6411.2024年12月1日(日) ラグビー早明戦テレビ観戦を楽しむ。

 早くも今日師走に入った。早いもので今年も残り1か月となった。12月最初の日曜日といえば、毎年アマチュア・スポーツ恒例のビッグ・イベントが行われる。そのひとつは、福岡国際マラソンであり、もうひとつは、関東大学ラグビー対抗戦・早明戦である。福岡国際マラソンは、残念ながら後半はラグビーと時間帯がダブってしまったので、途中までしかテレビ観戦出来なかったが、吉田祐也選手(GMO)が、日本選手歴代3位の2時間5分16秒の好記録で来年9月に東京で開催される世界陸上の参加標準記録を見事に突破した。2位には西山雄介選手が2時間6分54秒で入った。

 ラグビー早明戦は、両大学とも高校ラグビー界で活躍した優秀な新人を加えて昨年以上に力を付け、関東大学対抗戦では早大無敗、明大1敗で優勝を争っている。今年は1923年第1回早明戦が行われてから戦時中の中止を挟んで、ちょうど100回目となった。それだけにこの対抗戦に賭ける両大の意気込みも相当熱い。両チームのメンバー表を見て、毎年のことながら、選抜メンバーにラグビー名門高校OBが多いのを知り、傾向は中々変わらないものだなぁと慨嘆するばかりである。特に、近年4度も全国優勝し、昨年度も全国制覇した強豪校の神奈川県桐蔭学園OB選手が早大には6人、明大には4人も出場したのにはびっくりである。特に、1,2年生が出場しているというのは、昨年の活躍ぶりから大学のスポーツ推薦で入学した選手たちだろう。それにしても早大には、15人の内6人もひとつの強豪高校から入学を受け入れたとは、ちょっと信じられない。そこで今日の結果はどうなったか?追いつ追われつの接戦の挙句に、早大が27-24の1PG差で勝ち、早大が関東大学対抗戦7戦全勝で優勝を飾った。久しぶりに早明戦テレビ観戦を楽しんだ。

 さて、新聞、雑誌、書籍などの販売不振が伝えられて大分時間が経つが、メディアとして民間テレビ会社もご多聞に漏れず例外ではないようだ。その一番端的な例は、スポンサーが減りテレビ会社の経営の母体を揺るがしかねない状況になったことである。以前は、大企業が1社でテレビ番組を買い取り、しかも連続で同番組を放映するケースがかなりあったが、今では大手企業はそれほど大々的な広告を打たなくなった。そのためひとつの番組を何社か協同でスポンサーになる。当然番組は複数のスポンサーになったため広告時間が多くなり、嫌気がさして観るのを止めてしまうケースが増える。

 そのためであろうか、つい最近テレビ会社同士の連携、経営統合が見られるようになった。直近では、日本テレビが系列の読売テレビ、札幌テレビ、中京テレビ、福岡テレビなど4社と共同で「読売中京FSホールディングス(略称:フィックスホールディングス)」を、来年4月に設立すると報じられた。具体的にはよく分からないが、そこには民間放送事業者を取り巻く経営環境が人口減少や、生活者のライフスタイルの変化等により、急激に厳しさを増しているからと言われている。ただ、このような地方をベースにするテレビ局が同じ土壌で営業活動をすると地域制が失われるのではないかと懸念の声が聞かれているようだ。

2024年12月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com