一昨日台風1号が沖縄近海に発生した影響で、昨晩から関東地方も強い風雨に襲われたが、日中は雨に降られることはなかった。それでも各テレビ局のチャンネルを捻るとどこも各地の空模様と天気予報を細かく伝えていた。
5月も今日が最後の1日となった。明日から梅雨の季節6月であるが、今年の6月は例年以上に物価値上げが目白押しで、家庭経済も汲々とさせられる。実際生活用品の値上げが、家計を直撃するが、大きな値上げとして全国の大手電力会社が、6月分電気・ガス料金(7月請求分)の値上げを発表し、その後に医療費も値上げされる。電気・ガス料金は、ロシアのウクライナ侵攻の影響で天然ガスなど輸入に頼るエネルギー価格が急騰し、電気やガス料金が上昇した。そのため2023年2月分から6月まで国が補助金を支給してきた。その国の補助金がなくなることも大きい。
因みに今朝の朝日新聞によると、東京電力管内の6月分電気・ガス料金は、7月分の請求額として8,930円(前月より392円増、前年同月より1,544円増)と表示されていた。そこで我が家の昨年(1~12月)の電気・ガス料金を調べてみると、不思議な現象が見られた。それは6月までの前期半年は、月平均15,225円だったのに対して、7月以降の後期半年は最高が、7,240円で月平均6,046円で前期の半分以下だったことである。年間では月平均で10,635円だった。昨年前半の電気・ガス料金は、後半のそれの2倍を超える金額であることには些か驚いている。今年も同じ傾向なら、6月からは値上げというより、しばらく値下げの感覚になるのかも知れない。
但し、値上げ傾向は殊更7月からと言われるまでもなく、我が家の光熱費を見る限りすでにかなり以前から進行している。気になったので、今年になってからの毎月の電気・ガス料金をチェックしてみたところ、1月は最低の31,889円で最高が3月の53,706円を含めて1~5月の5か月分で、月平均45,006円にもなっている。3月に特に光熱費を使用したという認識がない。全般的に昨年の前半の6か月平均に比べてすでに約3万円近くも値上げされていたのである。我が家の電気・ガスの消費量が知らぬ間に短期間のうちにこれだけ急騰したということが、どうにも納得できない。気が付かなかった消費者が愚かだったということだろうか。出来れば、毎月チェックしてその都度疑問があったら、電力会社やガス会社に問い合わせて調べてみる必要があると思う。
しかし、医療費の値上げは電気・ガス料金とは異なる。これもトラック運転手などの2024年問題と同じく、医師及び医療従事者の2024年問題で、厳しい過重勤務に医師の残業など医療現場への負担から解放するための値上げである。それは理解できる。だが、そのしわ寄せが高齢者らの肩にかかってきて、彼らを直撃することは何とか軽減することが出来ないものだろうか。
そこで現在問題の裏金問題から、国会議員が濡れ手に泡でいただいている献金の受け取りや、政治活動費などを支給など無駄な出費は止めた方が好い。これとて金額的には大した効果はないかも知れないが、政治活動費なぞはそれ自体が、国会議員へのお小遣いのようなもので、まったく意味がない。国会議員が国民目線で国民の行動面に気配りをしている姿勢を示す意味でも、政治活動費支給を中止することが効果的ではないかと思考する。立憲民主党、国民民主党、日本共産党などは、この点を強く主張している。こんな無駄遣いは何としても止めてもらいたいものだ。