6171.2024年7月5日(金) 戦争と猛暑の中、世界の政治家は知恵を働かせよ!

 このところアメリカ大統領選の風を受けたわけでもなかろうが、国際政治や、イスラエル軍のガザ地区侵攻などに影響を与える総選挙が各国で行われている。イスラム教のリーダー国であるイランの大統領選の決選投票が今日行われ、その結果が注目されている。

  イギリスでは、これまで14年間に亘って保守党が政権を握っていたが、昨日下院の総選挙が実施され、予想通り最大野党の労働党が、650議席の内412議席で戦前の2倍になり過半数を獲得した。スターマー労働党党首が新しい首相に就任する予定である。

 英仏海峡を隔てたフランスの政局の行方も流動的で予測は出来ないようだ。6月にマクロン大統領が電撃的に議会下院の解散を発表し、今月1日に総選挙が行われ、結果的に極右政党「国民連合」が33%を獲得し、マクロン氏の与党連合は3位に落ちた。7日に行われる決戦投票に当たっては、極右政権誕生を阻止するため、2位の「左派連合」と3位の「与党連合」が手を組み、候補者を調整して対抗する。これにより極右の国民連合は過半数には届かないと見られている。いずれにせよ結果はどうあれ、フランスの政界は荒れ模様となるだろう。EU議会も極右が台頭し、これはウクライナに大きく降りかかってくることになる。各国とも複雑化しつつある世界情勢の中で、自国の立ち位置を見失いかけており、当分不安定な政治となるだろう。

 それは日本とて同じで日本の場合は、「うやむや」とか、「先送り」という欧米人には理解し難い手法で火事場逃れに走るケースが多い。今政界では、今年9月に期限切れとなる自民党総裁の選出を巡り、水面下で怪しげな行動が見られる。国会議員は、政治スキャンダルとも言える「裏金」問題を解決することなく、「うやむや」に済ます悪賢さで次期首相選任問題を追っかけているのである。

 行き詰ったような政治に比べて、経済面では最近日経平均株価が徐々に値上がりして昨日終値は40,913円となり、今年3月につけた41,087円を上回ったが、今日も一時それを僅かに上回った。いずれにせよバブル期の1989年12月に記録した最高値を更新した。このところ株価は高値水準を維持しているが、それは日本の経済力が着実に伸びていることもあるが、何といっても円安の影響が大きい。電機や商社などの輸出関連株に買い注文が先行しているからである。

 熱い!熱い! 連日各地で熱中症警戒アラートが発令されているが、今日も全国的に暑く、東京都内でも昨日を上回る35℃で今年の最高気温だった。全国最高は、三重県松阪市の39.7℃だった。各地で救急車出動の要請も増え、これから暑さが厳しくなるにつれ保育所や幼稚園、小学校低学年生らへの対応や、高齢者対策、独り住まいの老人らの安全面をどう見守っていくのかという点で、自治体も頭を痛めているようだ。

 暑さ対策は、他人事ではない。我が自宅はエアコンで対応している。ただ、一昨日妻が「新型コロナ・ウィルス」に感染と診断されたことにより、家の中で妻とはあまり近づかないように気を付け、始終マスクを着用するのは面倒である。それでも何となく気だるい感じがして、陽が落ちてからいつも通りウォーキングに出かけたが、ルートをかなりカットした。いつも6千歩前後であるが、今日は4,222歩だった。そして、今晩体温を測ったところ、38.6℃、39.7℃と平常値をかなり上回った。妻のコロナが感染した心配もある。明日かかりつけの内科の電話で相談して対処しようと思う。年齢的にも厳しくなってきたが、これから9月初旬までの2か月間は何としても乗り切っていかなければいけない。

2024年7月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com