6109.2024年5月13日(月) 日本でもオーロラが・・・。宇宙に異変か?

 ここ数日日本国内ばかりでなく、欧米や、オーストラリア、ロシアでオーロラが見られたとメディアで大きく報道されている。太陽が一度に何か所かで爆発していくつかのフレア(炎)が生まれたことに原因があるようだ。地球上にも電波障害があったらしい。世界中で北極圏でしか見られなかった幻想的なオーロラが、世界各地で見られたということから世界的に大きな話題となった。これがオーロラのようなロマンチックな現象だけならともかく、今後電波障害の他にも地球上で自然現象による災害が発生することが懸念される。実際に今年に入ってから世界各地で自然災害が発生している。元旦の能登半島地震をはじめ、この数日、アフガニスタンの地震や洪水の他に、ブラジルでも南部リオグランデドスル州の州都ポルトアレグレ近くの湖が氾濫し、ブラジル史上最悪と言われる120人以上が亡くなる水害が起きた。二酸化炭素排出による地球温暖化現象以外にも地球を破滅させる要因が明かされて来た。そんな時に好き好んで人殺し戦争をやる愚かな政治家どもの頭はどうかしている。

 日本の政治家も私利私欲が絡んだ無責任な言動を冒していながら、彼らが解決しようとしている裏金問題でさえ未だに解決のメドが立たない。自らの頭の蠅を追えない政治家の質の低下には、世襲政治家が多いこともひとつの大きな原因だと考えている。ところが、政界では世襲政治家を減らすどころか、安易に増やそうとしているからつける薬が見つからない。

 裏金を一番多く手にして詳細を明かさず、税金もびた一文収めようとしない「裏金の権化」、二階俊博・元自民党幹事長が次期総選挙には立たず、れっきとした世襲の3男を立候補させるようだ。そして同じく衆院徳島1区には、三木武夫元首相の孫が立候補する予定である。ところが、世襲議員と言えば、これまで自民党員に限られていたが、このお孫さんを立憲民主党が公認候補として擁立するという。

 4月に行われた衆院補選島根1区で当選した亀井亜紀子議員は、父親が自民党員で元国土庁長官を務めた。長崎3区で当選した山田勝彦も父親が元農水大臣だった。ともにいわゆる二世議員である。いずれも父親は、自民党員だったが、この2人は立憲民主党員である。自民党の世襲を批判していた立憲民主党が、ここへ来て恥も外聞もなく自ら世襲議員を「造成」するとは、呆れて物も言えない。政治の世界では、なりふり構わず行動し、物事の区別や、善悪の区別がつかなくなっているのではないだろうか。こうなるといよいよ政治は真っ暗闇で期待は益々持てなくなる。情けない限りである。

 さて、でたらめな政治家集団とは別の話題だが、こんな記事が目についた。月刊「選択」2023年12月号の「情報カプセル」欄に、外務省が呼びかける国内シンクタンクの支援プロジェクトの補助金公募で、今年度は東大先端科学技術研究センターのウクライナ問題関連プロジェクトが、3年分7億5千万円をすべて受け取ることに決まり、他大学に大きな衝撃を与えたという。その記事が、当のプロジェクトを主導した池内恵・東大先端科学技術研究センター教授の心胆を寒からしめたのか、同教授が選択出版社を名誉棄損で唐突に訴えたという。しかも、同社が首を傾げているのは、事前に教授から裁判について一切の通知がなく、裁判所に「住所秘匿決定」を申し出て訴状に教授の住所記載もなく、住所不明にしている点である。

 池内家と言えば、教授の父親は、ドイツ文学で知られた池内紀、叔父は天文学者の池内了でその筋では学者一家として広く知られている。補助金を受給するのは、教授個人ではなく研究センターであるのに、教授自身あまりの怒りで興奮したのだろうか、教授が個人的に訴えたという。政治家とは別の意味で学者も世間知らずだということを晒したようなものである。学者も世間知らずの人が多いが、その意味では学者も判断力は政治家並みになったとも言える。もちろん「選択」は受けて立つと言う。どういうことになるだろうか。興味深い。その結果を知りたいものである。

2024年5月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com