2305.2013年9月4日(水) 異常気象が日本中を席捲

 今日もまた異常気象は各地に大きな災害をもたらしている。西日本では台風17号が鹿児島県に上陸し、その余波が九州、四国、そして中京地区で猛威を振るっている。名古屋市内は水浸しで、名古屋駅地下街も水の浸入を防ぐためにてんやわんやである。

 一昨日埼玉県越谷市、千葉県野田市を襲った竜巻が、今日は北関東へ北上し栃木県鹿沼市と矢板市を強い竜巻が襲い相当な被害を出している。今までは竜巻などということはあまり気にも留めなかったが、昨年筑波地方の竜巻発生以来各地で竜巻が発生するようになった。全体の被害総額は甚大である。

 異常気象の原因は、地球温暖化によるものと言われているが、確かに海水温の上昇で海水が融解し氷塊が少なくなっていることは事実である。今夜のNHKニュースで地球温暖化による意外な情報を伝えていた。大量の氷が解けて船が北極海を運航できるようになった。ナフサ原油を日本に運搬する場合、従来のスエズ運河、インド洋、マラッカ海峡経由海路を通る場合は40日がかかるのに対して、北極海ルートだとその半分の日数で運ぶことができる。他にロシアの高価な砕氷船に先導してもらうという問題もあるようだが、新しいビジネスとして注目されているようだ。

 いずれにせよ、この異常気象により新たなビジネスが生まれる素地はあるようだから、言葉は悪いが何が幸いするか分らない。これはこれで結構だが、異常気象にハラハラさせられるのは好い加減にしてもらいたいものだ。

 さて、一昨日から朝日夕刊に大きなスペースでトラック島に関する記事が写真入りで連載されている。トラックを主題にドキュメントを書いている最中なので、興味深い記事である。「南洋の記憶 チュークの戦後68年」と題する連載物で、今日は「冒険ダン吉」こと森小弁の子孫を取り上げていた。小弁の孫の正隆氏が土地を提供した慰霊碑のこと、正隆氏の息子のマニー・モリ現大統領とその妹、リンダ・モリ・ハートマンさんのことなどだが、6月に同島を訪れた時偶然にもその慰霊碑の前でリンダさんに会った。30年以上も前に何度かお会いしている父正隆氏の話をして懐かしんだ。久しぶりにノスタルジックな気持ちで記事を読んだ。

 そうしている間にアイザワ大酋長の父の実家の当主・相澤重男氏からメールをいただいた。会って資料を見せてあげたいと仰ってくれている。有難いことである。先日来何とかご当主の所在が判ったので、お会いできるようアプローチしていたところである。このところ安倍首相の後見役として東奔西走の森喜朗元首相からは、多忙を理由に取材を敬遠されているような感じだが、アイザワ大酋長のご本家から情報を得られる可能性が出てきたので、嬉しい気持ちがしている。

 ともかく良いノン・フィクション作品を書き上げて、協力していただいている人たちの期待に応えることが大切である。

2013年9月4日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com