6239.2024年6月12日(水) タダ乗り・無銭飲食の悪ガキ、EU議会選当選

 昨年8月の人間ドック検査で若干心臓の不整脈が見られるとの診断で、翌9月にホルター心電図を撮った。その結果、格別心配するような状態ではないが、時間を置いて再検査するよう勧められ、今日慶應病院で再びホルター心電図を撮り、器具を身に付けたまま帰ってきた。明日これを病院で外してもらう予定で、今日は入浴出来ない。

 帰宅してテレビで報道番組を観ていたら、東京都議会定例会の最終日である今日最後に、小池百合子・都知事が漸く知事3選目を目指して7月7日の都知事選に立候補すると表明した。いつ立候補宣言をするか、メディアでもずっと注目され周囲の気をもませていたが、やっと本音を披歴したのである。すでに立候補を表明していた蓮舫・立憲民主党参議院議員がライバルであることを多面的に研究したうえで、漸く今日の出馬宣言となった。学歴詐称問題を引き摺ったまま、過去の実績をひけらかすであろうが、学歴詐称、それに伴うカイロ大学への巨額資金提供、48億円ものマッチングプロジェクション資金、明治神宮再開発プロジェクト等々、抱えた不透明な闇はとても軽視出来るものではない。

 今度の都知事選立候補者には、半分冷やかしとも思えるような泡沫候補がかなりいて、小池、蓮舫氏以下40名を超えると言われている。近くに設営された候補者用ポスターの掲示は30人分しかスペースがないが、20日の告知日にはポスター掲示板を増やさざるを得ないだろう。

 さて、今日の海外ニュースで、国政選挙とも言うべき欧州議会選の当選者に飛んでもない野郎が当選したと知って呆れ返っている。世界中の総選挙でも特別に注目され、その議会行動が注目されるヨーロッパ連合(EU)の議会選で、去る6~9日に投票が、9日に開票が行われ、極右が伸長したが、中でもフランスのマクロン大統領の与党連合にとっては致命的で極右政党に大敗を喫して、国民議会の解散総選挙を行う方針を打ち出したばかりである。そのヨーロッパの政治的動きにさざ波を立てた若手の犯罪人が予想を覆して当選した。キプロスで政治経験もなければ、政党からの推薦や支持もないが、SNSで若者層を中心に自身への投票を呼びかけ、何と得票率19.4%を得て当選したユーチューバーのフィディアス・パナイオトウ氏である。まだ24歳の若者であり、日本なら被選挙権もない。

 パナイオトウ氏が、ヨーロッパのみならず、日本国内でも注目されたのは、昨年10月に日本を訪れた際、JR新幹線をはじめ、鉄道に無賃乗車したり、宿泊してもいないホテルで朝食を無料で食べたりした行動を、ユーチューブで「ただで日本中を旅した」として動画を堂々公開した確信犯だったからである。はっきり言って犯罪人である。流石にこの動画は日本で批判され、表面的には謝罪したが、犯罪として問題視されなかった。

 しかし、こんな人物が世界の政治の舞台で何をしようとしているのか。ただ、目立ちたいだけの売名行為で、他人への迷惑や非礼、犯罪行為などはまったく眼中にない。況や、世界でも難しい国際政治の舞台で、彼がやれることなぞひとつもないだろう。こういう人を国際舞台へ趣味や気分次第で送りだそうとするキプロス国民の民度も見下げ果てたものである。

 現代社会でIT技術が高度に発展し、使用者のモラル次第で、安易に悪用されるケースが目立つようになった。こういう不届きものを生かすも殺すも、結局は国民の良識であると思う。

2024年6月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com