6375.2024年10月26日(土) 総選挙に不可解な行動の小池都知事

 昨日マレーシアで日本人観光客11人が乗っていた観光バスが、高速道路上で前を走っていたトラックの後部に突っ込み、バスは前部を大破して乗客11人の内、70歳代の女性が死亡した。他の10人とドライバー、現地ガイドも負傷した。現地警察も事故原因を調査しているが、現場の状況をテレビ画面で観ると、この辺りを走行中のほとんどの車がスピードの出し過ぎではないかと思えるほど速い。これでは頻繁に事故が起きても不思議ではないと思える現場の状況である。早速ツアー主催会社JTBが謝罪会見をし、事故を起こし犠牲者を出したことを謝罪していた。

 そして昨日同じような観光バスの転落事故が報道された。去る17日トルコ西部でも同じように日本人21人が乗車していた観光バスが道路上から転落して横倒しになり、男性乗客1名が死亡したとのニュースである。原因は不明であるが、これも時速90㎞で走行中だったというからスピード違反か前方不注意だろう。主催会社の近畿日本ツーリストが謝罪していた。

 2つの事故ともに画面上から推測するなら、どうも見通しの良さそうな道路をスピードの出し過ぎで、運転を誤ったように思う。乗客の身の安全確保に責任を有する添乗員が付いていたので、スピードを監視して、早過ぎるようだったらドライバーに任せっきりにせず、速度を落とすよう注意を促すことも必要であると思う。

 さて、明日の衆議院総選挙の投票まで残り1日となった。テレビを観ていると各政党党首が、自党の政策を懸命に訴えている。だが、今回はわが自宅周辺にはあまり街宣カーがやって来て音量一杯に候補者がアピールすることはあまりなかった。その代わりPRハガキの郵送や宣伝ポスターの配布が多かった。今一番注目しているのは、自民党・公明党の与党が合わせて、政権運営の可否を左右する過半数233議席を確保することが出来るか否かである。

 4日前のブログに書いたことだが、今回総選挙の当事者でない小池都知事が理解出来ない行動をしていることである。例えば、自ら創設に関わり、今も特別顧問を務める「都民ファーストの会」の候補者を積極的に応援するような気配がなく、公明党石井代表を応援するために埼玉へ出向いた。尤も石井氏は当選の境界線にいるようで、党代表に就任してから、自民党から岸田前首相、石破首相が個別に応援に訪れている案配である。小池知事は驚いたことに23日には、自民党候補の街頭演説にも駆け付け、「都政を前へ進めるために不可欠な人材」と支持を呼び掛けたというから、与党に貸しを作っておいて都政運営に協力してもらおうとの腹づもりではないか。腰が軽いというか、腰が定まらないその節操のなさには呆れるばかりである。都民ファーストの会の都会議員らは、国民民主党候補者の応援に走り回っているようだが、小池知事と特別顧問を務める「都民ファーストの会」の間でねじれ現象が起きているのではないかと思う。移り気な小池知事らしい言動と言われればそうとも受け取れるが、ちょっと節操がなさ過ぎるように思う。それが小池百合子東京都知事の実像なのである。派手な性格から、とかく行動の幅が広過ぎる。自治体の長としては、自らを売り込むことにばかりに動く、こういう浮ついたような性格の知事は好ましいものではない。もう少し行動を差し控えてもらいたいものである。

 総選挙は、明日投票箱の蓋を開けてみれば、今回の国民の採点はどういう政界地図になるだろうか、注目したい。

2024年10月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com