気象異変は今日も関東地方を襲っている。今朝未明豪雨と雷の激しい音にふっと目が覚めた。聞き耳をたてていたが、あっと気がついて慌ててテレビとPCを接続しているコンセントを抜いた。7年ほど前に同じような状況のままにしておいたところテレビは無事だったが、PCが落雷で壊れてしまった。修理して使えるまでに大分無駄な時間と費用が掛かった。同じような現象が通っていたPC教室でも起きたと聞いたので、以降雷鳴が聞こえたらコンセットを抜くよう心がけている。
まあ、今日は何の被害もなかったので、ほっとしている。
しかし、それにしても竜巻の被害に遭われた人たちは、後片付けをどうするのか。自分たちの家屋や家財道具を失った経費をどうやって賄っていくのか。悲鳴の声をあげ沈痛な表情で語っている住民の声を聞いていると気の毒で堪らない。
さて、今日からG20がロシアのサンクト・ペテルスブルグで開催されるが、いち早く現地入りした安倍首相は、早速プーチン大統領、続いてアメリカのオバマ大統領と会談した。G20とは言いながら本題の世界経済より喫緊の課題は、シリア介入の国際的な政治問題であり、現在米ロの意見がアメリカの介入を巡って激しく対立している。安倍首相も両者から同調を求められたようだ。同盟国として日本の立場は難しい。アメリカへ賛意を示す国が少なく、オバマ大統領は各国へ必死の説得工作を続けている。安倍首相は確約を与えることなく、G20を終えるとその足でヴェノスアイレスで開かれているIOC総会会場へ向かい、8日に2020年東京オリンピック開催への招致演説を行う。
このところこの東京五輪開催の可能性が日一日と怪しくなってきたような雲行きである。今日の記者会見で海外記者団8人中6人から福島原発の汚染処理について厳しい質問が出され、世界中が日本の汚染処理の拙さを心配している空気が炙り出されてしまった。ここへ安倍首相が乗り込んで果たして逆風を順風に変えられるか。8日の決定が待ち遠しいような、怖いような気持ちである。