6218.2024年8月21日(水) 麻布台ヒルズ内で人間ドック検査を受ける。

 1日に受診する予定だった人間ドック検査を、コロナ感染により今日に伸ばして慶應病院予防医療センターへ出かけた。人間ドックは、今年13年目を迎えた。80歳を超えてから付き添いが必要とされ、今日も妻を伴って出かけた。昨年11月にそれまで信濃町慶應病院の背後のビル内にあった予防医療センターが麻布台ヒルズ内へ移転したので、今日初めて麻布台ヒルズへ出かけた。。

 スタッフの丁重な対応などは今までと変わらないが、待合室の雰囲気などは目新しさもあってやや落ち着かず、慣れ親しんだ昨年までの信濃町の方が少し気が休まる雰囲気だったと思う。例年通り一通りの検査をしてもらい、幸い大きな症状や、問題はなかった。敢えて言えば、口から管を流し込む食道、十二指腸、胃のやや苦痛の内視鏡検査の結果、それらは問題なかった。ただ、その傍に3年前に除去した腸のポリープ箇所に少し大きくなりそうなポリープが見つかったので、最後の総合的面談の際、それについて担当の医師と相談のうえ、秋口に信濃町の病院で手術してもらうことに決めた。

 人間ドックは、費用もやや高額であるが、事前に病根を見つけ除去することが出来るのが大きなメリットで、これまでもそれが理由で検査を受けて来た。年齢とともに人間ドック検査で毎年のように新たな病根を発見することが出来ている。面倒ではあるが、そのせいで手遅れにならずに済んでいると思っている。3年前には胃にポリープ、昨年は心臓不整脈が見つかった。今年も腸に成長しそうなポリープが見つかった。

 今日は、麻布台ヒルズという現代風にあか抜けた外部の人が多く集まるビル内を、人間ドックの帰りにでもぶらついてみようと思っていた。大手企業や多くの若者らから待望されていたビルが、本当にオープンした昨年はびっくりした。実は森ビルの創業者森泰吉郎の次男の森稔・2代目社長は、東京都心部に胃衣・食・住・文化をまとめた職住近接型の総合的街づくりを計画、建築してきた。森稔氏は2012年に急逝されたが、実は高校の4年先輩で、ノーベル化学賞を受賞した根岸英一博士と同級生だった。東京に職住のある母校同窓会を六本木ヒルズで毎年開いていた。ある時、森氏はこの近くに総合高層ビルを計画していると話されたが、その土地を見下ろすと住宅がぎっしり押し詰まっていた。その時は、とても無理だろうと友人と話し合ったが、その住宅群が転居した跡地へこの麻布台ヒルズを見事に建設したのである。今や故人となられてしまったが、その有言実行型の計画と実行力には敬服している。何とか日を改めて、近い内にゆっくり麻布台ヒルズを訪れて見たい。

 さて、このところ北関東、東北地方を中心に荒れた天候であるが、同時に猛暑も伴っている。暑いと思ったら、急に雷雨が訪れて土砂降りとなる。栃木、群馬県と埼玉県には、激しい雨が降ることが多いが、東京はこれまであまり降らなかった。ところが、昨夜一時的に集中豪雨のような激しい雨が降って、漸く東京にも雨がやってきたかとホッとしていたところ、ほんの30分程度で上がってしまった。そして、今日の天候は晴れかとの予報だった。麻布台ヒルズにいる間は、晴れ渡っていた。ヒルズのガラス窓から地面の緑を見下ろすと家族連れなどが、自由に行き交っていた。我々もタクシーで帰宅したところ、突然雨が降り出し、一時的だろうと思ったら、夜になってそれが都内いくつかの区内に大雨警報が発せられるほど、激しい雨が降って来た。

 今後の予報を見ると、マリアナ諸島周辺に熱帯低気圧が発生し、それが明後日には台風に発展し、いずれ日本列島を襲うようだ。超然とした自然現象には、現代人は手の打ちようがなく、ただ茫然とするだけだ。

2024年8月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com