6114.2024年5月18日(土) ロス市議会、5月17日を「大谷翔平の日」に

 今国会会期中に裏金問題の原因のひとつともなった政治資金規正法改正問題が持ち上がり、各党でそれぞれ検討中だったが、裏金の本家自民党が単独で法案を提出した。いつもなら自民党と公明党の共同提案となるところだが、本件については両党間に大きな意見の相違があり、自民党は独自に自民党案を提出することになった。来週明けには、立憲民主党と国民民主党も共同で提出する予定である。日本維新の会も来週提出する方針である。

 自民党提出の法案では、議員本人への罰則を強化するため連座制を導入し、収支報告書を議員に義務づけて会計責任者が不記載などで処罰された場合は、確認不十分だったとして議員を公民権停止の対象とすることにした。

 また、中々まとまらなかったパーティー券購入者を公開する基準は、現在の20万円から10万円に引き下げる。

 更に党から議員個人に支給している政策活動費については、議員が使途をそれぞれ項目ごとに党に報告し、党が収支報告書に記載することにした。立憲と国民両党提出案では、連座制を強く求めることの他に、党からの議員への政策活動費の支給を禁止することなどが織り込まれている。

 他に議論された、両親が離婚後も父と母の双方が、子どもの親権を持つ「共同親権」の導入を認めた改正民法が可決、成立した。この共同親権という言葉はいくつかの難しい問題を孕んでいる。特に、円満離婚でなかった場合には裁判所が「単独」か、「共同」かを決める。また、子どもの養育費を一方が支払わなかった場合、裁判所が決めるなどまだ複雑な問題があり、自民党案に野党も同意したが、日本共産党とれいわ新選組は反対し、社民党は採決を棄権した。

 さて、微笑ましい話をひとつ。現地時間16日にドジャースの大谷翔平選手が、心臓など4度の手術をした13歳のアルバート・リー少年と試合前にドジャースタジアム内で会って励ました映像が球団から流された。リー少年は、大谷選手に会えるとは思ってもみず、不意に目の前に現れた大谷選手を見て興奮のあまり目と口を開けっぱなしだった。大谷からサイン入りユニフォームを贈られ、「30秒間呼吸できなかったよ」と興奮していた。その表情が何とも愛らしくSNSで伝えられたが、評判は上々のようだった。その後リー少年が大谷を相手に始球式で投げた。大谷は、球団からは夫人と夫婦で始球式を行うよう提案されたが、少年を相手にした。SNS上にも「あんなに輝いている子どもの表情は見たことがない」「涙が出て来た」「最高にすがすがしい気分」だの少年とともに、大谷選手の評判も益々上がったようだ。

 そして17日ロスアンゼルス市議会は、5月17日を「大谷翔平の日」と決定した。これは大谷選手がドジャースに在籍する限り、続けられる。その恩に応えるかのように、今日(現地17日)の対レッズ戦で、大谷選手は2点本塁打を打って勝利に貢献した。いずれにせよ大谷選手の周囲には、「幸せ」、「喜び」の雰囲気が溢れている。日本の選手がこれほどアメリカで持て囃されるのは、稀有のことであり、日本人としてつい嬉しい気持ちになる。

2024年5月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com