先月人間ドックを受診して判明した腸内のポリープを取り除くかどうかを相談するために、信濃町の慶應病院消化器内科へ出かけた。予約の際あまり早い時間は避けようと思っていたので、11時30分に予約を取ってもらった。病院側は30分前には来て欲しいということだったので、11時直前に病院へ飛び込んだ。
ところが、今まで経験のないくらい待たされてしまった。消化器内科の受付で渡された番号札の№を呼ぶまで受付前で待つようにと指示されたので、時間が多少ずれ込んでも構わないと思っていたが、これほど待たされるとは意外だった。広く清潔そうな病院内の消化器内科の受付前の椅子に座って待っていたが、13時になってもお声がかからない。食事も取らないまま待機していたが、まったく無駄だった。堪りかねて受付の係員に尋ねると、混んでいて私の前にまだ10人以上の患者がいるのでまだ呼ばれるまでには時間がかかるということだった。消化器外科と内科、呼吸器科などいくつかの治療室があったが、消化器は外科、内科ともにいくつも治療室があり、患者も多い。結局14時30分になって漸く治療室へ呼ばれた。結局昼食抜きになってしまった。内視鏡による4年ぶりのポリープ切除手術を11月7日に受け、その後の結果についての詳しい説明は21日ということに決まった。医師から血液サラサラの薬・リクシアナについては、手術当日は服用しないようアドバイスを受けた。実は、以前にも糖尿病の医師からリクシアナと糖尿病の薬を併用して服用することは注意が必要と言われたことがあり、あまり考えてもいなかったが、今後は新しい薬の服用には慎重にしたいと思っている。
さて、アメリカのトランプ前大統領がまた暗殺未遂騒ぎ事件に憑りつかれた。現地時間の一昨日、トランプ氏の個人所有のゴルフ場でプレー中に発砲騒ぎがあり、警察が逃げた58歳のライアン・ラウスという容疑者を拘束した。選挙演説中に狙われて不祥事件で済んだが、今度は幸いケガもなかった。しかし、身辺警護が堅固な防御態勢を乗り越えても標的であるトランプ氏を暗殺しようというほどだから、相当な反トランプで凝り固まった容疑者である。それでも単なる暗殺ではなく、トランプ氏のウクライナに対する発言が容疑者には許せなかったようだ。
バイデン大統領とハリス副大統領は、ともに「暗殺未遂の可能性について深く憂慮している。政治的暴力を非難する」と述べたが、彼らは口ではいつも同じように述べるが、この2つの殺人未遂事件には銃砲が使用された。世界中の国、中でも先進国で銃に対する規制が甘い国はアメリカだけであり、心から発言のようなことを望むなら、諸外国と同じように銃砲所持の規制を厳しく行うべきではないだろうか。
このようにアメリカという国、及びアメリカ国民は、「自由」と「民主化」という言葉の本来の意味が分かっていない。自らの未完成、未熟ぶりを他所でひけらかし過ぎるために、大きな負い目を背負うことになる。今の日本の外交は、アメリカ追従であるが、このままアメリカの言うなりになっていては、日本の良さを何もかも失うばかりである。世間知らずの日本の政治家が、これからアメリカ頼りを止めてどう日本は独り立ちして行くかが、日本の未来にとって問われるのではないだろうか。