨年11月27日以来の降雨だそうである。最近ほんの僅かな間小雨が降ったことはあるが、お湿りにもならなかった。庭木に放水をしてやることもあまりなく、有難いことにこれで庭の樹木や植木は漸く息を次いでいることだろう。

 今日仕事はじめの企業が多いようだ。東京証券取引所も今日大発会はを迎えた。理事長の挨拶が、今年の巳年を例えて、蛇はしばしば脱皮するが、その都度大きくなる。日本経済も脱皮して大きくなると思うと述べた。上手いことを言うものだ。しかし、今日の株価は初日早々前回比587円も下落してしまった。果たして思惑通り日本経済が、円安を克服して成長過程を進むことが出来るだろうか。

2025年1月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com