6221.2024年8月24日(土) ハリス氏・トランプ氏TV討論と大谷選手の活躍が楽しみ

 19日からシカゴで4日間開催されていた民主党全国党大会は、これまでバイデン大統領、オバマ元大統領、ヒラリー・クリントン元国務長官らがハリス氏の下で結束するよう訴えた後、最終日の22日パリス副大統領が大統領候補の指名を正式に受諾し、40分間に亘って受諾した気持ちと大統領選に向けた政策をアピールする演説を行って閉会となった。

 トランプ前大統領には、法律を冒したり、正しいことを不正だと文句をつけて、秩序を乱すうえに、気に入らない人には非人道的な誹謗中傷を浴びせ、その悪質とも思える個人攻撃には辟易させられていた。今度もバイデン大統領が撤退を表明し、ハリス副大統領がその後継者として大統領選に出馬を決めるや、対バイデン攻撃から対ハリス攻撃へ矛先を転じた。

 当初ハリス氏は、トランプ氏の攻撃に対して聞き流していたが、ここへ来てトランプ氏に対して激しい個人攻撃を行うようになった。この民主党大会でも、2001年1月の連邦議会襲撃事件の煽動、不倫事件を隠蔽するための偽称、を挙げてトランプ氏の軽薄性と人間性を非難し、彼がホワイトハウスに戻ることがあれば、深刻な結果になるとまで強く批判した。更に、人工中絶の制限や、国境問題について自分にとって優位になるよう周囲に圧力をかけていたとまで批判した。

 アメリカにとって特に問題となるのは、外交的にはイスラエルとの関係を現状通りとするのか、或いは修正するのかという点である。これまでバイデン政権が行ってきたことは自身も決定すべき重要な立場にいたので、これまでの立場を大きく変化させることは無いと思う。どの程度ネタニヤフ政権を宥められるかということぐらいであろう。但し、国内的には経済問題をトランプ氏の主張にどう違いをつけて、自らの政策がより優れており、アメリカにとって有利であると説得できるかという点が問われる。

 ハリス氏が経済政策として訴えているのは、ひとつには2025年末に期限切れとなるトランプ時代の2017年に成立した減税・雇用法による減税であるが、ハリス氏は更に税控除や安価な処方によりコストを下げ、低・中流階級の経済機会を高めると主張している。これには、10年間で約247兆円の赤字が増えるとの反論もある。ハリス陣営は、この穴埋めに富裕層や大企業への増税に踏み切るという。この減税が大企業から反発を招くのは間違いないだろう。大統領として経済問題をどう納得させるかが、問われるところであろう。

 ハリス氏は長年検事として現場の空気を知ったうえで、数多くのいろんなタイプの人物とも議論を交わして今日に至っている。9月10日に行われるテレビ討論でフェイクマン・トランプ氏を相手にどう渡り合い、やり込めてトランプ氏に手ごわい人物と思わせるか楽しみである。

 さて、MLBロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手の活躍が目覚ましい。最近打率がやや下がり気味で3割を割ってしまったが、ホームラン39本、盗塁39個の成績を残し、39-39と言われ、史上6人目の40-40が期待されている。今日もタンパベイ・レイズ戦をテレビ観戦していたら、先ず内野安打の後に盗塁に成功して39-40としたところで、9回裏に2死満塁の絶好のチャンスが巡って来た。願ってもないチャンスに大谷選手は、こともなげに期待に応えてくれた。右中間スタンドへ40号を打ち返したのである。これで史上最速の40-40を達成した。役者だなぁと思わず、感心してしまった。記念すべき記録を満塁サヨナラホームランで締めくくるとは、並みの選手にできることではない。地元ロサンゼルスのファンも大興奮である。正に流石は大谷選手と言える。これからもどんな活躍をして、楽しませてくれるか、楽しみにしたいと思っている。

2024年8月24日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com