去る3日韓国国内に非常戒厳宣布を行い、すぐ撤回して国民に大きなショックを与えた尹錫悦大統領が強い非難を浴びていたが、大統領自身は姿を現さなかった。漸く今朝テレビ演説で混乱を起こしたことを謝罪した。
そして、今日午後野党が提出した大統領弾劾訴追案が夕刻国会で採決されたが、その直前になって与党議員108人の内107人が議場から退場して可決に必要な数を確保できず、結局野党は改めて弾劾訴追案を提案することになった。今日1日韓国ではこの問題で国中が熱狂的な興奮と抗議に包まれ、国会周辺を中心に各地で「反尹大統領」、「尹大統領、辞めろ!」の声が充満していたようだ。最近の尹大統領の支持率は、選挙で当選した時もそれほど高くはなかったが、今では支持率僅かに16%にまで下落した。直接選挙制で国民から選ばれた大統領がここまで支持率が落ちるとは、話にならない。それには、個人的に金建希夫人に関するいくつかのスキャンダルが災いしている。いずれにせよ、尹大統領が自ら招いた試練である。近々行われる大統領弾劾訴追案に正面から向き合わざるを得ないだろう。
さて、11月分のブログ・アクセス実績が、去る3日Googleより送られて来た。11月分で上位3位に入ったのには、①24年8月31日「天下り官僚・斎藤兵庫県知事の悪評と愚行」、②23年9月19日「意外な付き合いから知った『世間は狭い』」、③24年3月28日「日本人の識字率は意外に低い」だった。直近のニュースで①の斎藤知事の悪評にはかなり世間の関心が高かったので、やはりと納得させられた。②の意外な付き合いとは回りくどいが、京都市内の中学校同クラスの女子のご子息がN響主任チェリストとして活躍されていて、偶々大学ゼミの親しい友人がアマチュア・オーケストラでチェロを演奏していて、そのチェリスト仲間のひとりが個人的にそのN響チェリストにチェロの指導を受けていたことが判明したことに、「世間は狭い」と感じたものである。その「上野浅草フィルハーモニー管弦楽団」の年に2度の定期演奏会が明日浅草公会堂で開催される。毎回鑑賞していたが、今年は不運にも7月はコロナに感染して鑑賞ならず、明日も体調が必ずしも優れないので、欠席ということになっている。しかし、こういう縁にご関心を抱いていただいた読者には感謝している。次いで、③は24年3月28日の「日本人の識字率の実態は意外に低い」だった。
積算トータルでは、①には先月同様22年8月16日「つまらない新聞連載小説」だった。これまでこの項目は度々上位3位以内に入っていたので、小説については、新聞小説のつまらなさと轡を並べて、10月には②に11月には③に入った13年9月30日「評価の分かれる盗作作家・山崎豊子さん」が注目されているのも分かる。
斎藤兵庫県知事が、知事失職後再び選挙で知事に選ばれた原因もよく分からないが、どうも公職選挙法違反があったのではないかと刑事告発されたままの現状である。いずれにせよこのブログも読者の関心と注目度に背中を押されている。今後も正確に論点を突いた事実を書いて、おこがましいが読者の期待に応えたいと思っている。