6391.2024年11月11日(月) 第2次石破内閣綱渡りスタート

 今日衆議院特別国会が召集され、総理大臣指名選挙があり、第1党の自民党石破総裁が1位、第2党の立憲民主党野田代表が2位となったが、1回目の投票でいずれも過半数に達せず、決選投票の結果石破総裁が過半数を制して、第103代総理大臣に選出された。これを受けて石破首相は直ちに第2次石破内閣の組閣に入り、第2次石破内閣がスタートした。

 今日は馬鹿げたことに国会開会前に党代表の女性スキャンダルが発覚した。総選挙で躍進して得意満面の玉木雄一郎・国民民主党代表に突然不倫騒動が明らかになった。玉木代表は事実を認め、急遽開かれた国民民主党議員総会で事情を説明し謝罪したが、党としてはこのまま代表を続けることを容認した。それにしても総選挙、特別国会と多忙な時期に、党の代表の行動としてはあまりにも不謹慎で浮ついていると言われても弁解の余地がない。党として議席数を大幅に伸ばし、国会でもかなり主導権が取れるとやや浮かれていた面もあったと思う。しかし、国民としては随分軽薄な行動だと呆れんばかりである。

 これから国会が動き出すが、すでに首相と野党代表との間で会談が持たれ、スキャンダルのご当人・玉木国民民主党代表は、選挙の公約に掲げていた「手取りを増やす政策」として「年収の壁」の撤廃を求めて自民党に申し入れをしている。現行の税制では年間所得が103万円を超えると所得税がかかり、さらに扶養家族から外れることにより世帯での税負担が増えることになる。そのため、年末が近づくと、夫の扶養家族に入っているパートの主婦やアルバイトの大学生が、この103万円の壁を超えないよう、労働時間に制限をかけてしまう。これによりコンビニや商店などではバイトが減り人手が足りなくなる。国民民主党はこの103万円の壁を撤廃し、178万円まで引き上げるよう自民党と交渉を始めた。今後の進捗が注目される。

 さて、数日前にいつも通りGoogleからブログ・アクセス10月分のコンテンツの連絡があった。過去のアクセス数累計の順位は、1位と2位はずっと変わらない。特に10月分も1位は累計1位と全く同じである。それは、2022年8月16日「つまらない新聞連載小説」として朝日朝刊の過去の連載物をつまらない作品と書いたものである。そして作家山崎豊子を盗作作家として非難した10年以上も前のブログが2位に入っている。題して「評価分かれる盗作作家・山崎豊子さん」(13年9月30日付)である。

 先月で連載の終わった湊かなえ作「G線上のアリア」も、その前々回の多和田葉子作「白鶴亮翅」もともに興味が湧かずに途中で読むのを止めてしまったほどである。幸い今月から連載が始まった門井慶喜作「夫を亡くして」が、自殺した詩人北村透谷の妻ミナを主人公に取り上げて出だしは面白そうな内容で、今後に期待している。ざっとコンテンツを見ていると、新聞小説、作家についてかなり関心を抱いている人が多いなという印象が強い。また、10月に3位にランクインした「日本人の識字率の実態は意外に低い」(24年3月28日)のような、思ってもいなかった日本人の漢字を知らない統計にはびっくりして取り上げたものだが、それに関心を抱いてくれた人が多いことに、納得すると同時に気を引き締めさせられた。

2024年11月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com