6141.2024年6月14日(金) ウィーン少年合唱団の歌声に聞き惚れる。

 今日「ウィーン少年合唱団」の公演を妻と新宿の「東京オペラシティ」コンサートホールで鑑賞した。やはり生の合唱は良いものだ。21曲を2部に分け、ほぼ2時間に亘ってじっくり少年たちの澄んだ歌声を聞いて心が洗われたような気がした。

 24人のグループで、中にはピアノ、フルート、バイオリンなどを合奏する子も時折いたが、ほとんどマイスターのオリヴァー・シュテッヒ氏が、ピアノで伴奏しながらコーラスを上手にリードして1曲歌い終える都度、全員で聴衆へ礼をして拍手を浴びていた。知らない曲目もあったが、ほとんど世界的に有名な曲で、最後の締めはウィーンらしくヨハン・シュトラウスの♪美しく青きドナウ♪だった。そしてアンコールの声に応えて、2曲を歌った。日本の歌も日本人の心の故郷と言われる名曲、♪花♪と、♪ふるさと♪を日本語で上手に歌っていた。ただ、アイルランド民謡や、スティーブン・フォスターの曲などが1曲も唄われなかったことが意外な感じがした。

 それにしても昨日に続き今日も暑かった。東京都内の今日の最高気温は31.7℃で、昨日に続いて今年最高だったようだ。だが、幸運にも涼しいオペラシティでウィーン少年合唱団の爽やかな歌声を聞けたことで暑さも吹っ飛んだように思う。

 さて、東京都知事選については、40名を超える立候補者が予想されているが、小池百合子・現知事と蓮舫・前参議院議員の決戦となる見通しである。自民党がやや地盤沈下して首都決戦で4年前に続く不戦敗を回避するため、政党色を薄めて「確認団体」を通して支援することに決めた。自民党は党独自で候補者を選定しきれず、前回と同様独自の候補者を立てられず、さりとて自主投票というわけにもいかず、小池知事の出馬宣言と同時に推薦ではなく間接的支援を打ち出した。それは、あまり聞いたことがない「確認団体」という組織、グループを立ち上げ、そこを通して知事を支援するという手の込んだ方法のようだ。その結果、その確認団体へ自民党が参加し、同時に現在与党の公明党、及び国民民主党、都民ファーストの会がそれへの参加を検討中である。一方、蓮舫候補については、立憲民主党と共産党が素早く支援を表明している。ところが、連合の東京支部はあるまいことか、蓮舫候補支持ではなく、小池知事を支援する方針を固め、告示の前日19日に執行委員会を開き、小池知事への正式な支持を決定するという。

 連合と言えば、日本労働組合総連合会(略称:連合)として、加盟組合が700万人近くを数える労働者団体の全国的組織である。3年前会長に就任した芳野友子会長が、就任以前から反共産党志向を募らせ、常に反共的言動を繰り返している。その影響が大きいと思われるが、その連合が立憲民主党の最大の支持団体であるにも拘らず、立憲民主党出身で同党が支持する蓮舫氏を支持せずに、事もあろうに対抗馬である自民党支援の小池知事を支持しようというのだから、主義・主張や労働者の権利擁護なぞより、個人的な趣向と裏金問題の自民党に擦り寄ることにより、何らかのキックバックを期待しているのではないかと勘繰らざるを得ない。これには、連合本部の共産党嫌いということがある。都知事選では、立憲と共産がともに蓮舫氏を支持したことから、自分たちが労働団体であることも忘れて、その立憲と蓮舫氏を振って自民に接近したのだろう。

2024年6月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com