6368.2024年10月19日(土) 北朝鮮、自国兵士をロシアに売り渡すとは?

 今日も暖かい陽気だと感じていたが、これほどとは思わなかった。東京都心で季節外れの30.1℃を記録したのである。驚いたことに1875年統計開始以来、最も遅い「真夏日」となった。1世紀半ぶりの暑さである。今年はどうもおかしい。この様子では来年以降が心配である。

 このところ近くの朝鮮半島の北朝鮮と韓国の関係が急速に穏やかでなくなった。北朝鮮の動きが突然急展開したからである。数日前に普段は使用されない北朝鮮と韓国を結ぶ北朝鮮領内の道路を不意に爆発させて使用不能にした。今月7,8日に開かれた朝鮮最高人民会議では、憲法を一部改正し、これまで韓国を「南朝鮮」と呼んでいたが、これからは「韓国」と呼び、「同胞」ではなく「敵国」と見做し、これまで朝鮮半島統一を目標にしていたが、今後は統一を目指さないと公表した。祖父金日成、父金正日が熱心に朝鮮半島統一を主張していたが、これからは韓国を敵国と見做して朝鮮半島統一国家構想を放棄するという。これにより両国間の関係は一層緊張状態に入る。

 その北朝鮮が、兵力不足に悩んでいるロシアに北朝鮮軍兵士を派遣した件で、国際的に大きな話題となっている。どの程度の兵士が派遣されたのか、諸説紛々であるが、イギリスの元駐ロ武官は、ロシアは頭を下げてでも支援を求めざるを得なくなっていると述べている。ウクライナの情報機関筋の情報によると、ロシア西部のロ軍部隊に北朝鮮兵約3千人が加わったと公表した。廣瀬陽子慶大教授によると北朝鮮兵士1人当たり3万㌦(約450万円)でロシアに自国兵を売っているという話もあり、事実なら北朝鮮にとっては外貨獲得も出来る。昨年8月以降北朝鮮は、70回にわたり約1万3千個のコンテナで800万発の砲弾やミサイルなどをロシアへ送っている。これによりロシアと北朝鮮の関係は一層強固になり、ロシアからの支援を背にのぼせ上った北朝鮮が、他国へ嫌がらせや、不安要因を与える恐れがある。

 しかし、金正恩総書記は、大事な国民の生命をそう手易く売り渡して何の苦痛も感じないものだろうか。国家の指導者としては、最もやってはいけないことだと思う。派遣された兵士の家族がこの事実を知ったら何と思うだろうか。いずれ後顧の憂いを抱えることになるだろう。
 さて、本ブログに2度ほど取り上げた「VISAカード」の理不尽な扱いについて、一昨日カード会社の担当者から電話があった。不承不承であるが、今年度引き落とされた年会費も返済してくれると約束してくれたので、手打ちをすることにした。今更ではあるが、高額な支払いにVISAカードは前以て連絡しなければ使えず、使い難いうえに期限切れのカードを送付してきたり、対応があまりにも杜撰だった。まぁこれですっきりした。

 最近の書籍販売の低迷や、書店の閉店・廃業などについて、クレジット・カードによる支払いが多少影響しているようだ。例えば、書店で書籍を買った場合に代金を現金払いするなら問題はないが、カードを使って支払うと購入者には損得はないが、書店にとっては後にカード会社から受け取る販売額が、カード会社の手数料分を差し引かれるので、定価よりX%分少なく振り込まれる。販売量が多い大書店なら、他の経費で賄うことが出来るが、街の小さな書店などでは、支払う手数料もバカにならない。それが、経営上の足を引っ張る原因のひとつになったのではないかと考えている。

 実は、1992年に南アフリカのケープタウンで、買い物をして当時所持していた「アメックス・カード」で支払おうとカードを提示したところ、店からカードの使用を断られた。理由を尋ねたところアメックスは他のカードに比べて手数料が高過ぎる(20%)ので、受け取れないと説明された。帰国後に、アメックスに退会の申し出をしたところ、理由を尋ねられたので、南アの事例を話したら納得してくれた。その後アメックスに代えてVISAカード30余年に亘って使用してきたが、それも遂に止めることにした。カードは便利である一方、マイナス面も多い。一般の消費者には、分からないことだが、カード業界にも手数料率の高低によって内戦が行われているようだ。

2024年10月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com