昨夕になって小中陽太郎さんのご遺族と小中さんを知る仲間から、小中さんの葬儀の詳細について連絡があり、小中さんを知ってはいるが会ったことがない友人らにメールで連絡をした。葬儀は明後日目黒区の日本基督教団中目黒教会で行われる。小中さんとは生前親しかった同志や仲間らと一緒にお参りし、最後のお別れをすることになった。
さて、昨日今年2024年の「新語・流行語大賞」なるものが決まった。今年ほど馬鹿々々しい名称はないと言える駄作である。「ふてほど」というのだそうである。こんな新語・言葉はまったく知らなかった。まったく意味不明である。よくぞこんな意味不明の言葉を今年の「流行語」に選んだものである。
「ふてほど」とは、TBS連続テレビの「不適切にもほどがある!」の略語のようだが、年間の流行語大賞にこんな言葉を選んだこと自体が「ふてほど」だと思う。早速国会質問で野党が石破首相にこの言葉を使って質問していた。他にもっとまともな言葉が候補に挙がっていた。例えば、大谷翔平選手の「50-50」、政治の悪を暴露した「裏金問題」、今年40年ぶりに発行された「新紙幣」などの方が余程分かり易くスッキリする。なんか暗い世相を反映するような言葉が多いようだが、もう少し明るい話題がないものだろうか。
パッとしない話と言えば、今日国民民主党が開いた両院議員総会で代表の玉木氏について、政治倫理に反する行為として本日より向う3カ月間役職停止処分を課した。先月週刊誌で女性との不倫関係を明らかにされ、玉木代表は即座にその事実を素直に認め、謝罪した。それが潔しとでも思われたのか、その当時は停職や、解職の話は一切出なかった。得てしてこういうスキャンダルが明かになると、開き直るケースが多いが、直ぐ事実と認め謝罪したことが潔しと見られたのだろうか。その後代表は、自党の選挙公約実現のために自民党に掛け合い、「103万円の壁」の引き上げを実現させようとしている。国民民主党としては、代表の言動が功を奏したと評価したのか、スキャンダルに対する党内からの批判の声はあまり聞かれなかった。しかし、ことは唾棄すべき行為である。事実が明かされてから一呼吸置いて党内に難問がないと見込んだのか、今になって代表を形式的に処分することになった。実に政治家らの考えることらしい。
国民民主党では、両院議員総会の決定に対して党内から異論は出ず、全会一致でスムーズに受け入れたようだ。女性議員辺りから疑問が出なかったのだろうか。玉木代表の発言は論理的で、筋が通っているが、少数野党の代表だった総選挙前は存在感が薄かった。それが総選挙で議席数を大幅に伸ばし、主張にあまりブレがなく自党の主張を貫き通したことにより、急速に存在感が高まった。しかし、好事魔多しの諺通り、足元をよく見なかったせいであろう、つまらない下卑た罠にハマってしまった。それを許す体質が、国民民主党内にはあるようだ。
ここは国民民主党としては、役職停止を3カ月などと甘い処分ではなく、無期停止とでもすべきではなかっただろうか。