6357.2024年10月8日(火) 新聞連載小説はつまらなくても読まれる?

 Google社が恒例のブログ・アクセス9月分の結果をいつも通り送信してくれた。相変わらずというか、これほど2つのブログ、2013年9月30日付「評価の分かれる盗作作家・山崎豊子さん」と、22年8月16日付「つまらない新聞連載小説」が読まれて、トップ3に入るとは驚きである。山崎さんの人気もさることながら、彼女を盗作作家と書いたことにファンとしては気になったのだろう。また、新聞連載小説がつまらないと書いたことにも大分関心を寄せていただいたが、これは新聞小説を読み続け、期待されている読者が多いせいだろうか。現在朝日朝刊に連載中の湊かなえ著「G線上のアリア」も読んでいて一向に興味が湧かない。ストーリーとバッハの名曲との関連も何だか、よく分からない。4月から読み続けていたが、まったく興味が湧いてこないので、先月で読むのを止めてしまったくらいである。朝日の読者はこういう小説を好むのだろうか。どうにも理解出来ない。

 9月分のアクセスについては、トピック的にはパワハラで注目された兵庫県前知事の失職がメディアを賑わせたが、私がブログに書いた中でも、24年8月31日付「天下り官僚・斎藤兵庫県知事の悪評と愚行」にかなりアクセスが集まったようだ。この他にも斎藤前知事については何度となくコメントを書いている。前知事が失職したために、今月31日に告示、来月17日に県知事選が行われるが、立候補者が9人も登場した自民党総裁選の影響でもないだろうが、現在7人もの候補者が名乗りを上げている。斎藤氏が再選されるのは難しいと思うが、強気にも再び立候補の意向を示している。他には、現職の日本維新の会参議院議員、元経産省官僚、前尼崎市長、前加西市長、共産党推薦の医師、7月の都知事選へ立候補して落選した会社経営者などがいる。とにかく兵庫県前知事の派手な言動は大きな話題になった。

 この他にブログに書いたわけではないが、HP上の「論稿・エッセイ」欄に載せたNPO紙2009年9月号に寄稿した拙稿「杉野兵曹長は生きていた!」へのアクセス数が増え、唐突に目立ったのは意外だった。日露戦争中に乗船していた福井丸が旅順港で沈没して行方不明となり、あまりにも有名になった名曲♪~杉野はいずこ 杉野は居ずや♪で唄われたように、杉野を探し続けた上司・軍神廣瀬武夫中佐の名とともに、当時日本人で知らない人はいないくらい有名人となった。生前祖父がよくこの歌を唄っていた。その杉野は生きてはいたが、行方不明となった歌詞があまりにも有名だったために、日本に帰りづらくなった。日本人の間では杉野は戦死したと信じられたが、実際には中国で生きていたという話について書いてみたものだった。杉野、廣瀬を知る人がいることは今どき珍しいと思うが、そんな軍国時代の名誉の戦死を取り上げた原稿にアクセスされたということ自体が興味深い。

 さて、暑い!暑い!と夏の猛暑に辟易していたころが信じられないほど急激に気温が下がり寒くなった。今日東京都内の気温は午前11時には19.3℃にまで下がり、30℃近かった昨日に比べて一気に10℃以上も下がった。朝から小雨交じりで、冷え冷えとしているが、このまま明日に寒さが引き継がれ、明日は11月の気温だという。そして冬入りとなるのだろうか。

2024年10月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com